ウェブサービス設計などにおいて、主にユーザのストレスを軽減するために導入される「ある行動をユーザがとるとき、その行動の理由を本来のものと別に用意してあげる」という設計概念。
英:[〜ability]=[〜されうること]
[アクセシビリティ]=[アクセスしやすいこと(情報が)手に入りやすいこと]
言い訳されうること=言い訳しやすいこと。言い訳しやすい理由を組み込んだウェブサービスの仕様。
Twitter はかつてから、ときどき勝手に「アンフォロー」されるというバグ(あるいは仕様)が存在している。これにより、あるユーザがアンフォローという行動をとったとしても、相手には「システムがバグっている」のか「相手が本当にアンフォローした」のかがわからず、アンフォローという行動に対し「それシステムのバグだよ。自分からアンフォローなんてしてないよ」という「言い訳」を提供できる。
また、ブロック → ブロック解除により「相手が自分をフォローするのをやめさせる」ということができるが、この場合も同じ言い訳が可能になっている。
Twitter における「言い訳ビリティ」はシステムがそれを「バグ」として提供することによって成立し、システムがユーザのストレスを肩代わりしているといえる。
重要なのは、ここでいう「言い訳」は実際にそれを相手に対して言うためにあるわけではなく、行動を起こすユーザ自身が、その行動をとりやすくするためにあるということである。