院生プロジェクト脱構成研究会「現代思想とアナキズムーアガンベン・フーコーの統治論をめぐって」

公開研究会テーマ><br />  現代思想とアナキズムーアガンベン・フーコーの統治論をめぐって<br />  
<開催日時・会場><br /> 日時:3月2日(日)14:00-17:00<br />  
場所: 立命館大学衣笠キャンパス 創思館303・304<br />
講師:高桑和巳<br />  講演「現代思想とアナキズムーアガンベン・フーコーの統治論をめぐって」

「現代思想とアナキズムーアガンベン・フーコーの統治論をめぐって」

【開催日時・会場】
日時:2025年3月2日(日)14:00~17:00
会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館303・304

【プログラム】
1. 高桑和巳氏 講演
2. 院生による個人研究発表
– II. 徳永怜(立命館大学先端研M2)
– III.竹下涼(京都大学人間環境学研究科M2)

【公開研究会趣旨】
アガンベン『ホモ・サケル』やフーコー『安全・領土・人口』の訳業で知られる高桑和巳氏を招聘し、現代思想とアナキズムの連関について検討する研究会を開催します。
 
【参加申し込み】
参加申込フォーム:
[Googleフォーム]

 
【主催】
立命館大学大学院 先端総合学術研究科 院生プロジェクト「脱構成研究会」

【お問い合わせ】
徳永怜 lt1234hi@ed.ritsumei.ac.jp

2023年度 立命館大学大学院 先端総合学術研究科 パートナーシップ委員会企画講演会 「衣笠研究科交流フォーラム:つながる院生・ひろがる研究」

2023年度 立命館大学大学院 先端総合学術研究科
パートナーシップ委員会企画イベント
「衣笠研究科交流フォーラム:つながる院生・ひろがる研究」

2023年度 立命館大学大学院 先端総合学術研究科
パートナーシップ委員会企画イベント
「衣笠研究科交流フォーラム:つながる院生・ひろがる研究」

◇開催日時
2023年12月15日(金) 17:30~19:00(予定)

◇場所
立命館大学衣笠キャンパス諒友館食堂1階
途中入退場自由・申込不要

◇企画趣旨
立命館大学大学院学生育成目標では院生の分野横断的な研究交流・協力が推進されており、とりわけ先端総合学術研究科では「プロジェクト型大学院」のもと研究・教育が実施されています。しかしながら、コロナ禍を経た現在、院生同士や教員とのオープンな場での交流機会が減少しています。そこで本企画では文学研究科、法学研究科、映像研究科、社会学研究科、国際関係研究科、先端総合学術研究科の6研究科から総勢24名の院生が、それぞれの研究科と個人の研究を紹介し、会場参加者との対話・交流を行います。他研究科にある近接領域や、他分野との出会いの中で参加者のディシプリンを確立・再考する機会を提供いたします。

◇タイムテーブル

17:30 開会の挨拶 趣旨説明

17:50 ポスターセッション
研究科紹介 ×6
6つの研究科それぞれで学べることや教育方針などを紹介
授業の雰囲気や大学院生の自主研究会など耳より情報も?

個人研究発表 ×24
大学院生が自身の研究の意義や可能性を紹介
ポスターの前に立つその人こそ、運命の研究仲間かも?

18:50 閉会の挨拶

※ポスターセッションとは
発表者が伝えたいことを一枚の大判ポスターにまとめて掲示し、来場者に対面で説明する形式の研究イベントです。

◇主催
立命館大学大学院先端総合学術研究科パートナーシップ委員会

2024年度SOGI研究会公開研究会 「障害者における性のエンパワーメント」

2024年度 SOGI研究会 公開研究会「障害者における性のエンパワーメント」

公開研究会テーマ><br />2024年度 SOGI研究会 公開研究会「障害者における性のエンパワーメント」  <br />  <開催日時・会場><br /> 2025年2月21日(金)19:30~22:00  (19:20に開場)<br />  会場:Zoom<br />  ゲスト講師:箱鄭智偉・台灣同志諮詢熱線協會社工主任(台湾LGBT+ホットライン協会)・障礙性權團體(手天使)發起人暨社工督導(障害者性的権利団体「手天使」)<br />

