テフ
【英】TeX
テフとは、活版印刷の技法をコンピューター上で実現するページレイアウトソフト(いわゆる「組版ソフト」)で、Donald E. Knuthスタンフォード大学教授(当時)によって開発されたソフトウェアのことである。
テフの最大の特徴は、商用印刷に用いても見劣りしない高度な組版をコンピュータ上で作成できることである。他には、フリーソフトウェアとして無償で公開されていること、行き届いた標準化によりUNIXを始めWindowsやMacintoshなどの様々なプラットフォームでも全く同様の出力が得られること、あるいは、特に数式についての表現力に優れ、大学など学術機関での利用にも堪えることなどが挙げられる。
テフの「版組み」方式には、マークアップ言語と同様に、文書の中に埋め込まれた組版情報を処理過程において印刷の形式へと変換される方式が採用されている。テフの機能強化版としてLaTeX(ラテックス)やAMS-TeXなどが登場しており、日本語版としてはアスキー社の開発した「pTex」(アスキー日本語TeX)などがある。
ちなみに、テフは「TeX」と表記される(テックスと発音される場合も多い)が、その正確な表記はすべて大文字の「TEX」で、字間を詰めて「E」をやや下げて表記される。しかしそのような表記は通常、容易ではないので、「TeX」と小文字を併用して代替することが慣わしとなっている。
参照リンク
TUG(TeX Users Group)
日本語TeX情報
TeX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 15:26 UTC 版)
TeX(テフまたはテック[2]、読みについては#名称についてで詳述する)は、ドナルド・クヌース (Donald E. Knuth) が開発[3]し、広く有志による拡張などが続けられている組版処理システムである。
- 1 TeXとは
- 2 TeXの概要
TEX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/30 16:57 UTC 版)
TeX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 01:17 UTC 版)
詳細は「TeX」を参照 出版におけるもう1つの主要な標準はTeXである。TeXはドナルド・クヌースが開発し、1970年代から1980年代にかけて継続的に改良した。TeXは数学書を業務品質で組むためのテキストやフォントに関する綿密なレイアウト機能を目標としている。この目標のため、クヌースはかなりの時間を組版技術の調査に費やした。主に学術分野で使われ、理数系の出版物・論文などの多くではデファクトスタンダードとなっている。TeXのマクロパッケージであるLaTeXはTeX上で意味マークアップシステムを構築しており、広く用いられている。
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「Tex」の例文・使い方・用例・文例
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