GADM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 01:02 UTC 版)
ドイツのレベル1の行政区画(GADMデータに基づく) | |
作者 | Robert J. Hijmans |
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初版 | 2009年 |
最新版 | 3.6 / 2018年5月6日[1] |
プログラミング 言語 | シェープファイル |
サポート状況 | Active |
種別 | 地理情報システム データ可視化(en) |
ライセンス | 非商用のみ(商用は要許諾) |
公式サイト | gadm |
GADM(英語: Database of Global Administrative Areas)、対訳グローバル行政区画データベース(グローバルぎょうせいくかくデータベース)とは、国の行政区域の高解像度データベースである。目標は「すべての国、すべてのレベル、任意の期間」を対象とすることに置く[2]。
このデータベースはいくつかのエクスポート形式を用意し、たとえば最も一般的なGISアプリケーションで使用するシェープファイルもそのひとつである[3]。データ分析言語Rに対応するファイルも用意されている。
これらのファイルを使ったデータ分析に加え、地図その他の記述データプロットが容易に作成でき、アフリカの森林破壊[4]あるいはスイスのカントン単位の言語話者分布図[5]の先例がある。
GADMは公開データベースでありながら、他の無料データベースよりも空間分解能が高く[6]、ArcGISなど商用ソフトウェアより優れている[7]。
GADMの商用利用は無償ではない。多くの国の空間データを作成してきたGADMプロジェクトでは、各国政府やNGOが提供する空間データベースならびに/またはインターネットで入手できる地名や地図の一覧を採用する(ウィキペディアを含む)。
出典
- ^ “GADM data”. Gadm.org. 2018年5月18日閲覧。
- ^ “公式サイト”. gadm.org. GADM. 2020年11月11日閲覧。
- ^ “グローバル行政区画:海洋生物の分布調査と視覚化(Global Administrative Areas — Census of Marine Life Maps and Visualization)” (英語). comlmaps.org. 2020年11月11日閲覧。
- ^ ecodiv.earth (2010年2月27日). “アフリカに見る森林破壊を R で描画(chloropleth map of deforestation in Africa)” (英語). Ecostudies. 2020年11月11日閲覧。
- ^ “スイスのカントン単位の言語分布図を R で描画(Swiss canton languages : Geographic maps in R)” (英語). Revolutions. 2020年11月11日閲覧。
- ^ Pawlowicz, Leszek. “無料のベクター描画、国境線や行政区画などの実現へ(Free Vector Country Borders, Administrative Boundaries, And Soon More)” (英語). Free Geography Tools. 2020年11月11日閲覧。
- ^ “木曜データ:GADM によるグローバル行政区画データベースとは(Thursday Data: GADM Database of Global Administrative Areas)” (英語). ライス大学フォンドレン図書館所管GIS情報(GIS Information from Fondren Library, Rice University). ケリーセンター・ブログ. ライス大学ケリーセンター(Kelley Center, Fondren Library) (2009年12月10日). 2020年11月11日閲覧。
関連項目
- Natural Earth(英語)
関連文献
- 矢野環「フリーソフトによるデータ解析・マイニング(第124回)再現可能動的レポート(2)googleVis、GADM、RgoogleMaps」『Estrela』、Estrela編集委員会(編)、東京 : 統計情報研究開発センター、2013年11月、第236号、48-53頁、国立国会図書館書誌ID:024991607、ISSN 1343-5647。
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