【日時】
2025年2月21日(金)19:30~22:00 (19:20に開場)
【参加方法】
事前申し込みなし、入退室自由、先着100名
【場所】
Zoom meeting
ID: 919 9955 6226
Passwords: VP7ANb
https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/j/91999556226?pwd=a3xhiBI2uu6TjLiSyLobSA5Waa43Us.1

【講演者】
鄭智偉
・台灣同志諮詢熱線協會社工主任
(台湾LGBT+ホットライン協会)
・障礙性權團體(手天使)發起人暨社工督導
(障害者性的権利団体「手天使」)

※講演:台湾華語
日本語通訳・字幕通訳あり

【プログラム】
19:20 Zoom開場
19:30~19:35 開始:挨拶
19:35~21:35 鄭智偉氏の講演
21:35~22:00 質問とディスカッション 

【主催】
立命館大学大学院先端総合学術研究科・院生プロジェクト「SOGI 研究会」

【協賛】
立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会

【お問い合わせ】
gr0371ri@ed.ritsumei.ac.jp(OUYANG)

2025年度研修生・研究生の募集について

2025年度研修生・研究生

出願にあたって

出願期間

  • 在籍を希望する期間が春学期・通年の場合

2025年3月3日(月)9:00~2025年3月10日(月)17:00

  • 在籍を希望する期間が秋学期の場合

2025 年9月5日(金)9:00~2025年9月11日(木)17:00

出願方法

オンライン出願を基本とします。
入力氏名は現在の氏名でお願いいたします。
オンライン出願の受付URL等は以下のとおりとなります。
出願期間前はアクセスできませんので注意してください。

研修生申請について
2025年度_研修生願書(在学生用)先端総合学術研究科
学内ユーザ(2024年度に研修生でかつ、RAINBOWID、パスワードがわかっている方)
https://cw.ritsumei.ac.jp/campusweb/SVA40D0.html?key=LNG20241206152538995812351

2025年度_研修生願書(登録会員用)先端総合学術研究科
登録会員(今回から新規に申し込む方、あるいは、2024年度研修生でRAINBOW IDが不明な方)
https://rw.ritsumei.ac.jp/survey/guest/SVA4FD0.html?key=LNG20241206145324079812351

研究生申請について(応用人間科学研究科の修了生の方は申請できません)
2025年度先端総合学術研究科 研究生(在学生用)出願受付
学内ユーザ(2024年度に研修生でかつ、RAINBOWID、パスワードがわかっている方)
https://cw.ritsumei.ac.jp/campusweb/SVA40D0.html?key=LNG20241209160318732861431

2025年度先端総合学術研究科 研究生(登録会員)出願受付
登録会員(今回から新規に申し込む方、あるいは、2024年度研究生でRAINBOW IDが不明な方)
https://rw.ritsumei.ac.jp/survey/guest/SVA4FD0.html?key=LNG20241209102547586861731

オンライン出願がむずかしい方は、
要項・願書を衣笠独立研究科事務室まで取りに来ていただき、
必要事項を記入して証明写真と合わせて
窓口提出、あるいは郵送での提出をお願いいたします。

出願受付場所・時間

オンライン出願の方は上記時間までに入力をお願いいたします。
持参の場合は上記日時まで、郵送の場合は上記日時必着で提出してください。

ご不明な点がありましたら、
〒603-8577
京都市北区等持院北町 56-1
立命館大学衣笠独立研究科事務室
TEL: 075-465-8348(月~金:9:00-17:30)
E-mail: doku-ken@st.ritsumei.ac.jp
までお問い合わせください。

フランス現代思想研究会

フランス現代思想研究会 

<公開研究会テーマ>
ドゥルーズ+ガタリのマイナー文学的戦略から問う人文知の「出口」

<開催日時・会場>
【第一弾:思想編】

2023年11月5日(日)13:00~16:00(開場:12:30)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 究論館 プレゼンテーションルーム
ゲスト講師:小林卓也氏(ソトのガクエン代表)
講演「知と実践を(再び)結びつけるもの ——ドゥルーズ+ガタリ『カフカ』的マニエリズムから」

【第二弾:創作編】
2023年11月25日(土)13:00~16:00(開場:12:30)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 究論館 プレゼンテーションルーム
ゲスト講師:髙橋耕平氏(アーティスト)
講演「切断のあとで ——2000年代の自作をめぐって」

