アゼルバイジャン大統領、墜落機は「ロシアに誤って撃ち落とされた」…バードストライクは「ばかげた説明」
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ロイター通信によると、アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は29日の国営テレビで、カザフスタン西部アクタウ付近で25日に墜落したアゼルバイジャン航空の旅客機がロシアによって「誤って撃ち落とされた」と述べた。露南部チェチェン共和国グローズヌイに向かう途中、電波妨害を受け、地上からの攻撃で墜落したとも語った。
アリエフ氏は、露側が墜落原因を航空機に鳥が衝突する「バードストライク」などとしていたことには「残念なことに、(ロシアは当初)ばかげた説明をしていた」と不快感を表明。撃墜の責任を認めるよう露側に求めた。
アゼルバイジャンの通信社APAなどは、旅客機はグローズヌイの北西約18キロ・メートル、高度約2400メートルを飛行中に攻撃を受けたと報じている。
旅客機墜落に関し、露大統領府は28日、プーチン大統領がアリエフ氏との電話会談で露領空内で「悲劇的な出来事」が起きたとして謝罪したと発表したが、墜落原因への言及はなかった。露連邦捜査委員会が刑事事件として捜査している。