熊本電鉄の踏切で衝突事故、4日に続き6日も発生…警報機と遮断機のない「第4種」

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 熊本市北区清水亀井町の「亀井八景水谷間2号踏切」で6日、軽乗用車と電車が衝突する事故があった。現場は警報機と遮断機のない第4種踏切で4日にも同様の事故が起きており、いずれもけが人はいなかった。管理する熊本電鉄は今後、一時停止を呼びかけるシールを貼る。

車の進行方向から見た事故現場の踏切
車の進行方向から見た事故現場の踏切

 6日午後1時頃、御代志発藤崎宮前行きの電車(2両編成)と軽乗用車が衝突した。熊本北合志署の発表では、電車の乗員乗客、車の運転手と同乗者にけがはなかった。軽乗用車は踏切を横断し、線路沿いの県道に合流しようとしていたという。4日午前8時15分頃にも同様の事故があり、乗員乗客や運転手の計17人にけがはなかった。

 熊本電鉄によると、第4種踏切は計17か所。優先順位をつけて警報機や遮断機を設置しているが、近隣住民の中には音を気にして設置を望まないケースもあるという。

 同社は事故現場の踏切周辺でミラーや注意喚起の看板を設置して事故防止を図っていたが、さらに注意喚起のシールを貼ることにしている。近くの自動車整備業の男性は「踏切を渡って県道に入ろうとした場合、手前に建物があって安全確認が難しく、事故は珍しくない。遮断機をつけると渋滞が起きてしまう」と話していた。

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