cavity
「cavity」とは・「cavity」の意味
「cavity」とは、主に自然界や人体に存在する空洞やくぼみを指す英単語である。歯科医療においては、虫歯によって歯にできた穴を指すことが多い。覚え方としては、「cave(洞窟)」と同じ語源であることから、「洞窟」を連想することが効果的である。複数形は「cavities」となる。「cavity」の発音・読み方
「cavity」の発音は、アメリカ英語では「/kˈævəṭi/」、イギリス英語では「/ˈkævʌti/」となる。日本語では「キャビティ」と読むことが一般的である。「cavity」の語源・由来
「cavity」の語源は、ラテン語の「cavus」(空洞)に由来する。これが中世フランス語において「cavité」に変化し、さらに中英語を経て現代英語の「cavity」になった。「cavity」の類語
「cavity」の類語には、「hole」(穴)、「hollow」(くぼみ)、「void」(空虚)などがある。ただし、これらの単語は意味やニュアンスが異なるため、文脈に応じて適切な単語を選ぶことが重要である。「cavity」を含む用語・関連する用語
「oral cavity」とは
「oral cavity」とは、口腔(こうこう)という意味で、口の中の空間を指す。唾液腺や歯、舌などが含まれる。「body cavity」とは
「body cavity」とは、体腔(たいこう)という意味で、動物の体内に存在する空間を指す。胸腔や腹腔などがこれに該当する。「abdominal cavity」とは
「abdominal cavity」とは、腹腔(ふくこう)という意味で、腹部にある内臓を包む空間を指す。消化器官や生殖器官などが含まれる。「cavity」の使い方・例文
1. The dentist found a cavity in my tooth.(歯医者が私の歯に虫歯の穴を見つけた。)2. The cave had a large cavity filled with water.(洞窟には水が満たされた大きな空洞があった。)
3. The oral cavity is an important part of the digestive system.(口腔は消化器系の重要な部分である。)
4. The abdominal cavity contains many vital organs.(腹腔には多くの重要な臓器が含まれている。)
5. The body cavity of a fish is used for storing food.(魚の体腔は食物を貯めるために使われる。)
6. The chest cavity is protected by the ribcage.(胸腔は肋骨によって保護されている。)
7. The cavity in the tree trunk provided shelter for the birds.(木の幹の空洞が鳥たちの避難所となった。)
8. The nasal cavity plays a role in filtering the air we breathe.(鼻腔は、私たちが吸う空気をろ過する役割を果たす。)
9. The pleural cavity surrounds the lungs.(胸膜腔は肺を取り囲んでいる。)
10. The cavity wall insulation helps to keep the house warm.(キャビティウォール断熱材は家を暖かく保つのに役立つ。)
窩洞
(cavity から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:32 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動窩洞(かどう、Cavity)とは、歯の硬組織病巣部(例:齲蝕)の除去などの欠損を修復する為に、歯にある一定の条件に従って形成した洞を指す。
歯学の臨床、特に保存修復学の専門領域であり、医療行為の為、窩洞形成は歯科医師にしかできない行為である。
G. V. Blackの分類
- 修復窩洞の基本形態として、1895年にブラックによって示された予防拡大に基いた分類が良く知られており、世界中の臨床現場に応用されてきた。
しかし、今日では接着性修復が一般的となり、レジン系接着剤が無かった時代のこの原則は過去のものとなりつつある。 - Blackの分類にふくまれないもの
- VI級窩洞(Davis):臼歯咬合面や前歯切縁部に限局し、広く生じた欠損の為の窩洞。
窩洞各部の名称
窩洞は、窩壁、窩縁、隅角の3要素から構成されている。
窩洞形態の5条件
- 適切な窩洞外形
- 齲蝕の大きさ、遊離エナメル質の除去範囲などにより窩洞外形を決める。尚、咬頭隆線は齲蝕に罹り難いので保存する。
- 十分な保持形態
- 保持形態の原則は、(1)安定効力(転覆、すべり防止)、(2)拘止効力(抜け落ち防止)、(3)把持効力(相対する2側壁による把持)の3つである。
- 十分な抵抗形態
- 基本形は箱形である。
- 必要な便宜形態
- 便宜形態は、基本的に外開きで、アンダーカットがなく、摩擦、合着時の抵抗の軽減などが求められる。
- 正しい窩縁形態
- 窩縁形態として、ストレートベベルとラウンドベベルのふたつのベベルに分けられるが、両方の主目的はエナメル質窩縁の保護である。
窩洞形成後の歯髄変化
窩洞形成時の注意点
- 窩洞形成には、歯科用器具を用いるが、その際に器具と歯との間に起こる発熱の防止に努める。対策としては、高速軽圧、注水冷却、鋭利な切削器具の使用、間歇的切削などである。但し、象牙質齲蝕の除去には低速で断続的に切削する必要があるので注意。
関連項目
- 齲蝕 / エナメル質齲蝕 / 象牙質齲蝕 / 慢性齲蝕 / 急性齲蝕
- 歯 / 歯周組織 / 歯髄 / 口腔
- 歯学 / 保存修復学 / 歯内療法学 / 口腔内科学 / 歯科理工学 / 口腔解剖学 / 口腔細菌学
- アマルガム修復法 / 非接着性レジン修復法 / コンポジットレジン修復法 / グラスアイオノマーセメント修復法 / メタルインレー修復法 / ラミネートベニア修復法 / 直接金修復法
- 歯科医師 / 歯科保存専門医 / 感染症専門医
外部リンク
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