日経平均 | 39,160.50円 △69.33円 |
為替 | 1ドル=150.15円 |
売買高(東証プライム、以下同) | 19億4,212万株 |
売買代金 | 3兆8560億21百万円 |
値上り銘柄数 | 1,079銘柄 |
値下り銘柄数 | 501銘柄 |
騰落レシオ(25日) | 108.07% |
市況概況
買い先行となるも利上げ懸念から手仕舞い売りに押される
週末の米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったことから本日の日本市場は買い先行となった。
ただ、寄り付きの買いが一巡となると手仕舞い売りに押され、朝方発表されたGDP(国内総生産)改定値が予想を上回ったことで利上げ懸念も強まって売り急ぐ展開となった。一気に39,000円を割り込んで下値を試す動きとなったが、39,000円を割り込むと買戻しも入り寄り付きの高値を意識するところまで戻した。ただ、戻りが鈍いとなると売り直され、堅調ながらも冴えない展開となった。
昼の時間帯は特に動きもなく、後場も前場の終値水準で始まった。改めて上値の重さが懸念されると売り直され、じりじりと上げ幅を縮小した。
それでも先週末の終値を下回り、39,000円を意識すると買戻しも入るといった状況で相場全体としては方向感が見られなかった。半導体株などに大きく売られるものも見られたが、全体としては買いも入り案外値持ちが良いという雰囲気だった。さすがに最後は買戻しも見られ、39,000円台固めという雰囲気で堅調だった。
小型銘柄は主力銘柄が買い切れないなかで買戻しや幕間つなぎの買いが入り堅調となるものが目立った。グロース250指数やグロース株指数は大幅高だった。先物はまとまった売り買いは散発的に見られるものの大きく指数を動かす場面も、方向づける場面もなかった。依然として上がれば売り、下がれば買いという目先の値動きに右往左往しているだけという状況だった。
週末の手仕舞い売りの買戻しなども見られたが全体としては指数は下げ渋り、堅調な展開と言える。ただ、積極的に買い上がる材料があるということでもなく、売りが出ないから下がらない、というだけの相場となっている。まだまだ上がれば売られ、下がれば買われるというような保ち合い相場が続くということなのだろう。買われすぎ銘柄の修正安は見られるのではないかと思う。
テクニカル分析
日経平均
冴えない展開だが25日移動平均線や基準線、先行スパン1(雲の上限)が収れんしているところを意識すると下げ渋り感が出る。まだまだサポートを確認する場面もあるのだと思う。
▽詳しくは解説動画をご覧ください。
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