「ジャーナリズム全体に大損失」「日本の報道機関を体現」…米欧メディア、渡辺恒雄氏の功績たたえる

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 海外メディアの幹部からは引き続き、渡辺恒雄氏の功績をたたえるメッセージなどが寄せられた。

「大局を見通せたリーダー」「愛国者失った」…渡辺恒雄氏追悼の声、海外からも相次ぐ

 米紙ワシントン・ポストのカール・ウェルズCGO(最高成長責任者)は「渡辺氏の死去は読売新聞のみならず、ジャーナリズム全体にとって大きな損失だ」と哀悼の意を示し、「その功績は世代を超えて語り継がれるだろう」と強調した。

特約関係を締結したザ・タイムズのロバート・トムソン主筆(右)と握手を交わす渡辺恒雄主筆(2004年3月25日)
特約関係を締結したザ・タイムズのロバート・トムソン主筆(右)と握手を交わす渡辺恒雄主筆(2004年3月25日)

 英有力紙ザ・タイムズのジョン・ウィズロー会長は「渡辺氏は日本のみならず、世界のメディア界において非常に重要な人物だった」とのコメントを出した。読売新聞との提携にも触れ、「20年前、渡辺氏の指揮の下、タイムズと読売新聞は世界有数の新聞社同士による協力関係に乗り出した。それは今日まで、彼の広く永続的な影響力の証しとして続いている」とその指導力をたたえた。

 AFP通信のファブリス・フリース会長兼最高経営責任者(CEO)は、「渡辺氏は、1994年の読売新聞発行部数1000万部達成に示される通り、世界的に唯一無二の力を持つ日本の報道機関を体現していた」と指摘し、渡辺氏の実績を称賛した。

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