「データベースが輝くとき、 システムに安定がもたらされる」 システムが不安定になりがちなこの世界 いにしえからの言い伝えが人々の間で まことしやかにささやかれ始めた 「不安定なシステムでは、 これ以上やっていけない」 データベースに光を取り戻すために、 立ちあがった1人がいた
「データベースが輝くとき、 システムに安定がもたらされる」 システムが不安定になりがちなこの世界 いにしえからの言い伝えが人々の間で まことしやかにささやかれ始めた 「不安定なシステムでは、 これ以上やっていけない」 データベースに光を取り戻すために、 立ちあがった1人がいた
今月は商用からオープンソースまで幅広くデータベース製品を取り扱っているアシストの取り組みと、9月10日にリリースされたPostgreSQL 9.2についてお伝えします。 昨年の夏から顧客の目がオープンソースに向いてきた アシストは1987年からオラクルの販売代理店となるなど、早い段階からデータベース製品を扱っている会社です。近年では商用データベースに加え、オープンソースデータベースの取り扱いにも力を入れています。理由は「お客さまの選択肢を増やすため」。商用データベースが必要なケースもありますが、オープンソースデータベースの方が適したケースもあるからです。 アシストがオープンソースに目を向け始めたのは2006年頃から。“まずは自社利用”ということで、オフィス製品にOpenOfficeを使うところから始めました。2007年からはデータベース稼働状況診断サービス「パフォーマンス・セラピー」をPo
筆者が日経ソフトウエアに異動してきたのは5年前。当時、日経ソフトウエアで「データベースを学ぶ企画」と言えば、米OracleのOracle DatabaseやMySQL、米MicrosoftのSQL Serverを中心に取り上げるものだった。 これらはみな、リレーショナルモデルという理論をベースにしたリレーショナルデータベース管理システム(Relational Database Management System、RDBMS)である。一昔前ではRDBMSさえ理解しておけば、業務アプリケーションから個人向けのWebアプリケーションに至るまで、データベースを使ったアプリケーション開発に事欠くことはなかった。 スマホ&クラウドの普及で変化 あれから5年の月日が流れた今、急速に拡大するスマートフォン&クラウド市場によって、開発者が学ぶべきデータベースに変化が生じている。従来のRDBMSの知識に加えて
実は上記の方法は日本語のデータではうまくいかない。PostgreSQLの全文検索は、単語が空白で区切られていることを前提にしているからだ。つまり、いわゆる「分かち書き」へ変換する必要がある。幸い、オープンソースで利用できるツールがいくつかあるのでそれを利用するとよいだろう。 ここでは、それらの中の1つの"mecab"を使い、PostgreSQLの関数の形で利用できるツールが公開されているのでそれを利用してみよう(と言っても筆者が開発したものだが)。 システムにmecabをインストールする。Vine Linuxでは、以下のパッケージが必要だ。 mecab-0.96-0vl1 mecab-devel-0.96-0vl1 mecab-ipadic-2.7.0.20070801-0vl1 このサイトからpostgresql-full-text-search.tar.gzを入手する。展開すると、po
分散KVS(キーバリューストア)は、RDBMSの代わりになると思ってはいけない。RDBMSでは当たり前だった機能の一部は、あきらめる必要がある。このため、重要なデータをむやみやたらと分散KVS上に置くのはやめた方がよい。 分散KVSであきらめなければならない機能には、次の四つがある、 ・トランザクション機能 ・排他制御機能 ・読み取り一貫性を保証する機能 ・スプリットブレイン対策機能 逆にいえば、これらを取り込まないことで、分散KVSはRDBMSではかなわなかった、無尽蔵なスケーラビリティーや、極端に短いレイテンシー(要求が返ってくるまでの遅延時間)による高パフォーマンスを実現できたわけだ。 ところが、使い方を間違えれば、たちまち問題が生じてしまう。とりわけ、業務システムにおける重要なデータを分散KVS上に置く場合は注意が必要だ。 トランザクション処理に支障 重要なデータとは、不整合や損失
遅ればせながら モダンな Perl の開発環境の構築方法 モダンなPHPの開発環境の構築方法 モダンなPythonの開発環境の構築方法 モダンな Java の開発環境の構築方法 に続いてみる。MySQLは言語じゃないけど。 コンパイラ等MySQLをソースからビルドするのでなければコンパイラ等は必要ないけど、どうせアプリ開発に必要なので「MySQLなんかいつでもハックしてやるぞ!」という意気込みを示すために入れておこう。OSXならXcode、LinuxならGCC。最新のソースコードじゃないとヤダ!という粋な人にはBazaarのインストールもお勧めしたい。Bazaarは言わずと知れた分散バージョン管理システムであり、MySQL開発チームも採用している。最新のソースコードは次のコマンドでゲット可能だ。 shell> bzr branch lp:mysql-server/5.1 mysql-5.1
アシストは2010年4月1日、オープンソースのデータベース管理システム「PostgreSQL」の24時間サポート・サービスを開始する。技術的な問い合わせに回答し、必要な場合はPostgreSQLの修正パッチを提供する。同社によれば、PostgreSQLの24時間サポートは国内初という。 アシストは2009年10月より、平日午前9時から午後5時までのPostgreSQLサポートを提供している(関連記事)。今回開始する「エンタープライズ」メニューは、24時間365日問い合わせを受付け、発生事象の再現確認やソースコードの確認、修正パッチの提供を行うもの。PostgreSQLのレプリケーション・ミドルウエアである「pgpool-II」および「slony-I 」も対象に含む。価格は物理CPU1台あたり年間66万円(税別)。問い合わせ回数は無制限。 サービス提供にあたってははPostgreSQL本体の