<公開研究会のコンセプト>
【第一弾:思想編】

 冷戦が終焉した以降の世界では、人文知は実践的な価値を見失い、現代ではもはや役に立たない単なる「知識」に落ちぶれてしまったと言っても過言ではないでしょう。そのような現代的な状況の中で、それでも人文系を志してしまった者は、このような時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索しなければなりません。

 つまり、私たち大学院生は、「博士論文を書く」という目標をクリアするだけにとどまらず、「その研究内容を社会にどのように還元するか」を考えることが求められているわけです。

 そのような時代状況の要請に応えるのはもちろんのことですが、さらに私たちが所属しているのは一般的な大学院ではなく、「先端総合学術研究科」です。したがって、一般的な大学で行われているような、研究テーマとなる分野の専門的かつ最新=「先端」の情報に精通するだけでなく、情報を領域横断的=「総合」的に判断する能力を鍛え、さらにそこから新たなフロンティア=「出口」(D+G『カフカ』でキーワードとなる語です)を開拓し、社会的な実践を思考することが、ここ、「先端」「総合」学術研究科では求められているわけです。

 では、そのような「出口」を見出すにはどうしたら良いのか。
 今回の公開研究会第一弾では、ドゥルーズ研究者として現在は京都産業大学で教鞭を執りつつも、その「ソト」で、私塾「ソトのガクエン」を運営している小林卓也さんをお呼びし、自身の「出口」である私塾の活動と、研究の関係性についてお話ししていただきます。その上で全体討議として、これまでに研究会で行った『カフカ』の議論をもとに、「自身の研究成果を社会的に役立つ形でどのように活用していくのか」という問題を、さらに深掘りします。

【第二弾:創作編】
 ドゥルーズとガタリは『カフカ』において、カフカの創作について議論しており、特に、(例えばラカンにおける「ファルス」のような)特権的な意味作用から逃走すること、つまりは、(芸術)作品に対して一つの固定的な解釈を生み出そうとするあらゆる試みを妨害することがひとつのテーマになっています。

 ドゥルーズとガタリによれば、カフカ作品というのは、例えば「カフカ=不条理文学」といったレッテルを貼り、一義的に解釈することを求めているのではないと言います。そうではなく、カフカ作品が私たちに提案しているのは、むしろ「解釈」という凝り固まった意味作用の結びつきをほどき、新たな「地図」を見つけ出す実験をしている(=「マイナー文学」と呼ばれます)と言うのです。

 このドゥルーズとガタリのカフカ読解から、本研究会で議論になったのは、カフカのような「一義的な解釈や意味作用からの逃走」という実践は、カフカ以外であればどのようなものが当たるのか? また、この戦略というのは実際にはどのように応用可能か?ということです。ここでは特に、時間芸術である映像作品に着目し、議論しました。

 そこで、今回の公開研究会第二弾では、京都を拠点に活動するアーティストの高橋耕平さん(映像を反復・複製することから発生するズレをテーマにした作品で知られる)をお呼びし、高橋さんのご自身の作品や、創作活動のプロセス等についてレクチャーをしていただきます。その上で、これまでの研究会で行ってきた『カフカ』の議論をまとめて発表し、カフカ以外の「マイナー文学的戦略」として、現代ではどのような「創作」が可能なのか、実際の芸術実践の側面から探ります。

〇参加申込
イベント当日までに下記フォームから参加の申し込みをお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnFb2lQ05x98syHyLMMB6_6Da-GkAVkbbSAVz1C_MPdZGA4Q/viewform

〇主催
立命館大学大学院 先端総合学術研究科 「フランス現代思想研究会」
問い合わせ:北村公人
gr0583pr@ed.ritsumei.ac.jp

フランス現代思想研究会(2023年度)

院生代表者

  • 北村公人

教員責任者

  • 小泉義之

概要

本研究プロジェクトの目的は、フランス現代思想に関する文献を用いた購読会を通じて、分野の知見を深め、研究者としてのスキルアップを目指すことである。具体的な内容としては、2023年6月から2023年2月にかけて、関連研究を行うメンバーによる月例の研究会を実施し、文献の購読とレジュメ作成を行ない、発表形式で購読会を進めていく。さらに、秋学期以降は公開研究会を開催し、フランス現代思想を専門とする講師を招聘し、より専門的な講義とディスカッションを行う。
本研究プロジェクトの意義は、以下の通りである。
1. フランス現代思想分野における知見の深化:文献の購読とディスカッションを通じて、フランス現代思想の理論やアイデアについてより深い理解を得ることができる。
2. 研究者としてのスキルアップ:レジュメ作成や研究発表を通じて、研究方法や論理的思考力など、研究者として必要なスキルを向上させることができる。
3. 学外講師との交流:公開研究会を通じて学外の専門家と交流し、専門的な知識や視点を得ることができる。

