「11月23日からの3連休が勝負」。ファッションや百貨店関係者の何人もから、同じせりふを聞いた。冬のボーナス商戦のスタートとなるこの週末の売り上げは、今期の業績を左右するほど大事な位置づけなのだという。…… [記事全文]
久しぶりのアメリカ出張で、ニューヨークを訪れた。そこでなによりも驚かされたのは、男性がお洒落になっていたことである。装いのシルエットはコンパクトに、そしてアイテムはクラシックなものの人気が復権している。…… [記事全文]
日本の夏に定着したクールビズの影響もあって、「ビジネスウエアがカジュアル化した」といわれている。男性ファッションの業界では、ここ数年、「スーツが売れない」という嘆きを聞くことも多い。…… [記事全文]
男性ファッション誌になくて、女性ファッション誌にあるもの。それは美容ページの存在である。化粧品の効能やメーキャップに関する企画を毎月つくり上げる美容担当の編集者や美容ライターは、文字通りのスペシャリスト。…… [記事全文]
ストップウォッチ機能が特徴であるクロノグラフ腕時計を使って、何かを計測している男性を、あまり見かけたことがない。それでも、なぜクロノグラフの人気が高いのか? ロンジンのウォルター・フォン・カネル社長は、この質問に明快に答えてくれた。「文字盤の…… [記事全文]
ビジネスマンの出張に欠かせないスーツケース。ここ数年で、買い替えのモチベーションとなるいくつかの節目があった。まずは、2001年9.11テロ以降の保安検査の強化に対応したTSAロックの搭載。アメリカ便では預け入れ荷物の開封検査の可能性があるため…… [記事全文]
女性にとってのバッグは重要なファッションアイテムであるが、男性にとってのバッグは重要な仕事道具である。例えば、アタッシェケース。この硬い箱型の手提げバッグは、かつて大使館の大使館・公使館で、軍事・科学・経済などの専門分野を担当する館員(仏語でattache)が…… [記事全文]
IWCのCEOであるジョージ・カーンにインタビューしたことがある。「男は時計と靴にお金をかけるべき」。彼がいった言葉を、今も鮮明に覚えている。IWCのトップであるカーン氏が、「時計にお金をかけろ」というのは当たり前。では、なぜ彼は靴に言及したのだろうか。…… [記事全文]
昨今のビジネスウエアでは、“コンフォート”という言葉でひと括りにされるアイテムや、リラックスできる着こなしの人気が続いている。それに対して、差異を求めるファッション業界からは、「男性は男性らしくビチッとスーツを」といった声もまた生まれつつある。その方向性は“英国調の復権”とも一致する。そこで、ロンドンの男たちの着こなしを、改めて取材してみることにした。…… [記事全文]
窮屈な着心地であっても、スタイリッシュでありたい。そう考える洒落者は、もはや少数派。昨今のビジネスウエアを見ていると、「コンフォート」という流れがメインストリームとなった感もある。スーパークールビズの掛け声が今年も発せられるひと足先に、「コンフォート」でかつ「スタイリッシュ」な高機能アイテムを紹介していこう。…… [記事全文]
今年も1月中旬から、スイスのジュネーブでS.I.H.H.(国際高級時計サロン)が開催された。世界中から有力バイヤーが集まる見本市ではあるが、私たちプレスにとっては、新しいモデルの腕時計をいち早く取材する重要な機会となっている。…… [記事全文]
男のお洒落は靴で決まる、と熱く語るファッション関係者も多い。「いや、ビジネスウエアで一番重要なのはサイズ」と反論しかけて、ふと考えてみる。サイズが守備の要だとすれば、確かに靴は攻撃の決め手といえるかもしれない。…… [記事全文]
映画『ティファニーで朝食を』のユニオシを始めとして、昔のハリウッド映画に登場する日本人といえば、決まって七三のヘアスタイルに黒縁の眼鏡。じつは、日本製の眼鏡のほとんどが、福井県の鯖江市で作られているのをご存知だろうか。…… [記事全文]
通称、おしゃスナ。男性誌でも女性誌でも、ファッション雑誌の人気企画といえば「おしゃれスナップ」である…… [記事全文]
アウトドアブランドのウエアは、ファッションのトレンドと関係なく常に人気が高い。機能から考えられた、理由のあるデザイン。タフな用途に耐え得る丈夫さ。こういったところが…… [記事全文]
