中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビの社員が関与していたなどと週刊誌で報じられたことを巡り、フジテレビは1月17日に港浩一社長が記者会見を開き、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げる方針を明らかにしました。
こうした中、18日までにトヨタ自動車や明治安田生命、日本生命、それにNTT東日本などが自社のコマーシャルを公益社団法人の広告に差し替えることを明らかにしました。
このほか20日までにセブン&アイ・ホールディングスやイオン、日本マクドナルド、花王、オリエンタルランド、サントリーホールディングス、サッポロビール、JR東日本、東京電力ホールディングス、それにホンダ、ダイハツ工業、スズキなど幅広い業種の企業が自社のコマーシャルの放映を見合わせることを決め、公益社団法人の広告に差し替えるとしています。
自社のコマーシャルの放映を見合わせる理由として、花王は「自社の人権方針と企業理念にのっとって総合的に判断した」としているほか、サントリーホールディングスは「フジテレビに対してより透明性の高い調査と事実関係の確認を求める。フジテレビの対応を総合的に判断した上で、今後の対応を検討したい」などとしています。
フジテレビでのCM放映 企業で見合わせの動き広がる
タレントの中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビの社員が関与していたなどと週刊誌で報じられたことを巡り、20日までにセブン&アイ・ホールディングスやJR東日本などもフジテレビで自社のコマーシャルの放映の見合わせを決めていて、影響が広がっています。
フジ「ご迷惑をおかけしております」
フジテレビは、企業の間でコマーシャルの放映を見合わせる動きが広がっていることについて、「多数の広告主・広告会社にご迷惑をおかけしております。営業の詳細に関しては差し控えさせていただきます」とコメントしています。