奄美市立奄美博物館学芸員・平城達哉
平城家には2人の息子がいます。特に3歳の長男は夜の生き物が観察したくて、寝る前にドライブに行きたがる日があります。7月27日の夜、長男の「ヘビが見たい!」という言葉を受け、家族で30分ほどのドライブに出かけました。
今回走行したのは、奄美市名瀬から大和村へ向かう生活道路です。生き物の密度が高い場所ではありませんが、早速、アカマタというヘビが現れました。
毒はないものの、気性が荒く、トグロを巻いて威嚇してくる凶暴なヘビです。道路から森の中へ入ろうとしているところを発見したため、観察できたのは私だけでした。
その後も、元々は奄美大島に生…