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特設
カーボンニュートラル経済圏
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ニュース
排熱回収型バーナーでアンモニアを安定燃焼、大阪ガス子会社など
大阪ガス子会社のDaigasエナジー(大阪市)は正英製作所(同)と共同で、熱交換器内蔵排熱回収型バーナーでのアンモニアの安定燃焼に成功した。燃焼量50kWにおいて、都市ガスと…
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ニュース解説
ヤマ発の設楽次期社長が技術戦略を説明、研究開発費1300億円増の4900億円
ヤマハ発動機は2025年2月12日、2024年12月期(2024年1~12月)の決算とともに新社長の就任と新中期経営計画について発表し、研究開発費の増額方針などを明らかにした…
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ニュース解説
旧型補給品もCN対応も負担、仕入れ価格引き上げに本気のトヨタ
仕入れ価格の引き上げに向けてトヨタ自動車が取り組みをさらに強化する。資材価格の高騰を受けて、同社は2022年度から仕入れ先への価格引き上げを進めてきた。それらを継続しつつ、2…
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ニュース解説
トヨタがEVの「基準」を再び下方修正も、中国で攻勢へ転じる理由
再びトヨタ自動車が電気自動車(EV)の計画の引き下げに動いた。2026年に年間100万台としていた「基準」を、80万台に下げたことが分かった。前回の基準の見直しから、わずか4…
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これだけは知っておきたい次世代パワー半導体・RF半導体
高信頼性とSiCを超える高性能両立にメド、車載向けGaN縦型MOSFET技術を開発
豊田中央研究所と名古屋大学は、GaN結晶のm面にMOS構造を形成し、界面トラップを極小化させることによって、高信頼性と高性能を両立させたGaN縦型MOSFETを実現するための…
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これだけは知っておきたい次世代パワー半導体・RF半導体
パナソニックHD、GaNパワー半導体技術をライセンス供与の方針
電気自動車(EV)内部の高電圧な電力システムを高効率化・小型化する手段として、またEVを円滑に活用するための充電インフラの高度化に向けて――。GaN on GaN技術を社会実…
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ニュース
使用済みプラ由来の水素・炭酸ガスを販売、レゾナックが新事業
レゾナックは2025年1月20日、使用済みプラスチックや繊維の循環型事業モデル「CirculaC(サーキュラック)」を立ち上げたと発表した。同社の川崎事業所(川崎市)で使用済…
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ニュース
キヤノンがプリンターにスクラップ原料の電炉鋼板を採用、資源循環向上へ
キヤノンは、プリンティング製品の一部に鉄スクラップを原料とした電炉鋼板を採用する。電炉鋼板の加工特性に合わせて工程の最適化を図り、使用を実現させた。同社は順次、再生鉄の採用を…
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CES 2025
パナソニックがCESで暖房電化をアピール、トランプ政権時代に訴求力はあるか
世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2025」では、環境への取り組みをアピールする展示が少ないように感じた。米国においては、ドナルド・トランプ次期大統領が環境規制を緩和す…
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これだけは知っておきたい次世代パワー半導体・RF半導体
800V対応の「窒化ガリウム」パワー半導体、大出力EVモーターの駆動を高効率化
名古屋大学とデンソーが、横型GaN HEMTを活用した、電気自動車(EV)のトラクションモーター駆動用の800V対応のインバーター(三相3レベル)を開発した。同大学は、パナソ…
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これだけは知っておきたい次世代パワー半導体・RF半導体
GaN on GaN横型HEMTを活用して、車載充電器の高出力・小型化を実現
GaN on GaN基板で作成する1200V耐圧の横型GaN HEMTを利用した、電気自動車(EV)向け小型車載充電器(OBC)を名古屋大学とパナソニック オートモーティブシ…
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これだけは知っておきたい次世代パワー半導体・RF半導体
次世代パワー半導体「窒化ガリウム」、船舶/気象レーダーの探知領域拡大に威力
古野電気と共同で環境省プロジェクト「革新的な省CO2 実現のための部材や素材の社会実装・普及展開加速化事業(GaN 系半導体を適用した船舶用レーダーの開発・検証)」の一環とし…
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ニュース
パナソニック系などが乾電池由来の肥料、亜鉛・マンガンを資源化
パナソニック エナジー(大阪府守口市)は、東洋製缶グループホールディングスの子会社のTOMATEC(大阪市)と共同で、使用済み乾電池を肥料として再生する技術を開発した。
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ニュース
NEDOが考えるCO2の分離回収技術と有効利用の実用化シナリオ
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のイノベーション戦略センター(TSC)は、同センター傘下の技術ユニットにおける技術開発志向について、2024年11月13日に説明…
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ニュース
