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シニアがブログでモノローグ

このままでは年を取って死ぬだけ。ブログでもやってみよう。

芸能人の不祥事

いろいろな芸能人がいるが、勢力を増してきたのがいわゆる芸人たち。

お笑いタレントという方がわかりやすいか。

コントやモノマネなどの個人芸にとどまらない。

司会やコメンテイターや教養番組のわき役もこなす。

テレビ番組などでよく見かけ,お茶の間の人気者になっている。

 

そんな芸人の中には、芸以外の不祥事で世間の話題になってしまう者もいる。

人気者になってちやほやされるから調子に乗ってしまうのか。

その中には性加害を週刊誌から話題にされ,テレビから姿を消した芸人もいる。

 

その一方で、芸人ではないが有名なテレビタレントにも性加害が発覚し、当人は芸能活動ができなくなるくらいの窮地に追い込まれている。

このタレントの場合はメディアであるテレビ会社の介在疑惑もあり、少し厄介だ。

性加害に正義を報道すべきメディアが加担していたとすれば、このテレビ会社は厳しく糾弾されるだろう。

 

加えて,前者の芸人も後者のテレビタレントも、発表したコメントがいただけなかった。

よりによって世間を逆撫でするような文言を入れ,批判に追い打ちをかけてしまった。

芸人の場合は,性加害と相手が思うのなら謝っておきましょうというコメント。

テレビタレントの場合は,相手と示談できたのだから何ら問題ありませんというコメント。

端的に言えば、両者とも事の重大性に思いが至っていないことが伺える。

芸能界で人気者としてもてはやされ、王様気分で他者を気遣うような気持ちが薄れてしまったか。

 

人権侵害については昔よりも厳しい目が注がれている。

渦中の芸人もテレビタレントも,容易に再起できそうにない。

歌う日々

去年の春から毎週、カラオケ教室に顔を出している。

毎回3曲歌うが、演歌やジャパニーズポップスが多い。

といっても、ユーチューブの曲を流し、みんなで歌うだけだが。

 

先生は会社を退職後にカラオケの指導をはじめたような方。

若い頃にあちらこちらで歌った経験がありそう。

このカラオケ教室は,とにかくいろんな歌を歌ってみましょうよというのが趣旨のようだ。

毎回、先生の手書きの歌詞が配布される(パソコンを使えば楽なのに)。

 

カラオケ教室に参加するおばさま方に混じって、男性は私ただ一人。

おばさま方の出す声の高さになるべく近づけて歌っている。

私の裏声も捨てたものではないことに気がついた。

 

毎週3曲歌うので、これまで百曲程度を歌ってきた。

どんな歌を歌ったのか振り返ってみようと以下に書き出してみた。

 

涙そうそう夏川りみ

黄昏のビギン(ちあきなおみ)、亜麻色の髪の乙女(ビレッジシンガーズ)、桃色吐息(高橋真梨子

切手のないおくりもの財津和夫)、川の流れのように美空ひばり)、いい日旅立ち山口百恵

北の旅人(石原裕次郎)、異邦人(久保田早紀)、愛の讃歌越路吹雪

地上の星中島みゆき)、つぐない(テレサテン)、Smile (Nat King Cole

 365日の紙飛行機AKB48)、石狩挽歌(北原ミレイ)、夜霧のしのび逢い(スサーナ)

天使の誘惑(黛ジュン)、真夜中のギター(千賀かおる)、赤いスイートピー松田聖子

待つわ(あみん)、空に星があるように(荒木一郎)、オリビアを聴きながら(杏里)

北の宿から(都はるみ)、白い色は恋人の色(ベッツィーアンドクリス)、糸(中島みゆき
喝采ちあきなおみ)、聖母たちのララバイ岩崎宏美)、Close to you (カーペンターズ

ひだまりの詩(ルクプル)、ノラ(門倉有希)、枯葉(岸洋子

シルエットロマンス(大橋純子)、無言坂(香西かおり)、Love me tender (エルビスプレスリー

夏をあきらめて(研ナオコ)、雨がやんだら(朝丘雪路)、芭蕉布普天間かおり

二人の世界(石原裕次郎)、ルビーの指環(寺尾聡)、Imagine (ジョンレノン)

夕月(黛ジュン)、竹田の子守唄(赤い鳥)、桜坂(福山雅治

おもいで酒(小林幸子)、青い珊瑚礁松田聖子)、白いブランコ(ビリーバンバン

居酒屋(五木ひろし木の実ナナ)、真夏の夜の夢松任谷由実)、風(はしだのりひことシューベルツ

時の流れに身をまかせテレサテン)、飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)、Daydream Believer (モンキーズ

恋の奴隷(奥村チヨ)、五番街のマリーへ(高橋真梨子)、残酷な天使のテーゼ高橋洋子

悲しい酒(美空ひばり)、線路は続くよどこまでも(ポンポンアカデミー)、ロマンスの神様広瀬香美
負けないで(ザード)、河内おとこ節中村美津子)、ケセラセラ(ドリスデイ)

