ＪＲ西日本　青春１８きっぷ２４・夏を使って老いも若き山陽本線 宮島・広島市街をぶらぶら歩き旅ー４

９/５（木）　「柳井駅」まで戻って来ました、

毎日が猛暑続きで旅の辛さを感じます…、やはり６０を超えると急に体のガタが来るのは本当のようです？…。
懐かしい駅舎をしっかりと目に焼き付けておきます。

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１番線ホームから山陽本線上り普通 １４：４７発 岩国行に乗車します、

地方の駅舎の待合室はベンチだけなので涼むことが出来なくて困ります？…、ＪＲさん猛暑続きの夏はエアコンの設置をお願いします！、でないと熱中症に成ります。

周防大島への玄関口である「大畠駅」に停車中です、

瀬戸内・海の見える駅として昭和４０年頃から鉄っちゃんには人気の駅でした。

また、当時は大島へ渡る旧国鉄連絡船もあり駅前周辺は賑やかでした。

発車して直ぐ右手に観える大島大橋です、

旧道路公団が昭和５１年に開通させた有料道路橋で、それに伴い大島連絡船も廃止されましたが、何度か乗船しました。
今では珍しい連続トラス橋工法で景観とマッチしてます。

瀬戸内の穏やかな海の青さが広がる車窓です～、

神代から由字間は海岸ギリギリを走行するので山陽本線一の海の車窓かも知れません。

瀬戸内を貨物船が行く車窓です～、

広島湾を含む瀬戸内は大小様々な島々が多く、どこを訪れても絵に成るような美しい景観です。

岩国の手前「南岩国駅」に着きました、

背景に蓮田が広がる駅として有名です、先月までなら蓮の花が咲いてそれは綺麗だったことでしょう！。

下りホームから観えるのは一面の蓮田が広がる景色です～、

蓮田の中に家屋が埋もれてるほど広大な土地に作付けされてる岩国蓮根の生産量は全国でもトップクラスを誇るブランド野菜として有名です。

岩国で乗り換えて１５：４５に「宮島口駅」着きました、

駅に降り立つのは柳井同様に４０年ぶりでしょうか？…、昭和３９年築の駅舎も旧国鉄時代のスタイルを踏襲する懐かしさです。

地下道を超えて桟橋周辺は整備されて一新です！、

「広電・宮島口駅」は随分と変貌しました？～、令和４年に移転開業した大屋根の開放的なデザインが洒落てます。

桟橋も随分と立派な「宮島旅客ターミナル」に変貌です？、

デザインも機能的にも今までとは全く異なったコンセプトで設計・施工されたのでしょう。
やはり開放的な印象を受けるのはインバウンドを意識した意匠かなぁ？。

色分けされた「ＪＲ西日本宮島フェリー」乗り場です、

且つての旧国鉄時代の宮島連絡船としての宮島航路を継承するものです。
運賃は１８きっぷなので無料ですが入島時に宮島訪問税￥１００が必要です。

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「みやじま丸」は両頭双胴船の３階建て２５０ｔとコンパクト！、

