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胸痛とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 疾患 > > 胸痛の意味・解説 

きょう‐つう【胸痛】

読み方:きょうつう

胸部の痛み


胸痛【きょうつう】

胸部の痛み。「締めつけられるような」「押されるような」「息がつまるような」「刺されるような」と表現されます。主に肺や心臓の病気による症状で、危険な状態のこともあるので、速やかに原因診断してもらう必要があります

胸痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 07:19 UTC 版)

胸痛
別称 Pectoralgia, stethalgia, thoracalgia, thoracodynia
Potential location of pain from a heart attack
概要
種類 Cardiac, noncardiac[1]
診療科 Emergency medicine, internal medicine
症状 Discomfort in the front of the chest[2]
診断法 Medical history, physical exam, medical tests[3]
鑑別 Serious: Acute coronary syndrome (including heart attacks), pulmonary embolism, pneumothorax, pericarditis, aortic dissection, esophageal rupture[3]
Common: Gastroesophageal reflux disease, muscle or skeletal pain, pneumonia, shingles[3]
使用する医薬品 Aspirin, nitroglycerin[4][2]
治療 Based on the underlying cause[2]
予後 Depends on the underlying cause[3]
頻度 ~5% of ER visits[3]
分類および外部参照情報

胸痛(きょうつう)とは、胸部痛みや不快感などである。

一般的に胸部の前側にみられる[2]。胸痛を表現する場合には、鋭い、鈍い、圧迫感、重い、締め付けられるなどの表現が使われる[3]

胸痛と同時に診られる関連症状には、肩、腕、上腹部、顎などの痛み、吐き気、発汗、息切れなどがあげられる[3][2]。これらの症状は、心臓性胸痛と非心臓性胸痛に分けられる[2][1]。心臓への血流不足によって発生する痛みは、狭心症とも呼ばれる[5]糖尿病患者や高齢者は、症状がはっきりしないことが多い[3]

比較的一般的で深刻な原因には、心臓発作(31%)などの急性冠症候群肺塞栓症(2%)、気胸心膜炎(4%)、大動脈解離(1%)、食道破裂などがあげられる[3]。その他の一般的な原因には、胃食道逆流症(30%)、筋肉または骨格の痛み (28%)、肺炎(2%)、帯状疱疹(0.5%)、不安障害などがあげられる[3][6]。胸痛の原因の特定は、病歴、身体検査、およびその他の医療検査に基づいて行われる[3]。初めての心臓発作の約 3% は心臓発作と気づかず見落とされる[2]

胸痛の治療は、根本的な原因に基づいて行われる[2]。初期治療には、アスピリンニトログリセリンの投薬がよく用いられる[4][2]。一般的に、治療に対する反応でその痛みが心臓性胸痛かどうかは示されない[2]。原因が不明な場合は、さらなる検査をすることが勧められる[3]

胸痛は、救急外来に持ち込まれる疾患の約 5% を占める[3]。米国では、年間約 800 万人が胸痛を主訴として救急外来を受診する[2]。この内、約 60% の人が病院または観察室に入院する[2]。米国での胸痛による救急外来の費用は、年間 80 億米ドル以上である[6]。胸痛は、救急外来を訪れる小児の約 0.5% を占めている[7]

出典

  1. ^ a b “Noncardiac chest pain: current treatment”. Gastroenterology & Hepatology 3 (4): 255–62. (April 2007). PMC 3099272. PMID 21960837. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3099272/. 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l Tintinalli, Judith E; Stapczynski, J Stephan; Ma, O John; Yealy, Donald M; Meckler, Garth D; Cline, David (2016). Tintinalli's emergency medicine: a comprehensive study guide (Eighth ed.). New York: McGraw-Hill Education. pp. 325–331. ISBN 978-0-07-179476-3. OCLC 915775025. https://books.google.com/books?id=FNKLCgAAQBAJ 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m Johnson, Ken (13 March 2019). “Chest pain”. StatPearls. PMID 29262011. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470557/ 22 June 2019閲覧。. 
  4. ^ a b Adams, James G. (2012) (英語). Emergency Medicine E-Book: Clinical Essentials (Expert Consult - Online and Print). Elsevier Health Sciences. p. 449. ISBN 9781455733941. https://books.google.com/books?id=rpoH-KYE93IC&pg=PA449 
  5. ^ Alpert, Joseph S. (2005) (英語). Cardiology for the Primary Care Physician. Springer Science & Business Media. p. 47. ISBN 9781573402125. https://books.google.com/books?id=YcrqZE0OCE8C&pg=PA47 
  6. ^ a b “Diagnostic indicators of non-cardiovascular chest pain: a systematic review and meta-analysis”. BMC Medicine 11: 239. (November 2013). doi:10.1186/1741-7015-11-239. PMC 4226211. PMID 24207111. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4226211/. 
  7. ^ “Evaluation of chest pain in the pediatric patient”. The Medical Clinics of North America 94 (2): 327–47. (March 2010). doi:10.1016/j.mcna.2010.01.004. PMID 20380959. 

外部リンク



胸痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:00 UTC 版)

心膜炎」の記事における「胸痛」の解説

自覚症状のうちで、最も高頻度かつ重要なのである通常、前胸部あるいは胸骨後部鋭利痛ないし鈍痛認める。この疼痛特徴呼吸咳嗽側臥位増強し頸部や肩に放散することである。このため時に虚血性心疾患における疼痛胸膜痛との鑑別が困難となる。吸気仰臥位増強し座位前屈位にて軽減することが多くこのため浅い呼吸となり呼吸困難自覚する

※この「胸痛」の解説は、「心膜炎」の解説の一部です。
「胸痛」を含む「心膜炎」の記事については、「心膜炎」の概要を参照ください。

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胸痛

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 00:40 UTC 版)

名詞

  (きょうつう)

  1. 胸が痛むこと。臓器痛み筋肉骨の痛み精神疾患起因する痛みなどがある。

「胸痛」の例文・使い方・用例・文例

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