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馬券が当たったときの税金はどうなる?税金の計算方法や申告方法を詳しく解説!

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馬券が当たったときの税金はどうなる?税金の計算方法や申告方法を詳しく解説!

馬券が当たったものの、税金の支払いをどうすれば良いかわからないという方は多いのではないでしょうか。

馬券で一定額以上の利益を得た場合、確定申告を行い所得税を納める義務があります。未申告や納税の遅延が発覚すると、追徴課税のペナルティが科される可能性があるため注意が必要です。

この記事では、馬券での税金の支払いが発生する基準や、税金の計算方法について解説しています。確定申告をする方法についても詳しく説明しているため、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 馬券が当たったときの税金の支払いはいくらから必要?
  2. 馬券が当たって得た利益の区分はどうなる?
    1. 馬券が当たった時の払い戻し金は基本的には「一時所得」
    2. 営利目的・継続的行為の場合は「雑所得」になる
  3. 馬券が当たって出た利益を確定申告する際の計算方法
  4. 馬券が当たったのに確定申告していないことがバレる理由
    1. 馬券をPATで購入しているとき
    2. 口座に高額入金があったとき
    3. SNSに当たったことを書いたとき
  5. 馬券が当たって得た収益を申告しないとどうなる?
  6. はずれた馬券は経費申告できる?
    1. 一時所得
    2. 雑所得
  7. 競馬以外の公営ギャンブルは税金を支払う必要はある?
  8. 馬券で得た利益を確定申告する方法
    1. ①確定申告の対象者かどうか確認する
      1. 給与所得者の場合
      2. 個人事業主の場合
    2. ②青色申告と白色申告のどちらなのかを決める
    3. ③作成方法を選ぶ
      1. 確定申告書コーナーで作成する
      2. 確定申告ソフトで作成する
      3. 手書きで作成する
      4. 税理士などに依頼する
    4. ④申告書類を作成する
      1. 作成が必要な書類
      2. 用意するもの
    5. ⑤確定申告書を税務署に提出する
      1. 電子申告する
      2. 税務署へ直接持参する
      3. 郵送する
      4. 税務署の時間外収集箱へ投函する
  9. 馬券の税金に関するよくある質問
    1. 馬券の税金がバレない方法はありますか?
    2. 馬券の税金はいつ払うのですか?
  10. まとめ

馬券が当たったときの税金の支払いはいくらから必要?

競馬で馬券が当たった場合、当選額によって所得税の支払い義務が生じます。

ただし、重要なのは、当選額ではなく利益に応じて税金が課せられるということです。この利益が「一時所得」と「雑所得」のどちらに分類されるかによって、確定申告の方法や税金の計算方法が異なります。

競馬の払い戻し金に納税義務が発生する基準は、一時所得は年間50万円、雑所得は年間20万円を超える利益があった場合です。

会社員などの給与所得者は、給与以外の合計所得が20万円以下であれば原則として確定申告は不要とされています。そのため、他の所得と合わせて90万円を超えなければ税金を支払う必要はありません。

馬券が当たって得た利益の区分はどうなる?

馬券が当たった際の利益は「一般所得」または「雑所得」のどちらかに区分されます。区分によって申告の有無や税金の計算方法が異なるため、自分がどちらに該当するかを理解しておくことはとても大切です。

近年、競馬の払い戻し金の無申告の増加していることを受け、国は課税強化にも取り組んでいます。申告漏れが発覚すると、加算税や延滞税が課されるリスクが高まるため、区分に沿って正しく税金を納めることが重要です。

ここからは、馬券が当たった際の利益区分について詳しく解説します。

馬券が当たった時の払い戻し金は基本的には「一時所得」

一時所得とは、営利目的以外の理由で一時的に得たお金のことです。競馬の利益が偶発的なものであり、営利目的で行われているケースが少ないため、ほとんどの場合はこの一時所得に分類されます。

一時所得には50万円の特別控除が適用されるため、それを超えた部分が課税対象となります。たとえ当選額に対し利益が少なかった場合でも、50万円を超えたら税金を支払う義務が生じるため、正しく申告することが大切です。

営利目的・継続的行為の場合は「雑所得」になる

営利目的や継続的な購入の場合は、雑所得に分類されます。雑所得に該当するかどうかは、馬券の購入期間や回数、頻度などによって決まります。一般的に、継続的に購入している場合は事業的な収入があるとみなされ、雑所得に分類されることが多いです。

