Meltdown(メルトダウン)とは、コンピュータ、スマートフォン、IoT家電など、マイクロプロセッサ(CPUなど)を使用する電子機器に幅広く存在するハードウェアレベルの脆弱性のひとつである。 本来マイクロプロセッサが実行するソフトウェアには、それぞれの種類に応じて特権レベルと呼ばれる権限階層が割り当てられており、OSの中枢であるカーネルやドライバには高い権限が、利用者がダウンロードしたアプリなどには低い権限が与えられ、低い権限のアプリが中枢機能の動作に支障しないように制御されている。 この脆弱性を利用すると、正当な権限のないプロセスが、ドライバやカーネルなどより高い特権レベルのメモリにアクセスすることが可能になる。