『バークレー先生のADHDのすべて』
Barkley, Russell A. 1995 Taking Charge of ADHD: The Complete, Authoritative Guide for Parents,The Guilford Press.
=20000625 海輪 由香子 訳,山田 寛 監修,株式会社ヴォイス,586p.
last update:20170921
■Barkley, Russell A. 1995
Taking Charge of ADHD: The Complete, Authoritative Guide for Parents,The Guilford Press.
=20000625 海輪 由香子 訳,山田 寛 監修 『バークレー先生のADHDのすべて』,株式会社ヴォイス,586p ISBN-10:4900550884 ISBN-13:978-4900550889 2800+
[amazon]/
[kinokuniya] ※ adhd
■内容
[amazon]より
商品説明
ADHD(注意欠陥多動性障害)とは、注意力がない、落ち着きがない、抑制力が不足しているなど、主に子どもに見られる行動障害を指す。しかし、日本での認知度は低く、単に行儀が悪い子どもとして見捨てられるケースも多い。著者はADHD研究の先進国アメリカでも屈指の専門家。本書はADHDの子どもを持つ親や教師のために懇切丁寧なアドバイスを与える実用書だが、啓蒙書の役目も果たしている。
「ADHDを引き受けて立ち向かう」では、親が積極的に専門家の知識を利用し、子どもの責任者としていかにあるべきかを説く。ただでさえ、子どもの扱いに悩みながら生活しているのに「親のしつけが悪いから」などと責められる親たちのために、親自身のケアの必要性を力説する。家庭や学校ですぐに実践できる対処法は、第3部の「ADHDの子供との毎日」に詳しい。的確な対処によって、問題をかかえる子どもたちの健康的な発育を促すこともできるのだ。
日本版刊行にあたり、ADHD関係者の支援団体代表者へのインタビューを加え、日本の現状をより詳しく解説している。アメリカで使われている薬が、日本では認可されていないという例もあり、治療や対処法を議論するだけでなく、行政への理解を求める必要もあるようだ。
巻末では、日本国内でADHDの治療を実践している医療機関、支援団体、教育関係の相談窓口の連絡先や参考文献も紹介。ADHDの子どもとかかわる人たちの役に立ちたい、と願う著者や編者の気配りが随所に見られる。(齋藤聡海)
内容紹介
<ADHD関係者必読の書>
この本は全米で最もよく読まれている親用ADHDの本です。最新の科学的な知見に基づいてADHDをわかりやすく示し、子どもとの生活と彼らの成長過程でぶつかるあらゆる事柄に触れ、具体的な対応が示されています。この本に書かれていることは親だけでなく、臨床家はもちろん、保育者、学校の先生などADHDの子どもに関わるすべての人々に役立つことばかりです。
<役に立つ豊富な巻末資料集>
長編インタビュー「日本のADHDの状況と今後の展望」
■「ADHDの受診ができる医療機関、支援団体、教育相談窓口」
■「ADHD関連書籍一覧」掲載
<この本をぜひお読みいただきたい方々>
■ADHDの子供をもつ親御さんやご家族の皆様。
■ADHD関連の医療関係者の皆様(小児科・精神科・神経科・心療内科など)。
■ADHDの子供を預かる可能性のある学校の教育関係者の皆様
内容(「BOOK」データベースより)
これ一冊でADHD(注意欠陥多動性障害)のすべてが分かる。日本に比べ研究が進む米国の中でも25年間に渡ってADHDを研究しつづける世界的権威ラッセル・バークレー博士。博士の日本初のADHD著作翻訳、決定版。
内容(「MARC」データベースより)
25年間に渡ってADHDを研究しつづける世界的権威が、最新の科学的知見に基づいて、ADHDを分かりやすく解説。子どもとの生活と彼らの成長過程でぶつかるあらゆる事柄に触れ、具体的な対応を示す。
著者について
ラッセル・A・バークレー
国際的に知られた精神衛生の臨床研究者。マサチューセッツ大学医療センター心理学主任、精神・神経学教授。注意欠陥多動性障害を25年以上にわたって研究、多くの著作・論文を発表しているADHDの世界的権威。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
海輪 由香子(かいわ・ゆかこ)
東京都立大学人文学部心理学専攻卒業。現在翻訳業に携わる
山田 寛(やまだ・ひろし)
広島市出身。東京大学医学部卒業、同大学精神医学教室で研修。1978年より東京都立松沢病院に勤務。この間ロンドン精神医学研究所およびモズレー病院に留学。1992年よりヤマダ神経科クリニック(世田谷区)を開業し、現在に至る。精神保健指定医。共著・共訳書に『精神療法のすすめ』『老年の精神医学』『精神障害・心身症看護マニュアル』『陽性・陰性症状評価尺度』などがある
■目次
ADHDの子供をもつ親のための基本理念
第1部 ADHDを理解する(注意欠陥多動性障害とは;ADHDに関する新しい理論 ほか)
第2部 ADHDを引き受けて立ち向かう―最終決定権をもつ親としてうまくふるまうには(子供にADHDの診断を受けさせる;評価に際し知っておくべきこと ほか)
第3部 ADHDの子供との毎日―アメリカの家庭、学校での対処法(行動を良い方向へ導く八つのステップ;家庭での対応―問題の解決法 ほか)
第4部 ADHDの薬物療法(刺激剤による薬物療法;そのほかのADHDの薬)
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:岩�ア 弘泰