[Alt]+[Tab]や[Alt]+[F4]、そしてもちろん[Ctrl]+[Alt]+[Del]──。それ以外に[Alt]キーは何に使うのだろうか?
[Alt]キーを普段から使っているだろうか。案外、なくなってもPCを使うのに大きな支障はないキーなのだが、それだけにうまく使えば意外な効果が期待できる。
ファイルの「プロパティ」を見るときにどんな操作をしているだろうか。多くは、右クリックして「プロパティ」を選択? それともエクスプローラメニューのファイルから「プロパティ」を選ぶ?
ファイルを選択して、[Alt]キーを押しながら[Enter]を押すと、プロパティが表示される。もちろん[Alt]キーを押しながらマウスでダブルクリックしてもいい。
案外知られていないが、ファイル操作を劇的に早く、確実にしてくれる。
続いてWebブラウザで[Alt]キー。FirefoxやIneternet Explorer 7などのタブブラウザでは、新しいページをタブを追加して開くことができる。
ところが、URLを入力する「ロケーションバー」や「検索バー」にURLや検索文字を入力して[Enter]を押すと、同じタブが上書きされてしまう。つまり新しいタブが開かない。
こんなときは[Alt]キーを押しながら[Enter]を押してみよう。新しいタブで検索結果を開くことができる。
Windowsのアプリケーションのほとんどは、上部に「ファイル(F)」「編集(E)」「表示(V)」……といったメニューを持っている。マウスで文字をクリックすると、メニューが現れるのが普通。しかし、[Alt]キーを使えばキーボードだけで操作することもできる。
「ファイル(F)」の(F)がそのキーワード。「ファイル」メニューを開きたいなら、[Alt]キーを押しながら[F]を押す。するとメニューが開くので、矢印キーで操作すればいい。
[PrtSc]キーを押すと、Windowsの現在の画面をキャプチャしてクリップボードに転送できるのは皆さんご存じだろう。
ここで[Alt]+[PrintScreen]キーを押すと、いま表示されている画面全体ではなく、アクティブになっているウインドウの中身だけをキャプチャできる。
ちなみに、[Alt]キーは「アルトキー」ではなくて「オルトキー」が正しいらしい。英語で書くとAlternateキーなのだそうだ。
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