ネットワーク技術者を目指す人なら,ぜひ身につけておきたいコマンドの使い方を解説していきます。コマンドによって何ができ,実行結果から何が読み取れるか,現場で役立つ実践的な知識が身につきます。
●基本6大コマンド編
- pingコマンド
トラブル対策の基本,パケットを送って応答を待つ - ipconfigコマンド
パソコンのネット設定を確認,DHCPトラブルの解決に役立てる - netstatコマンド
開いているポート番号や送受信パケットの統計を表示 - tracertコマンド
通信相手に至るまでに経由するルーターや回線の障害を探す - telnetコマンド
リモートからサーバー・ソフトの種類や動作状況を確認する - nslookupコマンド
DNSサーバーへアクセスしてドメイン情報を検索する
●コマンド活用テクニック編
- pingの連続実行
LANにつながる全パソコンへ順番にpingを打って応答を調べる - arpコマンドの活用
稼働中の機器のIPアドレスとMACアドレスの対応表を作る - コマンドの定期実行
タスク・スケジューラにバッチ・ファイルを登録する - 悪さをしている機器を逆探知
IPアドレス,MACアドレスと調べてから機器メーカーを特定
- バッチ・ファイルの強化
条件分岐と環境変数を駆使して複雑な処理をバッチ化する