日鉄が直接還元鉄向けにカナダ鉱山の権益取得へ、大型電炉実現に向け前進
日本製鉄が、大型電炉での高級鋼製造に向け、原材料となる直接還元鉄の確保に乗り出した。2024年12月19日、カナダChampion Iron Limitedが保有するカナダ東…
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ニュース解説
三菱重工がターボ冷凍機の生産能力を1.5倍に、停滞のヒートポンプ需要にも挑む
三菱重工サーマルシステムズ(MTH、東京・千代田)が、冷凍機事業の拡大に力を入れている。2024年9月には、神戸製作所のターボ冷凍機生産能力を増強。設備の移転やレイアウトの見…
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ニュース
出光興産が建設現場でバイオ燃料、まずは海外から調達も将来的には自社で
出光興産は2025年初めからバイオ燃料の販売を開始する。それに先立って同社は、2024年11月中旬から建設現場でバイオ燃料を使って建設機械を稼働させる実証実験を始めた。植物由…
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ニュース
冬の冷排熱を夏に利用しCO2半減、三菱重工が社会実装を加速
三菱重工業が「帯水層蓄熱システム」の社会実装を進めている。2024年11月には、三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ(東京・千代田)が、 愛三工業から帯水層蓄熱システ…
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ニュース
産総研と旭化成がミドリムシ由来の接着剤、石油由来のエポキシ系に匹敵
産業技術総合研究所(産総研)と旭化成は、高い接着力を持つミドリムシ由来のバイオベース接着剤「ミドリムシ接着剤」を共同開発した。電気自動車(EV)向けなどの自動車用構造材として…
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サプライチェーン新常識
「サステナブル調達」へ取り組むなら2025年には本気を出すべし
日本企業の多くでは、CSR推進室とかサステナブル推進室などが旗振り役をして、調達・サプライチェーン部門経由で各サプライヤーへ「人権状況」とか「脱炭素状況」などを聞く。現場の社…
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ニュース
プラズマでCOから固体炭素材料を大量合成、東京科学大が新手法
東京科学大学の研究グループは、非平衡プラズマを用いて一酸化炭素から固体炭素材料(カーボンブラック)を大量合成することに成功した。合成したカーボンブラックは、高分子やタイヤの充…
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マイクロ波の加熱ムラを抑え処理時間3分の1、三菱電機がプラリサイクル向け
三菱電機はプラスチックのケミカルリサイクルに向けて、マイクロ波加熱の新たな制御技術を開発した。新たなマイクロ波制御方式では、特定の領域に集中してマイクロ波を照射し、その領域内…
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ニュース解説
日本の水素技術に熱視線、石炭依存のポーランドが脱炭素で大転換
発電や産業、運輸、暖房など様々な分野で化石燃料への依存度が高いポーランドでは今、カーボンニュートラルの実現に向けてエネルギーの大転換期を迎えている。エネルギー転換への鍵として…
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ニュース
富士通、脱炭素で調達先とカーボンフットプリントのデータ連携
富士通は国内外のサプライヤー12社と共に、実データを活用したデータ連携に基づく脱炭素に向けた取り組みを開始した。グローバル標準にのっとって製品カーボンフットプリントを算出し、…
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ニュース
水が主成分の蓄熱材、低温排熱の蓄熱密度が2倍に向上
三菱電機と東京科学大学(2024年10月に東京工業大学と東京医科歯科大学を統合して設立)は、水を主成分とする感温性の高分子ゲルを開発し、蓄熱密度の高い材料を製作した。新たな蓄…
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岩石蓄熱で電力需給ギャップを解消、新東海製紙の工場で実証へ
東芝エネルギーシステムズ(川崎市、東芝ESS)と中部電力、新東海製紙(静岡県島田市)、静岡県島田市は、岩石蓄熱技術とエネルギーマネジメント(エネマネ)技術の実証で連携する。
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東芝がLIBの負極材リサイクルに風穴、低コストと環境負荷低減を両立
東芝は、リチウムイオン2次電池(LIB)の負極材を簡単な熱処理でリサイクルする新たな手法を開発した。同社は、安定した結晶構造を持つことで知られる酸化物負極材を開発している。新…
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ニュース解説
石炭大国ポーランドが脱炭素に60兆円、原発建設に日米韓が名乗り
世界の環境政策をリードする欧州連合の中で、低炭素エネルギーへの転換に最も苦労を強いられている国の1つがポーランドだ。炭鉱が多く、石炭が豊富に採れるポーランドでは、発電量の7割…
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ニュース解説
欧州7割で中国5割弱の販売比率、トヨタ車のハイブリッド人気がさらに過熱
ハイブリッド車(HEV)に目を転じると、全く違った景色が見えてくる。トヨタ自動車におけるHEVの販売比率は世界で41.3%に達した。トヨタ車の「ハイブリッドシフト」がさらに加…
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ニュース解説
トヨタが「空飛ぶクルマ」の部品を披露、JobyがeVTOL機で見せた安全設計
「サプライヤー(部品メーカー)として選ばれたい」──。トヨタ自動車が「空飛ぶクルマ」、すなわち電動垂直離着陸(eVTOL)機に関して量産向け部品の供給意欲を見せている。対象は…