遣らずの雨(川中美幸)、お祭りマンボ(美空ひばり)Tomorrow (岡本真夜

南国土佐を後にして(ペギー葉山)、別れの朝(ペドロアンドカプリシャス)、サザエさん(宇野ゆう子)
この空を飛べたら(中島みゆき)、帰って来いよ(松村和子)、花(石嶺聡子
愛のままで(秋元順子)、サントワマミー(越路吹雪)、秋桜山口百恵

恋におちて(小林明子)、女ひとり(デュークエイセス)、虹と雪のバラード(トワエモア)

学生時代(ペギー葉山)、ロンリーチャップリン(ラッツアンドスター)、White Christmas (Bing Crosby)
なごり雪(イルカ)、二人でお酒を(梓みちよ)、みずいろの雨(八神純子

見上げてごらん夜の星を坂本九)、寒い朝吉永小百合)、レットイットゴー(松たか子

君をのせて(井上あずみ)、恋の町札幌(石原裕次郎)、いのちの歌(竹内まりや

北空港(ケイウンスク、浜圭介)、セカンドラブ(中森明菜)、雪が降る(アダモ)

川は流れる(仲宗根美樹)、今さらジロー(小柳ルミ子)、きよしこの夜

他人の関係(金井克子)、飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)、恋心(岸洋子

二輪草川中美幸)、木綿のハンカチーフ太田裕美)、ラノビア(ペギー葉山

 

今年3月までのカラオケ教室。

あと20曲くらいは歌いそうだ。

 

歌が上手なのもいいが,必ずしもそればかりではない。

例えば,うさぎ追いしという「ふるさと」の歌。

楽家が美声で朗々と歌うのもいい。

しかし,晩年になって故郷を懐かしく想う人が、決して上手ではないが昔を偲びながらとつとつと語りかけるように歌う方にひかれる。

情がこもっているからだ。

 

カラオケ教室の歌もそう。

それぞれの歌の歌詞の主人公になりきり、感情移入して歌うのがいい。

ときどき,歌詞の意味がわからないものもあるが,そんな歌はメロディーが良くても好きになれない。

七草がゆ

お酒を飲んでご馳走を食べて楽しかった正月もあっという間に過ぎて今日1月7日は七草がゆ

といっても、七草がゆをすすった記憶はない。

春の七草を具にした粥(かゆ)だが、私にとってなじみのある草はハコベくらい。

小さい頃、実家の裏庭に飼っていたニワトリの餌にするために、近所に生えている雑草の中からハコベを見つけ出しては食べさせていた。

 

七草がゆを食べて正月の飲食で負担をかけていた胃腸を整え、また、この一年を頑張りましょうということか。

リタイアしている身であるとしても、少しは意義のある年にしたいものだ。

 

そのためには何か目標を立てねばなるまい。

まずは何といっても健康が大事だから、身体のメインテナンスについて考えてみよう。

近くにあるスポーツジムにも行ったことがあるが、自分の場合はマシンなんかを使わなくても自重トレーニング(自分の体重を負荷にする)で十分。

大して利用しなかったスポーツジムに行く必要はない。

 

スクワットをやるという目標はどうだろう。

立った状態で膝を少し曲げては伸ばすの繰り返し。

単純な動作だが筋トレを何か一つやるとすれば、その代表格はスクワット。

こうして大腿部の筋群を鍛えておくことは、起居する動作に不可欠。

トイレに行ったり風呂に入ったり、自立して生活するためにはまず起居する動作が自分でできなければならない。

できれば、腹筋や背筋も鍛えて、もう少し姿勢をよくしたい。

 

一方、頭脳のメインテナンスについての目標は立てられないか。

・・・・・。

英会話はどうだろう。

現役時代は挫折の繰り返しだったからといって、メンタルブロックがあってはいけない。

リスニングで聴覚を研ぎ澄まし、スピーキングで言語野を目覚めさせる。

TOEICで何点取れるかなど、いやらしい目標は止めよう。

 

とにかく何をやるにしろ目標を立てることは大事。

今年、私が何をやりたいと思っているかについては三日坊主になるかも知れないので秘密。

 

 

この一年を振り返る

私の実家は臨済宗妙心寺派のお寺の檀家。

禅宗だからといって私は今まで座禅など組んだことがない。

何の知識もないが、なぜか宗派の教えである生活信条の一部をかすかに覚えている。

「一日一度は静かに座って身と呼吸と心を調えましょう」という一節。

 

ということで、何かとあわただしい年の瀬だが、少しは心を調えて一日のみならずこの一年を振り返ってみることにする。

私のこの一年は、歌謡曲を歌い続けた。

・・・・・。

こんなことでいいのか。

こんな生き方をしてていいのか。

 

日頃は考えもしない生きる意味について思いを巡らす。

偉い人も平凡な人もいろいろなことを言っているようだ。

生きる意味を自分なりに考えてみよう。

 

生まれながらにして生きようとする生物的な欲求を持っているのだから、ただ生きているだけでもその欲求を満たしているという意味があるように思うのだが。

 

