概要 | |
二つのディレクトリを同期させるコマンド。同一ホスト内のディレクトリだけでなく,別ホスト上にあるディレクトリとの間でも同期できる。通常のcpやftp,rcpといったコピー・コマンドと比べて同期機能が充実しており,更新や追加されたファイルのみコピーしたり,同期元ディレクトリでファイルを消すとリモート側でもファイルを消去したりするといった機能を持っている。このため,ディレクトリのバックアップや,常にサーバー間で設定を最新化しておきたい場合などに便利である。 |
構文 | |
rsync [-v|--verbose] [-q|--quiet] [-a|--archive] [-r|--recursive] [-b|--backup] [-u|--update] [-l|--links] [-p|--perms] [-o|--owner] [-g|--group] [-D|--devices] [-t|--times] [-n|--dry-run] [-e|--rsh=コマンド] [--delete] [-z|--compress] [--exclude=パターン] [--stats] [--progress] 同期元ディレクトリ [[ユーザー名@]リモート・ホスト名:]同期先ディレクトリ
または
rsync [--version]
または
rsync [-h|--help] |
利用環境 | |
Red Hat Linux ○(rsync-2.6.3-1で確認) |
オプション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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使用例1:同一ホスト内にバックアップする(クリックで詳細表示) | |
rsync -a 同期元ディレクトリ 同期先ディレクトリ |
使用例2:リモート・ホストにバックアップする(クリックで詳細表示) | |
rsync -a 同期元ディレクトリ ユーザー名@リモート・ホスト名:同期先ディレクトリ |