１階から乗船してそのままバリアフリー客室は広くてエアコンも効いて快適です！。

乗船客は大半が２階３階のデッキへ上がり記念写真を撮影します。

進行方向右側に厳島神社「大鳥居」が観えて来ました～、

ＪＲフェリーのみ大鳥居に接近する便を運航しているので、海上からのツーショットが楽しめるのは一見の価値ありです。

大鳥居が少しづつ近くに観えて来ます～、

潮が引いた砂の上を歩きながら大鳥居を観る為か観光客が多く観てとれます！。

ふと思い出したのがフランスのモンサンミシェル？…違うかなぁ？。

高台にある五重塔と豊国神社・大経堂が観えます、

名の通り秀吉を祀る神社ですが個人を祀る神社にはご利益があるとは思えないのですが？…。

１０分のクルージングで「宮島桟橋」に着きました、

厳島神社には関心が無いのでパス！、でこのまま桟橋内で折り返し乗船します。

宮島口行の乗船客は通勤ラッシュ並みの長蛇の列でした。

帰りは逆の景色を愉しみましょう！～、

もう一社運航する「宮島松大汽船」のフェリー伊都岐はデザインが素敵ですね。

行は宮島フェリーで、帰りは松大汽船ですれば乗り比べが出来ますよ。

後から来たのはフェリー宮島です、

松大汽船は広電グループなので広島市内から宮島観光をするならお得な乗車券を利用すれば路面電車・フェリー・ロープウェイと割引でお得に利用が出来ます。

暑い中「宮島口駅」に戻って来ました、

３番線ホームから山陽本線上り普通 １７：００発 西条行に乗車します、

岩国から全て２２７形電車、愛称ＲｅｄＷｉｎｇに転換されたんですね？…、なので広島地区には１１５形黄色電車は消滅しました。

１７：２８「ＪＲ広島駅」に着きました～、

駅構内が随分と新しく成りました？、さすがに中四国地方一の都市・広島です。

本日の普通乗車券￥４０７０なので￥２０６０もお得な列車の旅でした！。

好いタイミングで休憩場所を見つけました！、

「ハースブラウン広島駅店」というベーカーリーでイートインも在るのでベスト！、取り敢えず喉の渇きと小腹が空いたので何かいただきましょう！。

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パンの種類が多くて迷ってしまう？…、

で餡子に負けて広島あんぱんと珈琲の組み合わせにしましたが￥６００ほどです。

ただのあんパンではなくホイップクリームがいっぱい入って旨い！、満足です。

構内２階に在る「広島駅総合観光案内所」です、

本日と明日の情報を仕入れる為に立ち寄って行きますが、観光都市だけあってスタッフの皆さんも手慣れたものです。

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今夜の宿は徒歩で５分ほど「ＴＲＵＳＴ ＨＯＴＥＬ」です、

全国的にチェーン展開するＴＲＵＳＴは大都市傾向のようですが、新幹線口にはＢ・Ｈが密集乱立状態で、特にオーバーツーリズムで価格は上がるばかりです。

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１階のロビーは思ったよりもコンパクトです？…、

間接照明で落とされた中に最小限のソファーとテーブルに書籍が並べられていました。

フロントもコンパクトな造りで中国人スタッフでした？、

全てタッチパネルによるセルフチェックインで支払いもカードやＱＲコードです。

完了すればルームカードキーが出て来て終了と言う優れものでした。

各階段前のスペースを利用した「イートインコーナー」？、

電子レンジ・給湯ポットが用意されイスとテーブルでいただくことに成っていますが落ち着かいない雰囲気でした？…。

２階は「キャビンルームフロアー」で禁煙です、

アコーデオンカーテンのドアですがこれが煩くて睡眠を邪魔をします？…、また、壁や廊下の造りが粗悪なのか至るところの音をひらってしまい寝不足に成ります…。

「スタンダードキャビンルーム下段」です、

コンパクトながらデザイン的にも悪くは無いですが音に関してだけは駄目でした！。
奥の壁際に在るのはテーブルでは無く鍵付きロッカーで上から出し入れする使い勝手が悪いのもでした。

ベッドルーム内は足元に大型液晶ＴＶが設置、

イヤホンで聞くタイプで無料ＤＶもありますが内容は今一で見なかったです？。

Ａ/Ｃはよく効いてるので寝る際にはダウンは必要でした。

枕元にはコンセントやティッシュが置けるので小物も大丈夫です、

ベッドはサイズ的には幅も広くて余裕ある大きさでクッションも固めで良いです。

但し、何度も言いますが周囲の音をひらうので耳栓をしても雑音で目が覚めました。

タオル・館内着とアメニティ・紙スリッパが用意されてます、

ですがロッカーが無いので冬に利用の際はコートなどがかさ張る事が間違いなしですね？。
それなりの工夫がどうしても必要と成りますので難しい選択です？。

同フロアーの「トイレ＆シャワールーム」です、

ご覧の通りトイレを利用すればシャワールームは使用不可なので逆も含めて順番待ちがありますね？。

地下１階に在る「ランドリーコーナー」です、

毎日大量に汗を掻くのでＴシャツや下着などが手洗いでは追い付かいないので本日まとめてコインランドリーを利用しました。
洗濯１ｋｇと乾燥機で最小の￥４００で時間が９５分でした。

