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2025年3月14日は皆既月食、おとめ座の満月“ワームムーン”──春の訪れを感じ、心と体を健康に保とう

3月14日、おとめ座の満月は「ワームムーン(芋虫月)」とも呼ばれ、虫たちが春の訪れとともに動き始めることに由来している。そして今回の満月は皆既月食でもある。折しも卒業シーズンだが、「卒業」と呼びたくなるような出来事が起きたり、心が決まったりする人が多い時期だと人気占い師の真木あかりは語る。新年度を迎える今だからこそ、満月を見上げて「振り返りと調整」をしよう。※【2025年新月・満月カレンダー】願いを叶えるタスク&お守りジュエリーをナビゲート!もCheck

春めいてくる季節の「ワームムーン」

3月14日の15:55頃、満月が起こります。3月の満月は、アメリカ先住民の間では「ワームムーン」と呼ばれていたそう。長い冬が終わり、植物が芽を出し春の花々が蕾を膨らませていく。虫たちに限らず、私たちもだんだん、活動的な気持ちになりますね。占星術において「1年のサイクルのスタート地点」でもある春分の日は目の前。例年以上に「行動を起こしたい」「現状を変えたい」といった意欲が湧いてくる人も多いかもしれません。

無理も不合理も、「卒業」していく

今回の満月はおとめ座で起こります。ストイックに努力を積み上げていくこと、調整をはかることについて、物事が満ちていきます。今回は皆既月食なので、いつも以上に満月のパワーは強力。普段の満月が「物事が一定のレベルまで到達し、振り返りと調整を行うとき」と読むなら、月食は「到達しきって次に行く」ときと言えます。折しも卒業シーズンですが、「卒業」と呼びたくなるような出来事が起きたり、心が決まったりする人は多いでしょう。今回の月食は日本から観測することができるので、意味合いはより強まります。インパクトの大きな出来事もあるかもしれません。月が欠けた状態で昇ってくる月出帯食のため、問題はすでに顕在化している可能性も。どうすべきかわからないと思っていたことも、月がふたたび明るさを取り戻していくにつれて、明らかになっていきます。

特に仕事に関することは、自分に合わない働き方はそろそろ「卒業」する時期と考えたほうがいいでしょう。無理をすることが前提の仕事量。意味のないルーティン。効率の良くない進め方。そうしたものとは、決別する強い意思を持ってみたいところです。

ヘルシーな生活と美意識に向けて、今できること

おとめ座ということで、健康に関することにもスポットライトが当たります。満月の影響が出る3月12日の夜頃から、体調が不安定になる方がいらっしゃるかもしれません。ダイエットを頑張っていたのに抑えていた欲求が出てしまう、生活のリズムが崩れてしまうことも。ただ、それは「失敗」ではないのでしょう。頑張りすぎだったり、過剰だったりすることの「調整」と捉えることができるのです。

仮に反動が出てしまったり、ルーティンが崩れてしまっても「もう何もかもおしまいだ」「自分は意思が弱くてダメだ」などといったことは思わなくて大丈夫。たまには自分を甘やかす時間も持ちましょう。そして、行き過ぎた痩せ信仰や本心に蓋をした美容意識は、軌道修正していけたら素敵です。

<今回の満月でやってみるといいこと>
・日々のルーティンを見直す
・おなかに良いものを食べる
・体をあたためる
・ジャーナリング(書く瞑想
・過剰になっていたものをやめる

Profile
真木あかり(まき あかり)
占い師。学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。『タロットであの人の気持ちがわかる本』(説話社)や女性誌での連載など、著書・連載・アプリ監修多数。占星術や四柱推命で運命を紐解き、人が自分の人生をより良く生きるためのアドバイスを行っている。
http://makiakari.hatenablog.com/

Photos: 123RF Text: Akari Maki Editor: Mayumi Numao

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