国家守るために闘うことは常識だ 朝日新聞が憎悪する教育勅語の〝本質〟とは 子孫が亡国の民に…侵略者排撃は誤りではない
広島市の新人研修の中で、教育勅語の一部が使われている。この事実を朝日新聞は憎悪している。社説で「研修に教育勅語 広島市長は認識改めよ」(2023年12月20日)と批判する。
教育勅語の一部分の利用は、広島市の松井一実(かずみ)市長の判断によるものだという。松井市長は「教育勅語を再評価すべきとは考えていないが、評価してもよい部分があったという事実を知っておくことは大切。今後も使用を続ける」と述べているとのことだ。
冷静に分析してみて、「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ」などという箇所を否定するのは異常である。仮にこれを否定するのならば、両親に反逆し、兄弟で憎み合い、夫婦で憎悪し合い、友達を裏切り合う人間関係が正当ということになる。
教育勅語の一部を評価するというのは、端的に言って、常識を重んずると言っていることと変わらない。
だが、朝日新聞が本当に主張したいのは、そこにない。こうした常識を説いている部分は教育勅語の本質ではないと彼らは考えている。だからこそ、松井市長が教育勅語の一部を研修に利用していることを「教育勅語の本質から目をそらす、危うい考えと言うほかない」と説くわけである。