「世界の革新企業100社」 中国6社、日本は33社に減少:英クラリベイト発表

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特許・科学技術情報サービスプロバイダーの英クラリベイト・アナリティクスはこのほど、2025年版の技術研究とイノベーションで世界をリードする「トップ100グローバル・イノベーター」を発表した。

中国からはIT大手の騰訊控股(テンセント、第2位)、通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、第9位)、パネル大手の京東方科技集団(BOE、第12位)、金融サービスの螞蟻集団(アントグループ、第77位)、音響部品メーカーの瑞声科技控股(AACテクノロジーズ、第90位)、車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL、第91位)の6社がランクインした。

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クラリベイトは12年から世界中の特許の影響力、成功率、地理的投資、希少性を測定し、世界的なイノベータートップ100を選出している。25年版では評価軸に初めてサスティナビリティー、ウェルビーイング、モビリティー、コネクティビティー、オートメーションの5つのマクロフォースを加えた。

上位10位に入ったテンセントとファーウェイはともに本社が深圳で、研究開発費が中国で最も多い2社でもある。テンセントの2024年の研究開発費は707億元(約1兆4000億円)、24年末時点で公開された世界特許出願件数は8万5千件以上、登録数は4万5千件を超えた。ファーウェイの研究開発費は1797億元(約3兆6000億円)で、対売上高比率は約20.8%となった。

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国別にみると、海外売上高が国内をはるかに上回る日本のシェアが最も大きく、33社がランク入りしたが、前年より5社減少した。韓国は8社で、中国と日本、韓国の3カ国で60社がトップ100入りし、東アジアの企業が経済のグローバル化で主力を担ったことを示した。一方、欧州は世界の知的財産活動における勢いが鈍り、米国は18社が入ったが、その数はここ数年減少している。【新華社北京】

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