おととしのサッカー女子のワールドカップで優勝したスペインチームの祝賀会で、当時スペインサッカー連盟の会長だったルビアレス被告は、主力選手だったエルモソ選手の唇にキスをしたことで強い批判をあび、その後、辞任しました。
スペインの検察は元会長を性的暴行などの罪で起訴し、3日、首都マドリード近郊で裁判が始まりました。
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スペイン サッカー女子選手へのキス 性的暴行などで裁判開始
おととしのサッカー女子のワールドカップで優勝したスペインチームの選手の唇にキスをし、性的暴行などの罪に問われている当時のサッカー連盟の会長の裁判が始まり、選手は「人生でもっとも幸せな瞬間のひとつがけがされた」と証言しました。
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ルビアレス元会長は、これまで罪を認めていませんが、裁判で証言したエルモソ選手はキスに同意していないとした上で、どんな社会的な場所や職場でもあってはならないことだと強調しました。
その上で、「女性として見下されているように感じた。私の人生で最も幸せな瞬間のひとつがけがされた」と述べました。
AFP通信などによりますと、検察はルビアレス元会長に対し、あわせて2年6か月の禁錮刑を求刑しているということで、裁判は2月中旬まで続く見通しです。