世界の読み方
新潮社より9月15日に発売される佐藤優さんの新刊『ゼロからわかる「世界の読み方」プーチン・トランプ・金正恩』のカバーの絵を描きました。帯に〈白熱講座、完全実況版〉とあるように、おしゃべりを本にしたものなので、読みやすいです。
帯にはまた、こうもあります。〈世界を翻弄する3人の思考と行動は「OSINT(公開情報)」でここまでわかる!〉そして〈インテリジェンスのプロはこう読む!〉とでかい文字が力んでいます。
ちなみに私は、ふだん新聞もろくに目を通していません。たまに「荻上チキのsession-22」をラジオで聴いて、「うん、自分の考えは荻上チキと同じでいいや」と思っているくらいの人間です。
OSINTはオープン・ソース・インテリジェンスの略なんだ。インテリジェンスのプロ……インテリのプロってなんなんだ?って思ってましたが、そうじゃないんですね。あ、インテリってインテリゲンチャの略か。
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紙幅の関係上、新聞に書いてあることより詳しいことは週刊誌に書いてありますよね。さらに詳しいことは月刊誌に書いてありますよね。もっと詳しく知りたかったら本になっているものを読んだ方がいいかもしれない。
そこまでつっこんで読むと、最初にテレビのニュースで知った情報とは違う側面も見えてくるでしょう。全然違うかもしれない。しかもものごとは他のことと絡み合いながら、歴史という時間も背負っている。世の中でおこっていることを自分で知ろうとしたら、それだけで時間がなくなっちゃう。
自分に与えられた時間には限りがある。
俺にはやらなきゃいけないこともある。
でも自分が今生きている世界のことも少しは知りたい。
そういう時に荻上チキさんのラジオを聴いたり、佐藤優さんの本を読む、と。
うまいことできてんな〜、世の中ってのは。
そして発売のタイミングがドンピシャだなぁ〜!