『将門記』などを研究している。 神奈川県の高校教員であった。 bk1による目録。 http://www.bk1.co.jp/author.asp?authorid=110002089080000
2005年4月から、はてなダイアリーおよび人力検索サイトはてな(アンケート)で「村上モトクラシ大調査」が展開された。
先日鎌倉が舞台のドラマを見て(スロウトレインです)、私は鎌倉に憧れがあるので物語がより美しく見えるけどそこに実際に住んでいる人はどうなんだろう?私は名古屋が舞台になっているとちょっと冷めるんだよな〜と思った事から久々に再読した村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」。ちなみに私が「名古屋が舞台で冷めた」本はこれではなかったと読み直して気づきました。笑 この小説は出てすぐ買った覚えがあるので多分前に読んだのは2013年ごろ。当時も好きでしたが10年ぶりに読んだら今の方がさらに面白く今の自分の気持ちに刺さるような感じがしました。 ストーリー)多崎つくるには高校時代4人のかけがえのない友…
東京奇譚集 村上春樹 新潮社 (2005年9月16日発売) 東京奇譚集 作者:村上 春樹 新潮社 Amazon f.2024/12/19 (2024-104)p.2005/9/24 from amazon site 肉親の失踪、理不尽な死別、名前の忘却……。大切なものを突然に奪われた人々が、都会の片隅で迷い込んだのは、偶然と驚きにみちた世界だった。孤独なピアノ調律師の心に兆した微かな光の行方を追う「偶然の旅人」。サーファーの息子を喪くした母の人生を描く「ハナレイ・ベイ」など、見慣れた世界の一瞬の盲点にかき消えたものたちの不可思議な運命を辿る5つの物語。 全5篇のうち、以下の4篇は「新潮」200…
この休み中、パズルだけでなく一応、本も読んでおいた。村上春樹の「羊をめぐる冒険」を。 今回、初めて読んだってわけではないんだけれど。もうすっかりストーリーも結末も、何もかもを忘れていたから、ほぼ読んでないのと同じですね。 覚えていたのは、耳モデルの女の子が出てくるってことだけ。それ以外はサッパリ。(なんたって、読んだのは10年以上前、まだ10代か20代そこそこだったハズ) 当時読んだ感想のひとつも何も覚えてないけれど、改めて読んでも、多分、おもしろかったんだと思う。 おもしろいというか、なんか次元が違う話だなって感じ。我々の生きてる次元を超えた先で書かれた物語だなって感じ。 タイトルからしてユ…
[本ページはプロモーションが含まれています] 広告・スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ブログの前のみなさ~ん!!! 今回もYANO-T's blogへお越し頂き、 ありがとうございます。 感謝感謝。 (引用:PR Timesサイト https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000036126.html) アマゾンの聴く読書、Audible をご存じでしたでしょうか? プロのナレーターが朗読した本をアプリで聞けるサービスです。 Audible TVCM「筋トレ続く…
哀しいカフェのバラード:カーソン・マッカラーズ著のレビューです。 ☞読書ポイント 感想・あらすじ カーソン・マッカラーズプロフィール 合わせておすすめ ☞読書ポイント あくまでも読者は眺めているだけというスタンスでしか物語に入れそうもない。しかしこのなんとも言えない三角関係は、必ず読者になんらかの爪痕を残す。 哀しいカフェのバラード 感想・あらすじ 久しぶりに何とも言えない読後感を味わっています。薄い本なのに、ズドーンっと心に何かを残して去っていく作品。こういうことが数年に一回ある。海外作品に多かったりするのだけど、例えばアントニオ・タブッキやポールギャリコ、フリオ・リャマサーレスが私の場合い…