もう少し次元の高い生き方を考えてみよう。

生物的な欲求にとどまらないで、社会的な欲求を満たせるような生き方だ。

さしずめ、マズローのいう承認欲求あたりを満たす生き方か。

社会の中で認められたいという欲求を満たせば、生きる意味を感じられるのではないか。

 

とはいうものの、みんなから評価されることは大変。

リタイアして組織とは無縁になった身としては、いっそうのこと。

才能もないといけないだろう。

 

年を取ってからは晩節を汚すからと新しいことに挑戦しなくなる傾向があるが、先ごろ亡くなられた寂聴さんにそのような意識はなかったらしい。

そして、次のようにいう。

「好きなことが才能。好きなことを伸ばしなさい。自分の能力を試しなさい。みんな意外な能力を持っています。どんどん開発して才能を出し切りなさい。」と(要約)。

 

好きなことが才能ということばに意を強くして、私も自分の能力を試してみよう。

そうすれば、もう少し「生きる意味」があるような生活ができるかもしれない。

このままでは中身ある一年を振り返れない。

年の瀬の流行り病

不覚にも年末のあわただしいとき、流行り病にかかってしまった。

近所にあるクリニックを受診して感染を確認。

 

流行り病で大騒ぎになった数年前は、大勢での宴会などもってのほかだった。

ちょっと前までは、客と客の間を遮るアクリル板が設置されていたものだ。

やっと解放されて安心して会食できる日々がやってきたと思っていたが、先日、あっけなく感染してしまったようだ(目に見えないウイルスなので状況証拠でしかないが)。

今月、一緒に会食した仲間が流行り病にかかったという情報をもらった数日後の私の発症。

その仲間と私は真正面で食事したり会話したりで2時間くらい過ごしていた。

潜伏期など勘案すると、その会食のときに濃厚接触したと考えられる。

最近、感染症5類に分類された普通の風邪とも同類になってしまったが、世界中に猛威を振るった経歴からして注意せねばなるまい。

 

この数日間、処方された抗ウイルス特効薬と普通の風邪用の薬を飲んでいるところ。

まだ年末までにカラオケ教室とその忘年会、ビュッフェ招待などを控えている。

やらなくても済ませられるようなものばかりだが。

 

そういえば、昨年の今頃は両目の白内障手術をしていた(本ブログ2023年12月12、15、27日付を参照)。

年の瀬は何かとあわただしい。

 

 

 

 

 

資本主義

前回のブログの民主主義とあわせて,よく目にするのが資本主義。

自由な世の中で、お金や土地を持った資本家が労働者を雇ってモノを作ったり売ったりサービスを提供したりして利益を追求する経済の仕組み。

 

資本主義の体制は,欧米では18世紀の産業革命を経てできあがった。

日本では明治になってから取り入れられたが、民主主義の社会になってからの資本主義ということになると,その始まりは太平洋戦争後。

成熟しているとは言い難い。

 

資本主義のもとでは自由にお金儲けができて経済も発展するが、デメリットもある。

その最たるものは資本家と労働者の間で貧富の差が拡大しやすいこと。

実際に今、資本主義の社会で起きている問題。

富裕層と貧困層とに分かれて社会が分断されかねない。

 

どのように計算したのか知らないが、世界的にみて富裕層の上位の1%の人たちが世界の総資産の半分近くを保有しているとスイスの銀行が発表している。

下位の50%までの人たちが保有する額は世界の総資産の1%に満たないという。

 

社会主義の国になりたいとは思わないが、同じ人間として生まれてきたからには世界中のみんなが同じように豊かで楽しい生活を送れたらいいのに・・・。

メルヘンとあきらめてはいけない。

 

税の取り方や援助の仕方など社会の仕組みをさまざまに工夫して、もっと富の再配分をすべきだ。

民主主義

民主主義とは簡単にいうと、みんなで生活するときの決めごとはみんなで話し合って決めようとすること。

限られた人たちが自分たちに都合がいいように物事を決めてしまうよりはまし。

 

日本に生まれてこの方、民主主義が最高と学校で教えられ、自らもそうだと信じていたが、みんなで決めたことが必ずしも最良の選択になるわけではないようだ。

 

民主主義の原則は多数決だが、扇動やデマに惑わされる人たちがいる。

そんな意図的な情報に基づいて投票した県民もいたのではないかという知事選挙が先日あった。

間接民主主義では多数決で代表者が決まる。

県民による多数決の結果が、扇動やデマによるものではないと思いたい。

 

虚偽情報であるデマは、特に今はやりのSNSで広まりやすい。

SNSで得られる情報が真実であるかどうか、いつもファクトチェックしておくことが必要。

(本ブログ、2020年11月22日付「ファクトチェック」を参照)

 

民主主義はみんなで話し合いながら物事を進めるので少し時間がかかる。

そのようなもどかしさから、ときには独裁的な代表者が選ばれたりもする。

まさに今、民主主義の大国であるアメリカでは強権をふるう大統領が再登場しようとしている。

独裁政治になってしまいそうな勢い。

ヨーロッパでも過激で排他的な極右政党に勢いがあると聞く。

 

扇動、デマ、独裁,極右・・・・・。

民主主義が少し危うい。