シー‐シー‐ディー【CCD】
読み方:しーしーでぃー
《charge-coupled device》電荷結合素子。光の明暗を電流の強弱に変換する半導体素子。1平方センチのシリコン板上に20万個以上つけて、画像を電気信号に変える。小型ビデオカメラ・スチールカメラなどに利用。
でんかけつごう‐そし〔デンカケツガフ‐〕【電荷結合素子】
CCD(Charge Coupled Device)
レンズから入ってくる光を電気信号に変換する撮像素子のこと。銀塩写真に例えるとフィルムに相当するもので、光を電荷に変えていったん蓄積し、画素単位で転送して電気信号を出力する。解像度は画素数で決まる。
(執筆:オーディオビジュアル評論家 藤原陽祐)
※この情報は「1999~2002年」に執筆されたものです。
CCD
電荷結合素子
シーシーディー
【英】:charge-coupled device
電子線やX線の2次元のデジタル強度記録媒体として利用される高感度の光電変換用の半導体素子。光を照射して半導体表面の空乏領域(ポテンシャル井戸)に電荷を蓄積し、表面を通して隣接する井戸にこの電荷を伝達し、電気信号として外部に取り出す。電子線の検出には、蛍光材料、YAG結晶等によって電子の強度を光に変換してからCCDに露光する。CCDには暗電流があるので、それを抑えるために冷却して使用する(ペルチェ冷却で-30℃)。空間分解能(画素サイズ)14ミクロン(光用には7ミクロンもある)で〜3cm平方のCCD(2Kx2K)が一般的。イメージングプレートに比べると、ダイナミックレンジは4桁、階調は16ビットと小さいが、オンラインで利用できることがイメージングプレートにない最大の利点である。高分解能像取得のためのスロースキャンCCDカメラやWDSの分光用の検出器に用いられる。さらに大きな面積のCCD(4Kx4K)の使用へと移行しつつある。
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