早めにパスワードは変えといた方がいいかも...
実は3年以上もの長きに渡って、グーグルのストリートビューカーが、黙って人の家の軒先を訪れては、Wi-Fi無線LANアクセスポイントからアクセスできる個人情報を許可なく収集して蓄積していた問題で、どうやらトンでもないディープな内容までデータベース保存されていたことが判明しちゃいましたよ。
プログラミング上のエラーから、本当に意図せず悪気なく犯してしまった過ちなんです...と、身の潔白を実証すべく、各国の法的機関に進んで協力姿勢を示しているグーグルなんですが、今月に入って、この件に関する詳細な調査を実施したフランスの情報処理および自由に関する国家委員会(CNIL)から、衝撃の報告が出されています。
「まだ最終調査報告書がまとまっていない段階にあるため、詳細を公にすることはできませんが、勝手にグーグルが収集していた個人情報の中には、Eメール本文の抜粋からメールアカウントのパスワードに至るまで、おびただしいプライベートなデータが含まれているのを発見し、衝撃を覚えています」
そう関係者が語っており、ドイツやスペインからも間もなく出される調査結果などと合わせて、ますますグーグルの置かれた立場は厳しいものになっていく感じです。そもそも意図的な個人情報の蓄積活用が疑われるとの指摘までありましたし、これからさらに驚くべき実態が明らかになるかもしれませんね。情報管理は自己防衛が必須と言えそうです...
Rosa Golijan(原文/湯木進悟)