スペシャリティストアという言葉がある。専門店と言い換えられることも多いが、なんだかピタッとこない。調べてみると、「消費者に対して明確なコンセプトをもってサービスを行う…… [記事全文]
節電の影響もあり、今年の夏はニッポンのビジネスマンにとって例年以上に厳しい季節となっている。早々に環境省が提言した「スーパークールビズ」は話題を集めたが…… [記事全文]
10代の女のコたちの間で“オジカジ”と呼ばれるファッションが流行している。ひじあて付きツイードジャケット、ちょっと大きめのレタードカーディガン、黒縁の大きな眼鏡…。…… [記事全文]
ブランドとは、なんぞや。改めて考えてみた。「brand」の語源は、焼き印を押すという意味の英語「burned」であるといわれている。…… [記事全文]
クールビズという言葉は、ここ数年ですっかり定着した。特に昨年の夏は、統計が始まった1898年から113年間で最高の猛暑を記録したこともあり、ノータイで過ごすビジネスマンは更に増えたようだ。…… [記事全文]
1月の中旬に開催されたジュネーブサロン(SIHH)と、3月下旬から開催されるバーゼルワールド。スイスで行われるこの二つの腕時計見本市のすきまを縫うように、毎年2月に国産時計3社(セイコーウォッチ、シチズン時計、オリエント時計)の合同提案会が箱崎のホテルを会場にして開催されている。…… [記事全文]
ハンドメード。多くの男性は、この言葉に弱いもの。ショップでファッションアイテムを探しているときに、店員さんから「ハンドメードですよ」とつぶやかれると、それが決め手になることも多い。…… [記事全文]
スーツを着こなすときに、トレンドに敏感になり過ぎるべきではない。このコラムでは、繰り返し、そのようにお伝えしてきた。ピチピチなタイト・ジャケットを着たり、極端にナロー(細身)なネクタイを身につけたり。…… [記事全文]
ビジネスマンがスーツを着るときに、心掛けるべき第一のルール。それは、「仕事着で個性を主張しない」ということ。主張すべきは仕事の出来、そしてみた目ではなく、自身の内面であることは言うまでもない。とはいえ…… [記事全文]
ビジネスウエアのカジュアル化が進んでいる。スーツ着用が必須ではない職場は想像以上に増えており、その影響もあって、メンズ服飾業界ではスーツよりもジャケットが売れるという声を聞くことが多い。…… [記事全文]
腕時計を着けないビジネスマンが増えている。彼らは「携帯電話で事足りる」と口をそろえるだろう。しかし、クライアントとのミーティング中に、時間をチェックするためにポケットの携帯電話をチラリと見るさまは、相手に不快感を与える可能性もあるといっていい。…… [記事全文]
今年の夏、3年ぶりにニューヨークを訪ねた。2泊3日のショートステイではあったが、取材の合間を縫って何軒かのメンズストアを見る機会を得た。まずは、Jクルーリカーストア。この店は、「ニューヨークに行くのなら、ぜひ見てきたほうがいい」と、何人ものファッション関係者から勧められたのだ。…… [記事全文]
腕利きとして知られている銀座のお直し屋さんで、スーツのパンツの裾(すそ)上げをしてもらった。足元にしゃがんで折り込んだ裾にピンを打ちながら、担当者はこう尋ねてきた。「ノーブレークでいいですか?」…… [記事全文]
世間では、クールビズが定着したように見える。とはいえ、営業先のオフィスを訪問するときに、上着とネクタイを着用すべきかどうかを迷う場合も多いだろう。転職サイト『イーキャリア』が行った営業職の身だしなみ調査によると、訪問先がクールビズを実施している場合でも、「上着を着ていくことが多い」6割、「どちらかといえば上着を着ていることが多い」3割といった結果が報告されている。…… [記事全文]
10万円を超えるような男性向けビジネスシューズがヒットした“靴バブル”は、ここにきて一段落したように見える。 「革のにおいでクオリティーを確かめたり、左右の靴色の個体差を気にしたりするような靴フェチともいえるお客さまは、さすがに減りました」とは、ある高級インポート靴のプレス担当者の言葉。…… [記事全文]