去年の春から毎週、カラオケ教室に顔を出している。
毎回3曲歌うが、演歌やジャパニーズポップスが多い。
といっても、ユーチューブの曲を流し、みんなで歌うだけだが。
先生は会社を退職後にカラオケの指導をはじめたような方。
若い頃にあちらこちらで歌った経験がありそう。
このカラオケ教室は,とにかくいろんな歌を歌ってみましょうよというのが趣旨のようだ。
毎回、先生の手書きの歌詞が配布される(パソコンを使えば楽なのに)。
カラオケ教室に参加するおばさま方に混じって、男性は私ただ一人。
おばさま方の出す声の高さになるべく近づけて歌っている。
私の裏声も捨てたものではないことに気がついた。
毎週3曲歌うので、これまで百曲程度を歌ってきた。
どんな歌を歌ったのか振り返ってみようと以下に書き出してみた。
涙そうそう(夏川りみ)
黄昏のビギン(ちあきなおみ)、亜麻色の髪の乙女(ビレッジシンガーズ)、桃色吐息(高橋真梨子)
切手のないおくりもの(財津和夫)、川の流れのように(美空ひばり)、いい日旅立ち(山口百恵)
北の旅人(石原裕次郎)、異邦人(久保田早紀)、愛の讃歌(越路吹雪)
地上の星(中島みゆき)、つぐない(テレサテン)、Smile (Nat King Cole)
365日の紙飛行機(AKB48)、石狩挽歌(北原ミレイ)、夜霧のしのび逢い(スサーナ)
天使の誘惑(黛ジュン)、真夜中のギター(千賀かおる)、赤いスイートピー(松田聖子)
待つわ(あみん)、空に星があるように(荒木一郎)、オリビアを聴きながら(杏里)
北の宿から(都はるみ)、白い色は恋人の色(ベッツィーアンドクリス)、糸(中島みゆき)
喝采(ちあきなおみ)、聖母たちのララバイ(岩崎宏美)、Close to you (カーペンターズ)
ひだまりの詩(ルクプル)、ノラ(門倉有希)、枯葉(岸洋子)
シルエットロマンス(大橋純子)、無言坂(香西かおり)、Love me tender (エルビスプレスリー)
夏をあきらめて(研ナオコ)、雨がやんだら(朝丘雪路)、芭蕉布(普天間かおり)
二人の世界(石原裕次郎)、ルビーの指環(寺尾聡)、Imagine (ジョンレノン)
夕月(黛ジュン)、竹田の子守唄(赤い鳥)、桜坂(福山雅治)
おもいで酒(小林幸子)、青い珊瑚礁(松田聖子)、白いブランコ(ビリーバンバン)
居酒屋(五木ひろし,木の実ナナ)、真夏の夜の夢(松任谷由実)、風(はしだのりひことシューベルツ)
時の流れに身をまかせ(テレサテン)、飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)、Daydream Believer (モンキーズ)
恋の奴隷(奥村チヨ)、五番街のマリーへ(高橋真梨子)、残酷な天使のテーゼ(高橋洋子)
悲しい酒(美空ひばり)、線路は続くよどこまでも(ポンポンアカデミー)、ロマンスの神様(広瀬香美)
負けないで(ザード)、河内おとこ節(中村美津子)、ケセラセラ(ドリスデイ)
遣らずの雨(川中美幸)、お祭りマンボ(美空ひばり)Tomorrow (岡本真夜)
南国土佐を後にして(ペギー葉山)、別れの朝(ペドロアンドカプリシャス)、サザエさん(宇野ゆう子)
この空を飛べたら(中島みゆき)、帰って来いよ(松村和子)、花(石嶺聡子)
愛のままで(秋元順子)、サントワマミー(越路吹雪)、秋桜(山口百恵)
恋におちて(小林明子)、女ひとり(デュークエイセス)、虹と雪のバラード(トワエモア)
学生時代(ペギー葉山)、ロンリーチャップリン(ラッツアンドスター)、White Christmas (Bing Crosby)
なごり雪(イルカ)、二人でお酒を(梓みちよ)、みずいろの雨(八神純子)
見上げてごらん夜の星を(坂本九)、寒い朝(吉永小百合)、レットイットゴー(松たか子)
君をのせて(井上あずみ)、恋の町札幌(石原裕次郎)、いのちの歌(竹内まりや)
北空港(ケイウンスク、浜圭介)、セカンドラブ(中森明菜)、雪が降る(アダモ)
川は流れる(仲宗根美樹)、今さらジロー(小柳ルミ子)、きよしこの夜
他人の関係(金井克子)、飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)、恋心(岸洋子)
二輪草(川中美幸)、木綿のハンカチーフ(太田裕美)、ラノビア(ペギー葉山)
今年3月までのカラオケ教室。
あと20曲くらいは歌いそうだ。
歌が上手なのもいいが,必ずしもそればかりではない。
例えば,うさぎ追いしという「ふるさと」の歌。
音楽家が美声で朗々と歌うのもいい。
しかし,晩年になって故郷を懐かしく想う人が、決して上手ではないが昔を偲びながらとつとつと語りかけるように歌う方にひかれる。
情がこもっているからだ。
カラオケ教室の歌もそう。
それぞれの歌の歌詞の主人公になりきり、感情移入して歌うのがいい。
ときどき,歌詞の意味がわからないものもあるが,そんな歌はメロディーが良くても好きになれない。