活動内容

フランス現代思想研究会

<公開研究会テーマ>
ドゥルーズ+ガタリのマイナー文学的戦略から問う人文知の「出口」

<開催日時・会場>
【第一弾:思想編】

2023年11月5日(日)13:00~16:00(開場:12:30)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 究論館 プレゼンテーションルーム
ゲスト講師:小林卓也氏(ソトのガクエン代表)
講演「知と実践を(再び)結びつけるもの ——ドゥルーズ+ガタリ『カフカ』的マニエリズムから」

【第二弾:創作編】
2023年11月25日(土)13:00~16:00(開場:12:30)
会場:立命館大学 衣笠キャンパス 究論館 プレゼンテーションルーム
ゲスト講師:髙橋耕平氏(アーティスト)
講演「切断のあとで ——2000年代の自作をめぐって」

<公開研究会のコンセプト>
【第一弾:思想編】

冷戦が終焉した以降の世界では、人文知は実践的な価値を見失い、現代ではもはや役に立たない単なる「知識」に落ちぶれてしまったと言っても過言ではないでしょう。そのような現代的な状況の中で、それでも人文系を志してしまった者は、このような時代の変化に応じてサバイバルする方法を模索しなければなりません。

つまり、私たち大学院生は、「博士論文を書く」という目標をクリアするだけにとどまらず、「その研究内容を社会にどのように還元するか」を考えることが求められているわけです。

そのような時代状況の要請に応えるのはもちろんのことですが、さらに私たちが所属しているのは一般的な大学院ではなく、「先端総合学術研究科」です。したがって、一般的な大学で行われているような、研究テーマとなる分野の専門的かつ最新=「先端」の情報に精通するだけでなく、情報を領域横断的=「総合」的に判断する能力を鍛え、さらにそこから新たなフロンティア=「出口」(D+G『カフカ』でキーワードとなる語です)を開拓し、社会的な実践を思考することが、ここ、「先端」「総合」学術研究科では求められているわけです。

では、そのような「出口」を見出すにはどうしたら良いのか。
今回の公開研究会第一弾では、ドゥルーズ研究者として現在は京都産業大学で教鞭を執りつつも、その「ソト」で、私塾「ソトのガクエン」を運営している小林卓也さんをお呼びし、自身の「出口」である私塾の活動と、研究の関係性についてお話ししていただきます。その上で全体討議として、これまでに研究会で行った『カフカ』の議論をもとに、「自身の研究成果を社会的に役立つ形でどのように活用していくのか」という問題を、さらに深掘りします。

【第二弾:創作編】
ドゥルーズとガタリは『カフカ』において、カフカの創作について議論しており、特に、(例えばラカンにおける「ファルス」のような)特権的な意味作用から逃走すること、つまりは、(芸術)作品に対して一つの固定的な解釈を生み出そうとするあらゆる試みを妨害することがひとつのテーマになっています。

ドゥルーズとガタリによれば、カフカ作品というのは、例えば「カフカ=不条理文学」といったレッテルを貼り、一義的に解釈することを求めているのではないと言います。そうではなく、カフカ作品が私たちに提案しているのは、むしろ「解釈」という凝り固まった意味作用の結びつきをほどき、新たな「地図」を見つけ出す実験をしている(=「マイナー文学」と呼ばれます)と言うのです。

このドゥルーズとガタリのカフカ読解から、本研究会で議論になったのは、カフカのような「一義的な解釈や意味作用からの逃走」という実践は、カフカ以外であればどのようなものが当たるのか? また、この戦略というのは実際にはどのように応用可能か?ということです。ここでは特に、時間芸術である映像作品に着目し、議論しました。

そこで、今回の公開研究会第二弾では、京都を拠点に活動するアーティストの高橋耕平さん(映像を反復・複製することから発生するズレをテーマにした作品で知られる)をお呼びし、高橋さんのご自身の作品や、創作活動のプロセス等についてレクチャーをしていただきます。その上で、これまでの研究会で行ってきた『カフカ』の議論をまとめて発表し、カフカ以外の「マイナー文学的戦略」として、現代ではどのような「創作」が可能なのか、実際の芸術実践の側面から探ります。