雑所得の場合、年間20万円を超える利益があれば税金の支払い義務が生じます。しかし、雑所得は一時所得とは異なり、経費を差し引くことが可能です。経費として認められる範囲も広いため、税金をある程度軽減できます。

馬券が当たって出た利益を確定申告する際の計算方法

馬券の利益を確定申告する際の計算方法は、年収や事業所得によって異なります。また、一般所得か雑所得かによっても計算方法が変わります。一般所得の計算方法は以下のとおりです。

  • 一般所得の課税金額=(総収入金額−必要経費−特別控除額)×1/2

一般所得では上限50万円の「特別控除」が適用されます。そのため、利益が50万円を超えた場合のみ確定申告が必要です。なお、年収2,000万円以下の給与所得者は、給与以外の事業所得が20万円以下であれば確定申告は必要ありません。

つづいて、雑所得に該当する場合の計算方法です。

  • 雑所得の課税金額=総収入額−必要経費

雑所得の場合、所得が20万円を超えると確定申告が必要です。一般所得で経費にできるのは当たった馬券のみです。一方、雑所得は、はずれた馬券の購入費も必要経費として計上できるケースもあります。

馬券が当たったのに確定申告していないことがバレる理由

馬券が当たったにもかかわらず確定申告をせずにいると、思わぬところから国税庁にバレる可能性があります。特に、以下のケースには注意が必要です。

  • 馬券をPATで購入しているとき
  • 口座に高額入金があったとき
  • SNSに当たったことを書いたとき

それぞれについて詳しく解説していきます。

馬券をPATで購入しているとき

馬券をオンラインで購入できるサービス「PAT」などを利用していた場合は、確定申告していないことがバレる可能性が高いです。

PATでは、馬券の購入履歴や払い戻し金などの取引データがすべてネット上に保存されています。そのため、高額な配当金が出ると税務署に把握されやすくなります。特に、配当額が大きければ大きいほど未申告を指摘されるリスクが高くなるため、確実に申告しましょう。

口座に高額入金があったとき

口座への高額入金も、未申告がバレてしまう理由の1つです。馬券の払い戻し金が口座に入金されると、入金記録として金融機関に残ります。

税務署は金融機関に照会をかけて自由に口座を調べられるため、入金記録によって税務調査の対象となりやすくなってしまいます。特に、入金額が高額な場合や頻繁に大きな金額が入金されている場合は、不申告を疑われる可能性が高いです。

SNSに当たったことを書いたとき

SNSなどで「〇万円当たった!」などと投稿したときも、未申告がバレやすくなります。特に、払戻金の額が大きかった場合、嬉しさのあまり当たった馬券や金額を公開する方は多いです。中には、競馬の予想・結果を日課として投稿している方もいるのではないでしょうか。

しかし、軽率に投稿して拡散されてしまうと、税務署の目に留まる可能性が高くなります。投稿を焦って削除しても情報は保存されているため、証拠として残り続けてしまうことを覚えておきましょう。

馬券が当たって得た収益を申告しないとどうなる?

馬券の当たりで得た収益を申告せずにいると、無申告加算税や延滞税、重加算税などの追徴課税が課されます。

無申告加算税とは、申告期限までに確定申告をしなかった際に課される税金です。未納税額が50万円以下の場合は15%、50万円を超える場合は20%をかけた金額が課税されます。

なお、無申告加算税額が5,000円未満または本来納めるべき税額が1万円未満の場合は、納税不要です。また、期限後・税務調査前に自主的に申告した場合も、免除または税率が緩和される場合があります。

他にも、法定納期限の翌日から完納されるまでの日数に応じた延滞税や、悪質だと判断された場合は未納税額が課税されることもあります。未申告によるペナルティは大きいため、期限を守り早めに申告することが大切です。

はずれた馬券は経費申告できる?

