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「出会い系サービスが"現代風のソーシャル要素"を取り入れたらどうなるの?」
そんな素朴な疑問に応えたのが去年の11月にサービスインを果たしたLikeaLittleというサービスです。リリース6週間後で到達したページビュー数は2000万PV。現在米国でも最も勢いに乗っているサービスの一つです。
従来、オープンな出会い系サービスに見られた厭らしさを払拭するクールなインターフェース、そしてTwitter並みに活発なユーザー間のコミュニケーションが生まれているLikeaLittleは新たな「出会い系3.0」サービスと言っても過言ではありません。
Facebook 同様のストラテジーで全米の大学で話題となり、12月にはY Combinator(シリコンバレーの著名エンジェル投資家チーム)からのバックアップも決まった当サービスの魅力、チーム、そして今後の展望を今回はご紹介したいと思います。
米国学生はFacebookだけではもう満足しない?
LikeaLittleのコンセプトは非常にシンプルでストレート。それは「リアル世界で発見した魅力的な異性の特徴を共有するサービス」です。ウェブとは違い、現実ではいきなり相手に話しかけるためのコンテキストが薄いし、断られるかもしれない...そんなユーザーのためにLikeaLittleは「一目惚れのはけ口」を作っています。
使用方法は簡単で、ユーザーは匿名でログインし、魅力的な相手を発見した際には相手の「性別」、「髪の色」、「発見した場所」、「その他の印象に残った点」を共有します。(この"その他"の欄がユーモアに富んでいて面白い)。
そうすると、投稿されたポストに対して他ユーザーから共感のLikeやコメント、そして内容が攻撃的すぎる場合は、スパムとしてレポートされることもあります。
この新しい形の情報交換がキャンパス内でブレイクし、現在のLikeaLittleユーザー層のほとんどが大学生で構成されています。当然かもしれませんが、授業やテスト期間中に暇潰しをしたい学生にとって「異性との出会い」の匂いのするサービスほどエキサイティングなものはありません。