米Googleは,ブラウザ・ベースのRSSリーダー「Google Reader」に自動翻訳機能を実装したことを,公式ブログで米国時間2008年11月11日に明らかにした。
他言語で記述されているブログのフィード配信を,通常どおりにGoogle Readerに登録し,「Feed settings(フィードの設定)」プルダウン・メニューから「Translate into my language(設定言語に翻訳)」を選択すると,即座に翻訳した言語でフィードが表示される。
同機能は,同社エンジニアで言語学者でもあるBrett Bavar氏が,Googleの「20%プロジェクト」を活用して開発したという。20%プロジェクトとは,社員が本来の仕事とは別の関心事に,自分の時間の20%を利用して取り組むことができるというエンジニア向けのルール。
なお,米メディア(CNET News.com)は同機能の精度を「かなり良い」と評価している。スペイン語ブログと日本語ブログを英語にした際,「機械翻訳だと分かる文章だが,十分,読んで理解できるレベル」という。
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