はずれた馬券を経費として申告できるかどうかは、利益の区分によって異なります。一時所得の場合、基本的には経費として認められません。一方、雑所得として申告する場合は、条件次第で経費に含められる可能性があります。

ここからは、払い戻し金の確定申告における経費について、利益の区分ごとに詳しく解説します。

一時所得

一時所得では、馬券の購入費用を経費として差し引くことはできません。なぜなら、一時所得は単発的・偶発的な収入とみなされるためです。

現在の法律では、継続的に利益を得る目的で行われる活動に対してのみ経費が認められています。そのため、一時的な利益である一時所得には適用されません。

一時所得として申告する場合、経費として認められるのは当たった馬券の購入費用のみです。また、他のレースに使った費用も対象外となるため、注意しましょう。

雑所得

雑所得として申告する場合は、はずれた馬券を経費として申告できる可能性があります。ただし、外れた馬券を経費にするためには、営利目的で継続的に購入していることを証明し、事業として認めてもらう必要があります。

経費として認めてもらうには、購入記録を詳細に保管していることも大切です。これまでのすべての馬券を購入した記録がなければ、経費として認めてもらうのは難しいです。

はずれ馬券が経費として認められるかどうかは、税務署の判断などにも左右されます。過去には、税務署に経費と認められなかったものの、最高裁判所への訴えによって経費と認められたケースもあります。

適切な申告のためにも、判断に迷ったら税理士に相談するのがおすすめです。

競馬以外の公営ギャンブルは税金を支払う必要はある?

競輪、競艇、オートレースなどの公営ギャンブルでも、確定申告や税金の支払いが必要となる可能性があります。

確定申告が必要かどうかの条件は競馬と同様で、年間の収益が50万円を超えるかどうかです。また、所得区分が一時所得か雑所得かによっても納税額が変わります。

たとえ負け越したとしても、一時所得の合計が50万円を超えたら納税義務が生じます。あくまで経費にできるのは当たり券のみなので、利益の管理は厳密に行うことが大切です。

馬券で得た利益を確定申告する方法

馬券で得た利益を確定申告する際は、正確な記録と必要書類の準備が重要です。詳しい手順は以下のとおりです。

  • 確定申告の対象者かどうか確認する
  • 青色申告と白色申告のどちらなのかを決める
  • 作成方法を選ぶ
  • 申告書類を作成する
  • 確定申告書を税務署に提出する

それぞれ詳しく解説します。

①確定申告の対象者かどうか確認する

まずは、確定申告の対象者かどうかを確認します。確定申告の対象者には、サラリーマンやパートタイムなどの給与所得者やフリーランスや自営業などの個人事業主などが挙げられます。

また、はじめて住宅ローン控除を受ける方や医療費控除・寄付金控除を受ける方も、確定申告の対象です。ただし、対象者であっても確定申告が免除される場合があるため、あらかじめチェックしておく必要があります。

給与所得者の場合

給与所得者の場合、主たる給与以外の収入の合計が年間20万円を超えると、確定申告を行わなければいけません。ただし、給与収入が2,000万円を超える場合は、年間20万円以下であっても確定申告が必要なので、注意しましょう。

また、2ヶ所以上から給与収入があり、年末調整を受けていない給与が20万円を超える場合も、確定申告が必要です。同族会社の役員が会社から貸付利息や地代家賃などを受け取っている場合も、金額に関係なく申告義務が生じます。

給与所得者で1つでも条件を満たしている場合は、忘れずに確定申告を行いましょう。

個人事業主の場合

個人事業主の場合は、競馬での利益にかかわらず確定申告が必要です。ただし、年間所得が基礎控除額である48万円を超えない場合は、確定申告の義務は免除されます。48万円とは基礎控除額に該当する金額であり、申告の有無を判断する重要なポイントの1つです。

また、個人事業主は収入や経費の記録を自身で管理する必要があるため、申告義務が生じるケースが多くなります。特に、馬券での利益を雑所得として申告する場合、本業と馬券での利益をしっかり区別することが求められます。

手続きに不安がある方は税理士などに相談し、申告方法が適切かどうかを確認するのがおすすめです。

②青色申告と白色申告のどちらなのかを決める

確定申告の対象者だった場合は、次に「青色申告」と「白色申告」のどちらの方法で申告するかを決めます。

青色申告とは、日々の収支を複式簿記または簡易簿記で記帳し、その記録に基づいて申告をする制度です。青色申告では最大65万円の特別控除が受けられるため、高い節税効果が期待できます。

また、事業赤字の繰越控除や経費にできる範囲が広がるなど、メリットも多いです。ただし、事前申請が必要なうえ、記帳の手間も増えます。

白色申告とは、簡易簿記で記帳する方法です。事前の申請は不要で作成書類もシンプルなので、初めてでも申告しやすいです。それぞれにメリット・デメリットがあるため、節税効果や手軽さなど、重視したい点を考慮して自分に合った方法を選択しましょう。

