ジェイサートは2009年5月15日,サーバー数無制限のSSL証明書「スターフィールドSSL」を発表した。ドメイン数に応じた課金体系を採るのが特徴。負荷分散装置やサーバーの台数が多いユーザーほど割安になる。発行元は同分野で米VeriSignに次ぐ大手の米Go Daddy Group傘下のStarfield Technologies。同年7月に販売を始める。

 販売するSSL証明書は,ドメイン認証のみの「スタンダードSSL」と,ドメインを保持する企業や団体など組織の実在性を認証する「デラックスSSL」の2種類。それぞれシングル・ドメイン,複数サブドメイン,複数ドメイン向けのライセンスを用意する。いずれの製品もサーバー数は無制限。

 スタンダードSSLの価格は,シングル・ドメイン版が年額2万6250円,サブドメイン無制限版が年額13万1250円,複数ドメイン版が年額7万8750円から(追加5ドメイン名ごとに5万2500円を課金)。デラックスSSLは,それぞれ5万2500円,15万7500円,10万5000円から(5ドメイン名ごとの課金はスタンダード版と同じ)。

 Starfield Technologiesのルート証明書は,Internet ExplorerやMozilla Firefoxなど主要Webブラウザが対応済み。今後は国内の携帯電話機など未対応ブラウザの解消を順次進める。認証手続きを厳格化したEV SSL証明書については,2010年に投入する予定。

[発表資料(PDF)]