胸痛【きょうつう】
胸痛
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胸痛 | |
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別称 | Pectoralgia, stethalgia, thoracalgia, thoracodynia |
Potential location of pain from a heart attack | |
概要 | |
種類 | Cardiac, noncardiac[1] |
診療科 | Emergency medicine, internal medicine |
症状 | Discomfort in the front of the chest[2] |
診断法 | Medical history, physical exam, medical tests[3] |
鑑別 | Serious: Acute coronary syndrome (including heart attacks), pulmonary embolism, pneumothorax, pericarditis, aortic dissection, esophageal rupture[3] Common: Gastroesophageal reflux disease, muscle or skeletal pain, pneumonia, shingles[3] |
使用する医薬品 | Aspirin, nitroglycerin[4][2] |
治療 | Based on the underlying cause[2] |
予後 | Depends on the underlying cause[3] |
頻度 | ~5% of ER visits[3] |
分類および外部参照情報 |
一般的に胸部の前側にみられる[2]。胸痛を表現する場合には、鋭い、鈍い、圧迫感、重い、締め付けられるなどの表現が使われる[3]。
胸痛と同時に診られる関連症状には、肩、腕、上腹部、顎などの痛み、吐き気、発汗、息切れなどがあげられる[3][2]。これらの症状は、心臓性胸痛と非心臓性胸痛に分けられる[2][1]。心臓への血流不足によって発生する痛みは、狭心症とも呼ばれる[5]。糖尿病患者や高齢者は、症状がはっきりしないことが多い[3]。
比較的一般的で深刻な原因には、心臓発作(31%)などの急性冠症候群、肺塞栓症(2%)、気胸、心膜炎(4%)、大動脈解離(1%)、食道破裂などがあげられる[3]。その他の一般的な原因には、胃食道逆流症(30%)、筋肉または骨格の痛み (28%)、肺炎(2%)、帯状疱疹(0.5%)、不安障害などがあげられる[3][6]。胸痛の原因の特定は、病歴、身体検査、およびその他の医療検査に基づいて行われる[3]。初めての心臓発作の約 3% は心臓発作と気づかず見落とされる[2]。
胸痛の治療は、根本的な原因に基づいて行われる[2]。初期治療には、アスピリンとニトログリセリンの投薬がよく用いられる[4][2]。一般的に、治療に対する反応でその痛みが心臓性胸痛かどうかは示されない[2]。原因が不明な場合は、さらなる検査をすることが勧められる[3]。
胸痛は、救急外来に持ち込まれる疾患の約 5% を占める[3]。米国では、年間約 800 万人が胸痛を主訴として救急外来を受診する[2]。この内、約 60% の人が病院または観察室に入院する[2]。米国での胸痛による救急外来の費用は、年間 80 億米ドル以上である[6]。胸痛は、救急外来を訪れる小児の約 0.5% を占めている[7]。
出典
- ^ a b “Noncardiac chest pain: current treatment”. Gastroenterology & Hepatology 3 (4): 255–62. (April 2007). PMC 3099272. PMID 21960837 .
- ^ a b c d e f g h i j k l Tintinalli, Judith E; Stapczynski, J Stephan; Ma, O John; Yealy, Donald M; Meckler, Garth D; Cline, David (2016). Tintinalli's emergency medicine: a comprehensive study guide (Eighth ed.). New York: McGraw-Hill Education. pp. 325–331. ISBN 978-0-07-179476-3. OCLC 915775025
- ^ a b c d e f g h i j k l m Johnson, Ken (13 March 2019). “Chest pain”. StatPearls. PMID 29262011 22 June 2019閲覧。.
- ^ a b Adams, James G. (2012) (英語). Emergency Medicine E-Book: Clinical Essentials (Expert Consult - Online and Print). Elsevier Health Sciences. p. 449. ISBN 9781455733941
- ^ Alpert, Joseph S. (2005) (英語). Cardiology for the Primary Care Physician. Springer Science & Business Media. p. 47. ISBN 9781573402125
- ^ a b “Diagnostic indicators of non-cardiovascular chest pain: a systematic review and meta-analysis”. BMC Medicine 11: 239. (November 2013). doi:10.1186/1741-7015-11-239. PMC 4226211. PMID 24207111 .
- ^ “Evaluation of chest pain in the pediatric patient”. The Medical Clinics of North America 94 (2): 327–47. (March 2010). doi:10.1016/j.mcna.2010.01.004. PMID 20380959.
外部リンク
胸痛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:00 UTC 版)
自覚症状のうちで、最も高頻度かつ重要なものである。通常、前胸部あるいは胸骨後部に鋭利痛ないし鈍痛を認める。この疼痛の特徴は呼吸、咳嗽、側臥位で増強し、頸部や肩に放散することである。このため、時に虚血性心疾患における疼痛や胸膜痛との鑑別が困難となる。吸気や仰臥位で増強し、座位や前屈位にて軽減することが多く、このため浅い呼吸となり呼吸困難を自覚する。
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