③作成方法を選ぶ

申告方法が決まったら、確定申告書の作成方法を選びます。確定申告書の作成方法は4つあります。

  • 確定申告書コーナーで作成する
  • 確定申告ソフトで作成する
  • 手書きで作成する
  • 税理士などに依頼する

それぞれの特徴を理解したうえで、自分に最適な方法を選択しましょう。

確定申告書コーナーで作成する

確定申告書を作成する方法の1つが、確定申告書コーナーで作成することです。確定申告書コーナーとは、国税庁が提供している無料のオンラインサービスです。

簡単な質問に答えるだけで作成できるだけでなく、公式ツールのため信頼性が高く、最新の税法にも対応している点が魅力です。また、ネット環境さえあればスマホやパソコンからいつでもアクセスできるため、忙しい方でも手軽に利用できます。

ただし、利用する際はマイナンバーカードが必要です。また、条件によっては利用できない場合があるため、事前に該当していないかを確認しておく必要があります。

確定申告ソフトで作成する

確定申告書の作成方法には、確定申告ソフトで使用する方法もあります。中でも「マネーフォワードクラウド確定申告」や「freee」などの市販ソフトは、初心者から経験者まで幅広く利用されています。

確定申告ソフトには帳簿や申告書を自動で作成する機能が備わっているため、作業時間を大幅に短縮できるのが大きなメリットです。また、銀行口座やクレジットカードとデータ連携が可能なので、入力ミスの防止にもつなげられます。

しかし、会計ソフトを利用する際は利用料が発生します。無料プランでは機能に制限があるため、十分な機能を使いたい場合は有料プランを検討しなければなりません。

手書きで作成する

手書きでの作成も、確定申告ソフトで作成する方法の1つです。税務署やインターネットで用紙を入手し、自分で記入します。

手書き作成のメリットは、用紙が無料で手に入り、作業を進めながら申告の流れを把握しやすい点です。また、記入内容をじっくり確認しながら進めることができるので、集中しやすく自分のペースで進めやすいです。

一方、書き間違いや計算ミスが発生しやすく、作業時間が長くなりやすいのがデメリットです。手書きの場合修正に手間がかかるため、複雑な内容を申告する場合はより慎重に作業する必要があります。

税理士などに依頼する

確定申告書の作成に不安を感じている方は、税理士などに依頼するのがおすすめです。

税理士などは税務に関する専門的な知識を持っているため、法令を遵守した申告が可能です。また、複雑な申告内容にも対応してもらえるうえ、節税対策などのアドバイスを受けられます。

しかし、税理士などに依頼すると依頼料がかかり、申告内容によっては相場より高くなる可能性もあります。さらに、税理士を探す手間や打ち合わせの時間も必要なので、時間が限られている方にとっては利用しづらいのがデメリットです。

④申告書類を作成する

確定申告書の作成は、確定申告をするうえでもっとも重要なステップです。税額を正確に計算し、必要な情報を正しく記載することで、適切に納税が可能となります。作成後は、ミスや漏れがないかの最終チェックも忘れずに行いましょう。

スムーズな作業のためには、必要な書類や資料を事前に準備しておくことが大切です。また、確定申告書以外の書類の提出も求められる場合もあります。ここからは、必要書類や用意するものを紹介します。

作成が必要な書類

事業所得や不動産所得がある方は、青色申告の場合は決算書、白色申告の場合は収支内訳書を作成する必要があります。また、事業や不動産収入で固定資産があれば、固定資産台帳を作成し、確定申告書に添付して提出しなければいけません。

用意するもの

確定申告書を作成する際は、以下の書類を用意しておくとスムーズに進められます。

  • 領収書・帳簿
  • 所得がわかる書類
  • 銀行口座情報
  • 本人確認書類(マイナンバーカード、免許証など)
  • 各種控除証明書(保険料控除明細書、医療費控除の明細書など)

e-Taxでの申告の場合、マイナンバーカードが必須です。また、税務署に直接提出する際は本人確認書類のコピーも必要なので、必ず用意しておきましょう。

⑤確定申告書を税務署に提出する

確定申告書が完成したら、税務署に提出します。確定申告書の主な提出方法は、以下の4つです。

  • 電子申告する
  • 税務署へ直接持参する
  • 郵送する
  • 税務署の時間外収集箱へ投函する

それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、自分に合った方法で提出しましょう。

電子申告する

e-Taxなどの電子申告は、インターネットを利用して申告書を提出する方法です。土日祝日も24時間受付可能なうえ、自宅から簡単に利用でき税務署に行く手間を省けます。また、添付書類の省略や還付金の早期振込など、利便性が高い点も特徴です。