〇参加申込
イベント当日までに下記フォームから参加の申し込みをお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScnFb2lQ05x98syHyLMMB6_6Da-GkAVkbbSAVz1C_MPdZGA4Q/viewform

〇主催
立命館大学大学院 先端総合学術研究科 「フランス現代思想研究会」
問い合わせ:北村公人
gr0583pr@ed.ritsumei.ac.jp

成果及び今後の課題

 2023年度の課題としては、研究会の議論が、「フランス現代思想」を研究する者の中だけで終わってしまったことである。今後は、先端研に所属する、多様なバックグラウンド、そしてさまざまな研究を行っている院生とのコミュニケーションを強化していき、多角的な視点を得ながら、本研究会の掲げる目標(フランス現代思想と社会との接点を見出すこと)を達成していきたい。
 また、2023年度に実施した月例の研究会、公開研究会で得られた成果を、(院生プロジェクト「C:成果発信型」に申請し)「フランス現代思想研究会機関誌」(仮)としてまとめ、その成果を発信する予定である。

構成メンバー

北村 公人
立川 宗一郎
徳永 怜
濱中 健太
蛭間 直人

院生プロジェクト「フランス現代思想研究会」の成果発信

『動向』」

新たな「出口」を切り開く一冊

院生プロジェクト「フランス現代思想研究会」にて、2023年度に開催した2つの公開研究会が、完全収録された冊子として登場しました。その名も『動向』。

思想と創作の交差点で生まれた議論の記録が、この一冊に凝縮されています。

本誌の中心的なコンテンツとなるのは、2023年度のテーマ「ドゥルーズ+ガタリのマイナー文学的戦略から問う人文知の『出口』」に基づき開催した二つの公開研究会の記録です。

第一弾の思想編では、ソトのガクエン代表:小林卓也氏を迎え、人文知が現代社会で持つ可能性を議論しました。第二弾の創作編では、アーティスト:髙橋耕平氏をお招きし、創作と思想の交差点で、芸術の中に潜む「マイナー文学的戦略」を探りました。

本誌の最後には、研究会メンバーによる『カフカ』の要約と考察を掲載しています。

これらの試みを通じて、思想の「実験」から「出口」への道筋を共有できればと思います。読者の皆様が本誌を通じて、新たな思索の扉を開き、それぞれの「出口」を穿つきっかけとなることを心より願っております。

目次

  • ouverture
    北村公人:「フランス現代思想研究会」と『動向』について
  • 思想編
    小林卓也:「知と実践を(再び)結びつけるもの —ドゥルーズ+ガタリ『カフカ』的マニエリズムから」
  • 創作編
    髙橋耕平:「切断のあとで —2000年代の自作をめぐって」
  • 研究会メンバーによる『カフカ』要約
    濱中健太:「出口に辿り着くためには —2023年度の活動を通じて」
    北村公人:「倒錯的なオイディプス —『父への手紙』と『審判』における「出口」」
    立川宗一郎:「マイナー文学の創出と叫びの残響 —ロートレアモンからフリー・ジャズへ」
    徳永怜:「「法の超越性」から「欲望の内在性」へ」
    蛭間直人:「批判ではなく、実験を」
  • 執筆・登壇者一覧
  • 編集後記

頒布情報

『動向』は、2025年2月22日(土)に開催される「フランス現代思想研究会」のイベント「カウント・イン ミシェル・フーコーの『安全装置』と現代」にて、無料で35部限定頒布します。

先着5名にはオリジナルクリアファイル付き。

ぜひ会場に足をお運びいただき、この貴重な冊子を手に取ってください。

今後の入手方法

イベント以降の入手については、個別にご連絡ください。
お問い合わせは以下のアドレスから直接メールにて承ります。

北村公人:
gr0583pr@ed.ritsumei.ac.jp

活動歴

2023年度の活動はコチラ
2024年度の活動はコチラ

院生プロジェクト身体論・空間論研究会「言語・イメージ・ゆるい身体」

・イベント名 「言語・イメージ・ゆるい身体」
 ・講師 橋本一径
早稲田大学 文学学術院 文化構想学部教授。専門は表象文化論。論文に「最初で最後の写真論?——ロドルフ・テプフェールの「ダゲール板について」(一八四一)をめぐって 」(『美術フォーラム21』第47号 2023年6月号)。編著に『アニメ的人間:インデックスからアニメーションへ』(新曜社)。

