Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

Mopsとは? わかりやすく解説

MOPS

分子式C7H15NO4S
その他の名称MOPS、4-Morpholinepropane-1-sulfonic acid、3-(4-Morpholinyl)-1-propanesulfonic acid、3-Morpholino-1-propanesulfonic acid、3-Morpholinopropane-1-sulfonic acid、3-(Morpholino)propane-1-sulfonic acid
体系名:3-モルホリノプロパン-1-スルホン酸、3-モルホリノ-1-プロパンスルホン酸、4-モルホリンプロパン-1-スルホン酸、3-(4-モルホリニル)-1-プロパンスルホン酸、3-(モルホリノ)プロパン-1-スルホン酸


MOPS

Name MOPS1)
Molecular Weight 209.2633 g/mol
Molecular Formula C7H15NO4S
XLogP -1.2
pKa(25ºC) 7.17
MOPS

CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported


Mops

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 20:19 UTC 版)

Mops (Mike's object oriented programming system、モップス) とは、 Forth 言語をベースにした、Macintosh向けのオブジェクト指向開発環境。

概要

1988年オーストラリアのプログラマであるマイケル・ホーア (Michael Hore) によって開発された。最初の核部分がアセンブラで構築されたことをのぞけば、Mops は当初からそれ自身の上で開発・改良されてきた。2016年現在も、リソース類以外は全て Mops 自身で開発されている。フリーウェアであり、ソースコードも公開されている。

Mops は、 Forth 言語に基づく比較的サイズが小さい核部分を、追加的ワード定義によって拡張することで生成されている。初期の Forth は間接スレッディング方式によるインタープリタによって実装されていたが、 Mops の核となるForth環境はサブルーチンスレッディングであり、最適化された機械語を生成するコンパイラを備えている。したがって Mops プログラムは機械語にコンパイルされた上で実行される。そのためプログラムの動作は高速である。他方で、インタープリタ方式の特徴である、コード断片を実行して動作を確認できるという機能を残しているため、迅速にソフトウェアを作る上でも有利である。

Mops ではロードされたプログラムを実行可能ファイルとして書き出すことができる。これによって、単独で実行可能なアプリケーションを作ることもできる。Mops では、この過程はインストールと呼ばれている。

2016年現在、68k ネイティブで Macintosh Toolbox を利用する Mops 4.04 、 PowerPC ネイティブで Carbon ライブラリを利用する PEF 32 ビットおよび Mach-O 32/64 ビットの PowerMops 6.2 、X86-64 ネイティブで Cocoa フレームワークを利用する iMops 2.x の三種類のバージョンが配布されている。

PowerMops まではホーアが開発してきたが、 iMops からは、長らく Mops のヘビーユーザーであり、かつドキュメントの日本語訳やバグ報告などを通して接点を得ている Nao Sakurada によって開発が継続されている。

Mops のコード

Mops は Forth をベースにしているため、コードの基本単位は「ワード」と呼ばれ、ワードは「ディクショナリ」に格納される。また、「データスタック」を利用しているため、引数とそれを受け取るワードの関係では逆ポーランド記法により記述する。オブジェクト指向言語ではあるが、手続き型言語としても記述できる。オブジェクトシステムはSmalltalkと同じくメッセージングに基づく。

コードにはアセンブリコードを埋め込むこともでき(インラインアセンブラ)、高度なプログラムを記述できる。 ただし、Mops内蔵のアセンブラでは、アセンブリコードも逆ポーランド記法で記述するようになっている。つまり、オペランド(高級言語でいう引数)が前、オペコード(命令そのもの)が後ろにくる。これは、内蔵アセンブラもまた、Mopsでプログラムされ、Mops上で動作するプログラムだからでもある。

関連項目

外部リンク


MOPS (緩衝剤)

(Mops から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 08:20 UTC 版)

MOPS (緩衝剤)
識別情報
CAS登録番号 1132-61-2 
PubChem 708072723950
ChemSpider 63972 
特性
化学式 C7H15NO4S
モル質量 209.26 g mol−1
危険性
安全データシート(外部リンク) [1]
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

MOPS3-モルホリノプロパンスルホン酸、英:3-(N-morpholino)propanesulfonic acid)は、緩衝剤として利用される有機化合物の一つ。モルホリン基を持つ。グッドバッファーの一つに数えられるMESの、エタンスルホン酸部分がプロパンスルホン酸に置換した構造を持つ[1]生化学分野で広く用いられる。

利用

20℃においてのpKaは7.20であり、溶液はpH 6.5~7.9および0.02~1 Mの範囲で緩衝液として機能する[2]

MOPSはポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)のバッファーとして推奨されている[3]

哺乳類細胞株の培養に20 mM以上のMOPSは適していない[4]

MOPS溶液にグルコースを溶かした状態でのオートクレーブは推奨されない[5]

References

  1. ^ Good, Norman E.; Winget, G. Douglas; Winter, Wilhelmina; Connolly, Thomas N.; Izawa, Seikichi; Singh, Raizada M. M. (1966). “Hydrogen Ion Buffers for Biological Research”. Biochemistry 5 (2): 467–477. doi:10.1021/bi00866a011. PMID 5942950. 
  2. ^ Downs, Stephen M.; Mastropolo, Ann M. (1997). “Culture conditions affect meiotic regulation in cumulus cell-enclosed mouse oocytes”. Molecular Reproduction and Development 46 (4): 551-566. doi:10.1002/(SICI)1098-2795(199704)46:4<551::AID-MRD13>3.0.CO;2-Z. PMID 9094102. 
  3. ^ Thomas, J; Hodes, ME (1981). “A new discontinuous buffer system for the electrophoresis of cationic proteins at near-neutral pH”. Analytical Biochemistry 118 (1): 194-6. doi:10.1016/0003-2697(81)90178-0. PMID 6278979. 
  4. ^ Thomas, J; Hodes, ME (1981). “A new discontinuous buffer system for the electrophoresis of cationic proteins at near-neutral pH”. Analytical Biochemistry 118 (1): 194–6. doi:10.1016/0003-2697(81)90178-0. PMID 6278979. 
  5. ^ The Merck Index, 12th ed., Entry# 6346. 1996

関連項目


MOPs

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 22:55 UTC 版)

3DCGソフトウェア」の記事における「MOPs」の解説

Houdini用のモーショングラフィクス向けツールキットオープンソース

※この「MOPs」の解説は、「3DCGソフトウェア」の解説の一部です。
「MOPs」を含む「3DCGソフトウェア」の記事については、「3DCGソフトウェア」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「Mops」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Mops」の関連用語

Mopsのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Mopsのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMops (改訂履歴)、MOPS (緩衝剤) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの3DCGソフトウェア (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS