クセがなく独特の弾力が美味しい『モッツァレラチーズ』。チーズ作りって難しそうなのに、おうちでも簡単に作れるってご存知でした?
ネットで作り方を調べてみると、「お酢と牛乳で作れる」「お酢ではなくクエン酸で」「ノンホモ牛乳が上手にできる」、はたまた本格的なものを作るには「レンネットなるものが必要」など、作り方には色んなアプローチがあるみたい。
そこで1番気軽にできそうな、沖縄県の「宮平乳業」が紹介しているレシピで、モッツァレラチーズ作りに挑戦してみました。
【材料2つでできちゃう!?】
必要な材料は低温殺菌牛乳とお酢だけ。え、これだけでいいんですか? と拍子抜けするほど材料が少ないのです。
ちなみに低温殺菌ではない一般的な牛乳だとチーズ作りに必要な成分まで殺菌されちゃうんだそう。私は、低温殺菌牛乳は大きめスーパーで購入しました!
【チーズ作りに初挑戦】
まず牛乳を50度まで温めます。50度を超えてしまうとカッテージチーズになっちゃうので要注意!
とても大事な工程なので、温度計を使用しましょう。
温まったら火を止めてお酢を入れ、木べらでくるくるかき混ぜます。すると牛乳が分離してきます。見た目はかきたまスープっぽいです。
しっかり分離したら冷まさないように30分おきます。この冷まさないようにする工程で便利な場所が「電子レンジの中」。ということで、お湯の入ったコップと一緒に電子レンジの中に入れて待ちます。
30分後、キッチンペーパーを用意したザルにあげて、水分(ホエー)を切ります。
【ラップ越しにモミモミ】
キッチンペーパーをギュッと絞ってから丸めたチーズ(カード)をラップで包み、ラップのままお餅のようにモミモミ。
90度くらいの熱湯につけて柔らかくして、モミモミ。この作業を何度か繰り返します。熱いので気をつけて!
最初は手で潰すと、端っこがボロボロと崩れてくるので、「カッテージチーズになっちゃったかな?」と不安になりましたが、モミモミを繰り返すうちに表面がつるんとして、まとまりがよくなってきました!
水分が出てこなくなって程よい硬さになったら、冷水につけて粗熱をとります。この冷水に塩を足しておけばチーズにいい感じの塩味がつきます。
【見た目はきちんとモッツァレラチーズ】
じゃ~ん! モッツァレラチーズの完成〜!
チーズに詳しい人に完成したものを見せたら「モッツァレラチーズ作ったんだね♪」って認定してもらえるくらい見た目もモッツァレラチーズになりました。こね始めよりも弾力が出ていて、とっても美味しそうです。
ただし500ccの牛乳を使用してできあがったモッツァレラチーズはちんまり手のひらに収まる量。こんなに簡単にできるなら1リットルで作ってもよかったかも。
【感動もんのフレッシュさ】
素人による手づくりだし、お手軽な方法だったので味の心配をしていたのですが、作りたてのモッツァレラチーズのフレッシュさは感動もんです。
市販のもののようにビヨーンと伸びることはありませんでしたが、チーズって牛乳からできているんだなあと思い出すほど牛乳のコクがしっかり感じられました。
目が醒めるような真っ白な色味も可愛いね♪
【モッツァレラチーズ入りパスタにしてみた】
カプレーゼやピザに使うのもいいですが、今回はミートソースにトッピングしてみました。モッツァレラチーズが入るといつものパスタがワンランクアップするのよね〜。
今回、私はタカナシの低温殺菌牛乳とミツカンの穀物酢で作りましたが、銘柄によってはまた仕上がりが変わってくるのかなと気になります。
チーズづくりの沼は奥深そう。イタリアン好き、チーズ好きな私は沼に一歩足を踏み入れてしまったようデス。
とっても簡単なので手づくりモッツァレラチーズチーズ、ぜひ挑戦してみて!
参考リンク:宮平乳業
撮影・執筆:黒猫葵
Photo:(c)Pouch
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