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消尽の日記

中身も外見もまぁ覇気がない

「24秒」12月26日の日記

 

 

全損

 事故で車を失いました。保険屋の見積もりで時価総額を修理費用が上回っており、全損の判定がでたためそのまま廃車にした。怪我なしで済んだものの金銭的なダメージと精神の摩耗がつらい。

 事故の翌日車屋に行って中古の軽を契約した。冬のボーナスは全て消えた。納得して納車したけど前の車ってめっちゃ良かったんだな…としみじみ思った。ノートに比べてうるさいし狭いしシートベルトは日焼けしていてガビガビで外装の小傷も目立つ。ナビもないしキーレスでもない。あのときもっと注意して運転していれば…という気持ちがずっとぐるぐるしている。

 事故当時着ていたジャケットから車のガラス片が出てきたときと重要物をいれている引き出しから前の車のスペアキーが出てきたとき、あまりの喪失感に息を漏らしながら悶えてしまった。

 

歩く

 納車までの期間電車で通勤していた。乗り換え3回で遠い…。帰宅ラッシュでぎゅうぎゅうの車内を久々に体感した。いくら軍艦ってこんな感じだよなと思った。

 

クリスマス

 今年は平日で仕事だったので特に出かけるなんてこともなく、あんまり実感湧かなかった。食後にケーキと紅茶をしばいて寝た。

 

祖父

 祖父が危篤のため緊急で帰省。思った以上に容体が芳しくなく、今のうちに会えて良かったと思った。病の痛みがひどいらしく、今後の緩和ケアで少しでも痛みが和らぐことを願った。祖父は元々病院嫌いで定期的な健診を全くしなかった。人間ドッグや健康診断等を定期的に受診し、疾病の早期発見に努めることは本当に大切だと思います。健康第一でやっていこう。

 面会終わりにさよならの挨拶をしたが、祖父も自分も多分次また会うことはないだろうな…と思っていたので「またね」と言われなかったし、自分も言うことができなかった。病室を出てから泣きそうになってしまった。病院を出て冬晴れの雲がない少し暖かい坂道を下る。新幹線で帰った。

 

おわり