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中国石油大手の中国石油化工集団(シノペックグループ)はこのほど、中国車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)と協業し、全国に電気自動車(EV)向け電池交換ステーションのネットワークとエコシステムを構築すると発表した。
シノペックはガソリンスタンドやEV向け充電ステーションを手がけており、CATLは先進的な電池技術と電池交換システムの開発力を備えている。両社はそれぞれの強みを発揮し、電池交換ステーションの建設と運営を共同で推進する。2025年内に500カ所以上、将来的には1万カ所の建設を目指す。
両社はまた、CATL独自の交換用電池モジュール「Choco-SEB」と大型EVトラック向けの電池交換ソリューション「騏驥換電(QIJI Energy)」を活用し、大型EVトラックの航続距離延長サービスを打ち出す計画だという。
CATLは2024年末、25年内にChoco-SEBに対応する電池交換ステーション1000カ所を自社建設し、香港とマカオにも進出すると発表した。中期計画では各方面のパートナーと1万カ所を共同建設し、最終的には3万カ所に増やす方針だという。
同社はすでに、中国のEVメーカー蔚来汽車(NIO)とも戦略提携を結び、世界最大のEV乗用車向け電池交換のサービスネットワークを共同で構築すると発表している。
(36Kr Japan編集部)
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