表面的に話を追うだけでは理解出来ない深い物語です。登場人物それぞれがどうしようもない喪失感を抱え、もがいている様子が何とも切ないのですが、メタファーが何を意味しているのか一度読んだだけではつかめません。作者の他の著作との繋がりがあるようなので、他のものも読み進めたいと思います。
《内容》 モカシン電報(W.P.キンセラ);34回の冬(ウィリアム・キトリッジ);君の小説(ロナルド・スケニック);サミュエル(グレイス・ペイリー);生きること(グレイス・ペイリー);荒廃地域(スチュアート・ダイベック);イン・ザ・ペニー・アーケード(スティーヴン・ミルハウザー);夢で責任が始まる(デルモア・シュウォーツ);彼はコットンを植えない(J.F.パワーズ);レイミー(ジェイン・アン・フィリップス);嵐の孤児(メアリー・モリス);ビッグ・ブロンド(ドロシー・パーカー) 夢のなかで責任が始まる、を買おうかなぁーって悩んでたらアンソロジーがあったのでまず入門。 夢のなかで責任がはじまる 作…
先日、実家で学生時代のノートやレジュメの類を片づけていたところ、おもいのほか大量の英文を読んでいておどろいた。中身がまるで身についていないのにも愕然とした。 タスクとして横のものを縦にしていたにすぎないのだから、当然といえば当然である。「本というのは、こちらに求める気持がなければ、いくら読んでも通り抜けるだけである」と新藤兼人が『老人日記』に書いている。 何かしらの目的をもって、それに生かすという観点がなければ、通り抜けていくしかないのである。 「テーマがない」はうちの学科の宿病であり、そこへきて何かを体系的に身につけることを避けようとしていたのだから、手のつけようはない。鍛錬はしていても、そ…
はじめに もう当たり前なのですが、いかにも村上氏らしい作品だったと思います。 洒脱さ、会話、音楽など、今度の<僕>はちょっと若め。でもぐんぐん読めちゃいます。 田村カフカ君ときた 先ずは主人公の田村カフカ君。このキャラが村上作品の伝統を受け継ぐというか、らしさ満載であります。 というか、名前からちょっと気取っているよね。てか皆さんカフカは読みましたか?まあそれはいいとして、そういう変化球的な偽名をつけるというのがいかにも。ちなみにカフカというのはチェコ語でカラスという意味らしい。飲み会で喋りたくなる蘊蓄。 さて、田村君ですが、衒学的な喋り、強いのかナイーブだか分からないツンデレ・ギャップ萌え?…
あらためて村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を解説する。 先行作品 この小説は読者がすでにヘミングウェイの『日はまた昇る』と『武器よさらば』を読み終えていることを想定している。これらの作品を理解していないかぎり、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』が理解できることもないだろう。 『日はまた昇る』と『武器よさらば』に共通しているのは、その異常なまでの主人公の心的硬直である。両作品は一人称で書かれているが、どちらにおいても主人公は自身の内面をほとんど語らない。彼は明らかに傷ついている。戦争によって体を傷つけられた結果、『日はまた昇る』の主人公は性的不能になって女性と…
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全4項目●代表作●「Closet Picks」 ●「cineuropa.org」●「charades.eu」 「天国の口、終りの楽園。」より 全4項目 ●代表作 「流れ(Flow/Straume/フロー、水を怖れなくなった猫)」2024年、 「離れて(Away/Projām)」2019年 等 映画監督、アニメーター等で活躍するギンツ・ジルバロディスが影響を受けた・好きな映画。 ●「The Criterion Collection」の「Gints Zilbalodis’s Closet Picks」より8本 パンチドランク・ラブ ポール・トーマス・アンダーソン…ロマンティック・コメディ、経営…
