G8グローバル・パートナーシップ(G8 Global Partnership:G8GP)
G8は、2002年のカナナスキス・サミットにおいて、大量破壊兵器(核、化学、生物の各兵器)及びその関連物資等の拡散防止を主たる目的として、「大量破壊兵器及び物質の拡散に対するG 8グローバル・パートナーシップ」を発表した。これは、まずロシアを対象に、不拡散、軍縮、テロ対策及び環境を含む原子力安全に関連するプロジェクトを協力して実施することを内容とするもの(優先分野は、退役原子力潜水艦の解体、化学兵器の廃棄、核分裂性物質の処分、兵器の研究に従事していた科学者の雇用の4つ)。G8は、本構想の下で協力事業の円滑な実施を図るために、事業の実施に関する「指針」を策定すると共に、今後10年間にわたって200億米ドルを上限に資金協力を行うことを努力目標として掲げた。日本は、本パートナーシップの中で、当面、退役原潜解体事業のために1億ドル余りをあてている。
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