「仮想デスクトップ」の導入企業は着実に増えているが、最近はiPadやAndroid端末、スマートフォンと組み合わせた利用形態も注目されている。仮想デスクトップなら、オフィスのデスクトップPCで毎日使っているデスクトップ環境やアプリケーションを、そのままiPadやAndroid端末上で利用できるからだ。時間と場所を選ばずに業務アプリを使えるメリットは大きい。端末側にデータが残らない点も、セキュリティの観点からは望ましい。
仮想デスクトップの初期導入コストは通常のパソコンと比べてまだ割高だが、状況は年々改善している。サーバーハードウエアの進歩が著しく、1台のサーバー機に集約できる仮想デスクトップの数はいい調子で増え続けている。これにより、仮想デスクトップ1台当たりの初期導入コストも下がっているのだ。
さて、皆さんの会社でも、そろそろ仮想デスクトップを検討してみてはいかがだろうか。もしかしたら、すでに採算が合う状況になっているかもしれない。
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