失踪した父親とともに消えた自転車を探す過程で、自転車の持ち主たちに隠された過去にふれていく物語 台湾文学を読むのは甘耀明『鬼殺し』(白水紀子・訳) - logical cypher scape2に続いて2作目 (次に台湾文学読むとしたら本作かなあと目星はつけていたのだが、このタイミングで読むことにしたのは、文フリで買った『F』に載っていた『自転車泥棒』論がきっかけ。これについてはまたいずれブログに書く予定) 甘耀明は1972年生まれ、呉明益は1971年生まれと同世代。『鬼殺し』は2009年刊行(日本語訳2016年)、『自転車泥棒』は2015年刊行(日本語訳2018年) 作風は全く違うが、2作と…
拝啓 T監督 こんにちは、すっかり春の気候になりお散歩日和になりましたね。 春がくるたび、というより桃の節句がくるたびに、私は幽霊屋敷のことを思い出します。 「幽霊屋敷についてのテキスト」をお読みになったことと存じますが、私は呪われています。 どこから書こうか迷いましたが、時系列順にお話しましょうか。 私は在日コリアン4世です。 曾祖父/曾祖母の代から大阪市内にイエがありました。 両親ともに韓国人です。帰化をしたのは兄だけで、他は韓国籍のままのはずです。 どうも2世代前までは男が早死にする傾向だったらしく、私は母方の祖母しか見たことがありません。 祖母は私が中学に上がる直前に亡くなりました。母…
ネタバレ特になし。
片桐研究室のロゴに蛙がいるのだが、これは「かえるくん」である。そう、村上春樹「かえるくん、東京を救う」のかえるくんだ。なぜか?「かえるくん」と「片桐さん」はセットだから。かえるくんは、なぜ自分がそれをしなければならないのか分からなくてもするべきことをして、片桐さんはなぜ自分が必要なのかも分からず、そして自分は何をしたつもりはなくても、かえるくんの役に立って、結果的に東京を救っていたことになる。人生というか、社会の仕組みなんてそんなもんなんだ。高校放送部顧問時代に作った4編の短辺映画の一貫するテーマは、それだった。それぞれの登場人物がそれぞれ「まっとうな(=常識的な)」行いをすることで、結果的に…
大阪のおばちゃん、ちぃこです(^-^) 今日は「見」するんで、今週のお題 「大人だから」 言うのん、書きます_φ(・_・ 子供の頃って寝る時間、決まってたね? ちぃこ、小学生の頃は、20:00就寝やってん。 5年生くらいからは、21:00とか22:00になってんけど、それ以前は睡眠時間は10時間くらいやったわ( ̄∇ ̄) 寝る子は育つ、やな。 でも子供だってやりたい事、色々あるやんか? ちぃこ、本読んでて途中ええとこで寝なアカン言うのんが一番ツラいねん|( ̄3 ̄)| 続き気になって、なかなか寝られへんかったわ。 あっ、今でも寝る前に本読んだら、気になって寝られへんけどな。 でも今のちぃこ、大人や…
『アメリカン・ポエジーの水脈』(小鳥遊書房)という本が送られてきたので、送り手の二人の論文について感想です。 ・「トランスベラム・ヘンリー・ジェイムズ」(水野尚之) トランスベラムはアンテベラム(南北戦争前)のように「戦争前」と限定しないで、戦争前後、また戦後もずっと視野に入れて戦争の影響を考えるというのは、南北戦争に限らず、戦争一般にも当てはまる考えだと思った。 ジェイムズが戦争が始まってすぐに負った傷により、戦争に参加しなかった事がトラウマとなる。つまり物理的な傷、それによる兵士に慣れなかったという負い目(精神的な傷)、そしてアメリカ人、特に南部人が負ったトラウマ。それらがジェイムズをして…
姓名判断の「25画」について解説していきます。