ビジネスでもっともよく使われるソフトウェアと言えば「Microsoft Office」だろう。さらにその中でもよく使われるのがExcelやAccessだ。Excelは簡易的なデータベース機能を備えているが、さらに細かくデータを集積したり、スクリプトを使ってデータを加工したいと思った時にはAccessを使うべきだろう。システム開発を行う部署に頼らずともユーザ自身でデータベースアプリケーションが作れるとあって、企業によっては多くのAccessアプリケーションによって業務が運用されているところも少なくない。だが、そうやって作られたアプリケーションは管理が煩雑になりがちで、新しいシステムへの移行を阻害する要因になりやすい。 「Zoho Creator」のトップページ。利用にはZohoアカウントが必要(またはGoogleアカウントも利用できる) 今のシステム化の流れとして、Webブラウザベースで動作
株式会社網屋は9月3日、エージェントレスのデータベースログ監査ツール「ALogコンバータ for Database」を発表した。サーバーアクセスログ監査ツール「ALogコンバータ」のシリーズ製品として提供される。価格は98万円(税別)から。 ALogコンバータ for Databaseは、データベースログを監査するためのソフトウェアツール。SQL Server 2008/2005/2000のデータベースログを分析可能で、これを利用すると、「誰が」「いつ」「どのデータベースで」「どのような操作を行ったか」といったデータベース操作を、容易に理解できるようになるという。 具体的には、SQL Serverの標準機能「SQLプロファイラ」を活用して、データベースのアクセスログを収集し、ALogコンバータに転送。ALogサーバー側でログを変換し、圧縮保管、検索、分析を行う仕組みを採用する。また、複雑な
楽天は2009年8月27日,同社が独自に開発した分散処理基盤ソフトウエア「ROMA(Rakuten On-Memory Architecture)」を実サービスに導入した。ROMAは,同社の研究開発部門である楽天技術研究所が開発した,分散キー・バリュー型データストア(KVS)と呼ばれるソフトウエア。Rubyで記述されている。 ROMAを導入したのは楽天トラベルの閲覧履歴機能「最近見た宿」。楽天では今回,同機能をモバイル機器に拡張。パソコンとモバイル機器両方のアクセス履歴を統合して表示させるために高速にデータを処理する必要があり,ROMAを利用したという。 分散KVSとは,複数のサーバーに分散してデータを保持するための基盤ソフトウエア。分散KVSにはmemcachedやAmazonのDynamoなどがあるが,ROMAはそのRuby版である。ひとつのデータを複数のマシンに複製して持つことで障害
米Microsoftは米国時間2009年8月21日,PHPアプリケーションから「.NET Framework」のデータ・アクセス・サービス「ADO.NET Data Services」を利用するためのツールキット「PHP Toolkit for ADO.NET Data Services」を公開した。同社が資金援助しているオープンソース・プロジェクトを通じ,Webサイトで無償提供する。開発元はインドのPersistent Systems。 ADO.NET Data Services(開発コード名は「Project Astoria」)は,リレーショナル・データベース(RDB)やXMLファイルといった形式のデータをREST(REpresentational State Transfer)ベースのAPIで提供する技術。.NET Frameworkと各種データベースの連携やASP.NETからのデー
問題 問31 データベースサーバを利用したクライアントサーバシステムにおいて,大量のSQL文が発生することによってクライアントとサーバ間の通信負荷が問題となった。このときの解決策として,適切なものはどれか。 ア インデックスの見直し イ ストアドプロシージャ機能の利用 ウ データベースの再編成 エ 動的SQLの利用 解説と解答 クライアントサーバシステムでSQLを使ってデータを参照すると,実行途中に膨大なデータのやりとりがネットワークを流れます。しかし,SQLプログラムをサーバ側に保存して実行すると,サーバとクライアント間では,パラメータと実行結果のみがやりとりされ,ネットワークの負荷が大幅に減ります。これを,ストアドプロシージャと呼びます。よって,選択肢イが正解です。 インデックスを見直すとインデックスを利用するデータへのアクセスは高速になりますが,通信量は軽減しません。よって選択肢アは
開発に必要なDB知識を2部構成で解説 『データベースエキスパートへの道』というタイトルが付けられている本書。中身を見ると、初級者がエキスパートになるまでに必要な知識/技術が解説されており、あえてカテゴライズするならば「入門書」となるだろう。ただし、入門書ではあるが、月刊誌『Software Design』の連載を書籍化したものだけあり、きちんと押さえるべきところは押さえられている。 入門者でもすらすら読める工夫が随所に 本書は2部構成で解説されている。 第1部は特定のデータベース製品に依存しない技術が対象で、ER図、正規化、SQLといったデータベースを設計するための基本的な知識が説明されている。一方、第2部では、実践編と銘打ち、実際の顧客向けシステムを構築する様子が描かれている。アプリケーション開発に携わるエンジニアがデータベースに関して理解しておかなければならないことはほとんど網羅されて
PostgreSQL Global Developmentは2009年7月1日(現地時間),オープンソース・データベースの新版PostgreSQL 8.4をリリースした。2008年2月に8.3がリリースされて以来,1年5カ月ぶりのメジャー・バージョンアップとなる。8.4では管理系の機能の強化,SQL2003対応のウィンドウ関数,再帰SQLなど293件の新機能の追加および改良が行われている。 PostgreSQL 8.4の主な機能は以下の通り。 ・並列データベースリストア バックアップからのリストア速度を最大8倍向上させたという ・列単位の権限 データへのアクセス権限を細分化 ・データベース単位の照合順サポート 複数の言語環境での利便性を向上 ・インプレイス・アップグレード 長い停止時間を必要としないアップグレード・ツールpg_migratorのベータ版を提供 ・新クエリ監視ツール 管理者が
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