子供が泣き叫ぶ魔の店舗(モスキート音)
スーパー店内、大人には聞こえない高音が出ていたようで子供が泣きわめいてる
— ず (@zu2) May 31, 2014
先日、県内のとあるスーパーに行った時の話。大人には聞こえない高い周波数(超音波)の不快音が流れていたらしく、ベビーカーに乗った幼児が泣き叫んでいた。
一緒に行った耳の良い若者にも聞こえていて、長居したくないほどの音量だったらしい。
大人には聞こえない周波数の音
加齢によって聞こえる周波数の上限は下がってくる。私の耳ではその不快音はまったく聞こえなかった。たぶん、スーパーの店員にも聞こえないので、対策されないのでしょう。
以前、市場本通りでも同じようなことがあったけど、そのときも聞こえなかった。
iPhoneのアプリを使って検証
比較的品揃えが良く、時々利用している店舗なので対処して欲しいのだけど、音が聞こえない私が言っても説得力がなさそう。
客観的な話ができたほうがいいので、iPhoneのアプリを買って調査してきました。
周波数ごとの音の強さを測定できるアプリのうち評判が良さそうな Soundbeam を選択。100円。
口笛吹いて周波数を確認したり、いろいろ遊べる。
Soundbeam is an real-time audio analyzer (RTA) that processes the input of your microphone displaying it like a classic oscilloscope. It also features a spectral visualization of the audio using high resolution fourier transform (FFT) for accurate measurements.
調査結果
店内の状況が下図。1-3KHzの山は店内に流れている放送の音だと思われる。その音よりも10dbほど強い高周波音が20KHzぐらいの位置に出ている。
(追記:モスキート音が聞けるサイトと突き合わせてみたところ、やや低い18KHzぐらいの音のようです)
店内の別の場所。どの場所でも強い高周波音が存在する。場所によって強さは異なるが40db〜50dbぐらい。
入口から一歩出て自動ドアが閉まっている状態。高周波音は存在しない。
店内放送の音楽の有無と関係しているような気がするので、原因は店内放送設備かな? それなら店内全域に存在してもおかしくない。
子供にはどれぐらいの周波数まで聞こえるのか?
下記調査によると児童なら22KHzまでは全員が聞こえて、26KHzまで聞ける子もいたようだ。20代になると20KHzまで聞こえる人は減少している。
また、周波数が高くなるほど不快であると感じるようなので、今回調査したスーパーの音は子供にはかなり不快だったと思われる。泣きわめくのも無理はない。
(そして、この周波数域なら私には聞こえないのも無理はない……)
さて、どうやって店舗側に伝えたものか
特定の場所で子供の機嫌が悪くなることがあっても、まさか大人に聞こえない音が原因だとは想像しにくいよねえ。
店舗側に今回のデータを持っていって相談してみるつもりですが、話が通じるかな……
追記: 通じませんでした。
ディスカッション
コメント一覧
こんなのが有りますよね。
YAMAHA INFOSOUND
→ http://www.yamaha.co.jp/news/2011/11052501.html
記事では「通常のスピーカーで再生できる可聴帯域内の高域(約18kHz以上)を利用」と有ります。
イオンモールとか、外国人観光客向けに既にいろんなところで入ってるみたいです。
→ http://bussiness.blog.jp/archives/54457983.html
コメントありがとうございます。
18KHzだと子供や赤ん坊には聞こえる周波数ですね。音量次第では騒音の元になりそう。
「モスキート音」ってヤツですかね。若者がたむろするのを防ぐってふれこみで
コンビニの駐車場などで年寄りには聞こえない騒音を流すのが流行った記憶があります。
なぜ店内なのかは謎ですが。
自分は30過ぎだけどまだはっきり聞こえる。
都内結構そういうところあるよ。
浜松町のポケモンセンターの入り口とか(これはわざとかな?)
豊島区のあるスーパーにダメ元でメールしたことがあるけど、案の定何も変わらなかった。変人だと思われただろうな。