kenjou「『風の歌を聴け』を読み返してみた」https://kanjin.hatenablog.jp/entry/2025/01/11/182645 村上春樹の『風の歌を聴け』*1を再読したのだという。 この小説は一つのまっすぐな連なりにはなっておらず、断片的に物事が語られる なので一見すると軽くてふわふわした雰囲気小説のように見えるのだけれど、中に籠められているものは決して軽くない 登場人物のうちのひとりに、小指のない若い女性がいる堕胎手術を受けており、家族との関係がうまくいっておらず、そして貧しい 「鼠」というあだ名の若者は、大学からドロップアウトしてぶらぶらしており、家が金持ちなのだ…
オーディブルを1,500時間以上聴くと、いろんなことがわかります。メリットもデメリットもです。 最大のメリットは「時間」です。 大概の人は時間がとれなくて読書しない。または、読書に時間を使いたくないから本を読まない。 つまり、「時間」が足りないですよね。 ひょっとしたら海外ドラマの一本でも観る時間がとれるかも。そんな期待はいつもどおり裏切られる。あっという間に時間はすぎる。名前のないものだけで埋められる。一日は、本当になぎ倒されるように、たったの一息で終わっていく。 初恋の(川上未映子著)より引用 ゴリ部長ほんと、コレ。時間はあっという間に過ぎ去るのよね。 読書はしたいけれど、「時間」のせいで…
おはようございます。この3連休に読んだ本の紹介です。昨年の上半期第170回芥川賞の東京都同情塔です。私は○○賞受賞作とかに弱いのでとりあえず読みました。最近の芥川賞らしく斬新な書き方でした、純文学の裾野が広がったような印象を受けました。著者は5%くらいAIの手法を取り入れたとインタビューしてますが、10%以上取り入れている感じがしました。AIの取り入れと夢想の世界がと共にゴシック体で書かれていたのは読みやすかったです。 物語は新進気鋭の若い女性建築家の東京都同情塔の建築にまつわる色々な思いを中心に本人のカタカナ使いについての考察、恋人である年下のイケメン男子ハウスマヌカンとの恋愛等々、多岐のフ…
1.6月 8時に起きてシャワー。昨日恋人からお誕生日プレゼントに貰った、月兎印の赤いポットでお湯を沸かしてコーヒーを淹れる。今まで使ってた汚い白のホーローポットよりおいしくコーヒー淹れられた(気がする)。コーヒー飲みながら日記を更新。午前中は某映画の撮影で20年ぶりに歌わなければいけない昔作った歌をピアノで練習したり、引越しの荷造りも始める。まずは本棚。段ボールに詰めて、側面に中身をマジックでわかりやすく書くんだけど、「単行本 殺」とか「文庫 殺」とか物騒な文言になってしまい、自分だけわかればいいやと思って適当に書いてたけど、これ引っ越し屋さんも一応見るよね。5箱くらいやったらもう疲れた。午後…
明けましたね。2025年です。だいぶ経ってしまった… 2024年に触れたカルチャーで記憶に残っているものなどをいろいろ残しておきたいと思います。 【映画】 1:Saltburn 2:ぼくのお日さま★ 3:ヴァージン・スーサイズ 4:ルックバック★ 5:海がきこえる 6:ホールド・オーバーズ 置いてけぼりのホリデイ★ 7:NOPE 8:ストップメイキングセンス 9:女っ気なし 10:悪は存在しない★ 11:哀れなるものたち★ 12:ナミビアの砂漠★ 13:夜明けのすべて★ 14:MAINE OCEAN 15:オッペンハイマー★ 16:関心領域★ 17:チャレンジャーズ★ 18:PAST LIVE…
朝は 少しのんびり目に 08時半に起床。天気 良い感じ、シャワー浴びて 支度して 録り溜めドラマでも観ようと思ったら mimiさんも息子も起きてきて 諦める。ブランチ。 裏切らん。洗濯やら 掃除したのち 予定はなく、 迷った挙句 お昼過ぎに cube 3でお出掛け。久し振り ららぽーと富士見。当然 激混み。息子連れて 色々見て回ったが ディズニーストアないのね…。キディランドに行ったら ディズニー系のアイテムもあって 『トイ・ストーリー』のモノも。どれも結構高いのだけれど mimiさんがセールワゴンから めちゃくちゃ安くなっていたアイテム見つけて 3点購入。それでも1,500円くらいで お得で…