 ・日時 2月8日(土) 13時〜15時15分

 ・場所 究論館プレゼンテーションルームB・C

 ・参加方法 対面(事前申し込み不要)

 ・使用言語 日本語

 ・タイムスケジュール
   13:00- 開会・趣旨説明
   13:05- プロジェクトメンバー発表(60分)     
   14:05- 休憩(5分)
   14:10- 講師によるコメント(30分)
   14:40- ディスカッション(30分)
   15:10- 閉会

 ・主催 身体論・空間論研究会

院生プロジェクト映画理論・映画テクスト研究会「ポストヒューマンと21世紀のゾンビ映画」

「ポストヒューマンと21世紀のゾンビ映画」
講師:福田安佐子
日時:1/17(金) 16時〜17時30分
場所:創思館303・304
参加方法:対面(事前申し込み不要)
使用言語:日本語

タイムスケジュール
16:00~17:00 福田安佐子「ポストヒューマンと21世紀のゾンビ映画」
17:00~17:30 質疑応答(その後、懇親会を予定しております)

講師/福田安佐子
国際ファッション専門職大学国際ファッション学部助教。専門は、ホラー映画史、表象文化論、身体論。単著に『ゾンビの美学:植民地主義、ジェンダー、ポストヒューマン』(人文書院)、共訳書にブライドッティ『ポストヒューマン』(フィルムアート社)、クロンブ『ゾンビの小哲学』(人文書院)がある。

主催:映画理論・映画テクスト研究会

院生プロジェクト「ゲーム研究基礎文献講読会」『ルールズ・オブ・プレイ―ゲームデザインの基礎』

 【日時】 2024年1月11日(土)15:00-18:00 【参加方法】 以下のGoogleフォームから必要事項をご記入いただくことで、参加予約となります。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeFFZsHyHSo4yxehLIAnshIOVYrnjQW6PgY9qXIqCEUjJAKwA/viewform?usp=dialog 	 1/11(土)山本貴光先生講演会 参加申し込みフォーム docs.google.com 【開催方法】 オンライン開催 (Googleフォームに記入いただいたメールアドレスに、参加用のURLを送付します) 【講演者】 山本貴光(文筆家、ゲーム作家、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授) 【参考文献】 ケイティ・サレン, エリック・ジマーマン著, 山本貴光訳(2019)『ルールズ・オブ・プレイ―ゲームデザインの基礎』ニューゲームズオーダー. 【講演内容】 ・『ルールズ・オブ・プレイ』の意図と枠組みと中心概念(Unit1を中心に) ・『ルールズ・オブ・プレイ』はいま、どんな意義をもっているか  ・ゲームで遊ぶとき、何が起きているのか(Unit3「遊び」に関連した検討) ・『ルールズ・オブ・プレイ』を拡張・改訂するとしたらどうするか 【主催】 立命館大学大学院先端総合学術研究科院生プロジェクト「ゲーム研究基礎文献講読会」 【お問い合わせ】 木村亮太 gr0583ee@ed.ritsumei.ac.jp

【日時】
2024年1月11日(土)15:00-18:00
【参加方法】
以下のGoogleフォームから必要事項をご記入いただくことで、参加予約となります。

1/11(土)山本貴光先生講演会 参加申し込みフォーム
【開催方法】
オンライン開催
(Googleフォームに記入いただいたメールアドレスに、参加用のURLを送付します)
【講演者】
山本貴光(文筆家、ゲーム作家、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授)
【参考文献】
ケイティ・サレン, エリック・ジマーマン著, 山本貴光訳(2019)『ルールズ・オブ・プレイ―ゲームデザインの基礎』ニューゲームズオーダー.
【講演内容】
・『ルールズ・オブ・プレイ』の意図と枠組みと中心概念(Unit1を中心に)
・『ルールズ・オブ・プレイ』はいま、どんな意義をもっているか
・ゲームで遊ぶとき、何が起きているのか(Unit3「遊び」に関連した検討)
・『ルールズ・オブ・プレイ』を拡張・改訂するとしたらどうするか
【主催】
立命館大学大学院先端総合学術研究科院生プロジェクト「ゲーム研究基礎文献講読会」
【お問い合わせ】
木村亮太 gr0583ee@ed.ritsumei.ac.jp