一方、利用には事前準備が必要です。パソコンやインターネット環境を整備するだけでなく、マイナンバーカードやICカードリーダー、カード読み取りが可能なスマートフォンが求められます。

特に初めて利用する方は、事前準備に時間がかかる可能性が高いため、余裕を持って準備することが大切です。

税務署へ直接持参する

税務署に直接出向いて申告書を提出する方法は、ポピュラーな手段の1つです。直接提出する際は、住んでいる地域を管轄する税務署を利用する必要があります。

直接持参するメリットは、提出時に税務署職員に内容を確認してもらえる点です。記載ミスや書類の不備があればその場で指摘を受けて修正できるため、初めての申告や自信がない方でも安心して利用できます。

ただし、税務署の窓口は平日のみの営業であるため、仕事や予定がある場合は休みをとる必要があることもあります。また、期限が近くなると窓口が混雑しやすいため、時間に余裕を持って来署しなければいけません。

郵送する

確定申告書は、郵送でも提出可能です。郵便局の窓口や郵便ポストから送付できるため、近くに税務署がない方や窓口の混雑を避けたい方には特に最適な方法です。

また、税務署の営業時間を気にする必要がなく、期限日の消印が押されていれば期限内提出と認められる点も大きなメリットです。

しかし、書類を送る際は当然ながら送料がかかります。また、書類に不備があった場合は再提出が必要となるため、申告書作りに慣れていない方は他の方法を利用するのがおすすめです。

税務署の時間外収集箱へ投函する

確定申告書の提出方法には、税務署の時間外収集箱へ投函する方法もあります。時間外収集箱を利用すれば、夜間や土日祝日など閉庁時間でも提出できるため、平日に時間が取れない方にとって便利な手段です。

また、控えを希望する場合は、申告書のコピーと返信用封筒を同封すれば、郵送で控えを受け取ることもできます。

しかし、収集箱に提出した書類が確認されるのは翌開庁日以降なので、不備があった場合に対応が遅れるリスクがあります。また、修正や追加書類の提出などが必要になれば、再度手続きをしなければいけないため、注意が必要です。

馬券の税金に関するよくある質問

最後に、馬券の税金に関するよくある質問と回答をまとめました。馬券が当たった際の税金の支払いに関する疑問を少しでも減らせるよう、ぜひ最後までご覧ください。

馬券の税金がバレない方法はありますか?

​​基本的に、馬券の税金がバレない方法はありません。

昨今、馬券の払い戻し金の無申告が増えていることから、国は課税強化に動いています。特に、インターネット上で馬券を購入すると、個人情報や口座情報が電子的に保存されるため、バレる可能性が高いです。

競馬場やウインズで購入した場合も、SNSへの投稿や口座への高額入金などで税務署に把握される可能性があります。不申告が発覚すると、加算税や延滞税などの重いペナルティが科されるため、必ず申告して税金を支払いましょう。

馬券の税金はいつ払うのですか?

​​馬券の税金は、馬券の税金は、確定申告期限である3月15日までに納付する必要があります。​​口座振替やインターネットバンキング、クレジットカード納付、コンビニ納付など利用しやすい方法で納税しましょう。

確定申告後に、納付書や納税通知が送付されることはありません。期限を過ぎると延滞税が加算される可能性があるため、納税額が確定したら早急に納付を済ませることが重要です。

まとめ

この記事では、馬券が当たった際の税金の支払い基準や確定申告の手順について解説しました。

馬券の当たりによって利益があった場合、1年間の合計金額が一時所得は年間50万円、雑所得は年間20万円を超えたら所得税の納税義務が発生します。確定申告書の作成や提出、税金の納付は、期限である3月15日までに行うことが重要です。

税務署は、PATや銀行取引履歴、SNSなどを活用し収益の有無を確認しています。加算税や延滞税などのペナルティを避けるためにも、正確な申告と納税を心がけましょう。

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