鉄十字の鷲と虎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:02 UTC 版)
「戦場ロマン・シリーズ」の記事における「鉄十字の鷲と虎」の解説
独ソ戦末期、被弾して不時着したメッサーシュミット Bf109の若いパイロットは、赤軍を待ち伏せていたIII号突撃砲を駆る老いた戦車兵と出会う。若いパイロットは戦車兵に自軍部隊まで送ってもらえないかと頼むが、老戦車兵はBf109から分けてもらった分しかガソリンが無いことと、歩兵は100キロメートルくらい1日で歩くことを理由に拒む。話をしてみると、老戦車兵の家族はベルリンの爆撃で亡くなっていた。絶対防衛線を誇っていた空軍ではなかったのか? との老戦車兵の問いに若者は返す言葉も無かった。そして、翼を失った若者と家族を失った老人は、互いの名も知らぬまま最期の戦いに挑む。最期の戦闘直前に老戦車兵は若者を殴って気絶させ、生きろと戦車から突き落とす。それから数十年。再建された西ドイツ空軍の将官にまで上り詰めたパイロットの若者はジェット戦闘機のコクピットから老戦車兵に思いを馳せるのだった。
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