同フロアーの「男女別の大浴場」です、

大浴場が在るだけで選択の順位がアップしますからね！～、昨今はキャビンルールでも増えて来ました。
貴重品・金庫のカギは左のロッカーを使用します。

脱衣場と洗面台も清潔に管理されてます、

がアメニティは一切用意されて無いのでフロントで頂く事を忘れないように！。

浴室もコンパクトでシンプルです、

浴槽には大人４名ぐらいで洗い場は５名分のカランが有りました。温泉では無く沸かし湯です。
しっかりと浸かって汗を掻いて全身をほぐすようにマッサージします。

９/６（金）　昨夜は周囲の音漏れ状態で何度も目が覚めて寝不足です…、

無料朝食は１階のレストランでいただきます～、期待はしていませんでしたが意外にも味は普通に美味しくてびっくりしました！？。

メニューの品数は少ないです、

がどれも手作りで味が美味しいです！、朝カレーもレトルトですが味付けがされて半熟目玉焼きと絡めれば実に旨いです！。

食後の珈琲で〆て終わりなのです、

が皆さんが手作りプリンを何個も取っているので試しにいただけば美味しい？～、家庭の手作りの味がそのままでカラメルソースもしっかりと２個いただきました。

８時にチェックアウトしました、

全景ですが洒落たデザインの外観で５階建てと随分とコンパとだったようです。

次回はキャビンは不可でシングルタイプを利用すればいい宿かもしれませんね。

ＪＲ広島駅から２駅で「向洋駅」に着きました、

駅構内も駅前も工事中でしたが駅舎は当時から変わらない昔のままです。

マツダ本社の最寄り駅なので通勤時はラッシュで混雑しました。

混雑する社員さんの後に付いて「マツダ本社」です、

広いお客様駐車場も完備して、県道沿いには向洋駅前バス停も在るのでアクセスは便利です。

では本社受付で「マツダミュージアム」のチェックインをします、

ミュージアムは完全予約制なので予めＨ/Ｐでの予約が必要と成ります。

ロビーには無料コインロッカー・トイレ・カフェなどが用意されていました。

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出発までの時間はショールーム内を拝見します～、

一番目を惹くのが”ＭＡＺＤＡ ＩＣＯＮＩＣ ＳＰ”の展示車ですね！、旧東京モーターショーで発表された２ロータリーエンジン搭載のコンセプトカーです。

流れるようなデザインがマツダらしいフォムル！、

将来的には水素燃料で走る車へと技術革新が進むんでしょうか？。個人的には電気自動車の将来性は無くヨーロッパをみればその答えが出てますね？。

本社前出発の送迎バス９：１５発に乗車します、

車内ではガイドの社員さんから色々と説明や案内を聞きながら楽しく進みます。

本社・広島工場内の私道から私設大橋を渡り宇品工場内まで２０分ほど走ります。

「マツダミュージアム」は宇品工場内に在りました。

エントランスで各ＺＯＮＥ１～１０まで判り易く展示やガイドさんから説明があり判り易いです（一部のＺＯＮＥは割愛してます）。
では、ここからが本番で企業博物館としての本領発揮です！。

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ＺＯＮＥ１ものづくり精神の原点～、

創業者・松田重次郎氏はコルク製造から削岩機へ、そして昭和６年に記念すべき第１号の三輪トラッック・マツダ号ＤＡ型を発表します。

タンクの３ダイアモンドは三菱商事と販売契約を締結した為と聞きました。

昭和１３年には７車種目の三輪トラックＧＡ型がスタート！、

緑色に塗装した計器盤から”グリーンパネル”の愛称がつけられオート三輪では同社最大のヒットとなりました。
当時にしては斬新で最先端の技術と技がつまったもので今見ても格好良いです！。

戦後復興期の昭和３１年にマツダＧＲＴＢはスタイルが一新です、

整ったフロントマスクのキャビンと後部に荷台が付き三輪ながら自動車らしいスタイルと２トンカラーが憎いです。

子供ながら乗りたくて近所の親父さんに駄々を捏ねたことを覚えています。

ＺＯＮＥ２・３総合自動車メーカーへの躍進～、

東洋工業（当時は）は乗用車市場への進出にあたり軽自動車から高級セダンまでのラインアップを計画拡充するピラミッドビジョン商品戦略があったそうです。

昭和３５年Ｒ３６０クーペが登場します、

乗用車市場への進出を果たす第１号車となった軽自動車で国産車初のクーペを名乗った車で当時の価格は３０万円でした。

このフロントマスクが笑顔の様で可愛いでしょう！、

近所にモータープールが在って子供の頃に勝手にニコちゃん車って呼んでました。

週末に成ると買い物へ行かれる際に車内を見せて乗せて頂いた思い出があります。

昭和３７年キャロル３６０（後期型）セダンで登場です、

前期型の２ドアからデラックス仕様の４ドアセダンは大ヒットしました。

リアエンジンにボンネットトランク、ノッチバックスタイルなど斬新なスタイルです。

昭和３８年商用車のライトバンとしてファミリアバンが登場です、

ライトバンは貨客兼用と言う意味合いで開発され各社鎬を削っていましたね？…、ファミリアはバンよりも今でいうワゴンに近いデザインやスタイルでした。

昭和４１年に初の商用車ボンゴバンは懐かしいです、

キャブオーバースタイルのリアエンジン後輪駆動で現在の軽自動車の全長を長くした程度なので狭い路地でよく見掛けました。
その後、バン・ワゴン・トラックとラインナップされていきますね。

昭和４２年初代・コスモスポーツは当時の憧れでした！、

世界初の実用・量産ロータリーエンジンを搭載した２シーター２ドアクーペはどこから観てもスポーツカーに相応しいデザインで今でも通じます。
また、当時は中央自動車道の警視庁・高速パトロール隊として配属されてました。

昭和５５年の５代目ファミリアはマツダ一のヒット車です！、

発売同時から社会現象を巻き起こすほどの大ヒット作で特に３ドアハッチバックのレッドは若者の心を掴んで陸（おか）サーファーなる流行語まで生みました。
また、映画・幸せの黄色いハンカチで使用されたのは４代目５ドアレッドでした。

ＺＯＮＥ４企業と技術の威信をかけた世界への挑戦～、

ツーリングカーレースで始まったマツダのモータースポーツ活動を紹介。

“飽くなき挑戦”は実用化したロータリーエンジンの実証する重要な使命でしょうか。

マツダ７８７Ｂ優勝マシンが展示されてます、

平成３年に世界の頂点に挑んだルマン24時間レースでロータリーエンジン搭載の世界初、日本メーカーでは初の総合優勝を遂げた大きなニュース・話題に成りました。

ＺＯＮＥ７世界一のクルマを造る技術とデザイン～、

１２年間続いたフォード傘下の時代が終わり、次世代技術”ＳＫＹＡＣＴＩＶと新デザインテーマ・魂動を採用してエンジンもデザインも全車種が一新されました。

ロードスター３０周年記念車・レーシングオレンジが展示中です、

平成３１年に全世界限定で３０００台の為に予約申し込みが殺到したと言われてます？。
私の様に車を移動手段としか思ってない者には一生ご縁が無い車ですね…。

ＺＯＮＥ８人を第一に考えるマツダのモノ造り～、

ＳＫＹＡＣＴＩＶ-Ｇ・-Ｄ・-Ｘと３タイプのエンジンが展示されてます、日本人の探究心はいつの世も飽くなき挑戦があるからこそ今があるのです。

そして、未来永劫日本人に引き継がれるトラデイションかも知れません。

この靴ベラの先端のようなような形は一体何か？…、

新デザインテーマ・魂動を採用した究極のボデイスタイルだそうです…、もしかすれば近い将来はこのような車が街を走行するのでしょうか？…。

ＺＯＮＥ１０人と共に創る～、

１階エントランスホール横には未来志向の試作車が展示され人との共存共鳴を謳い共創でありたい願いが込められているようです。

私も一人のユーザーとしてマツダの”ものづくり”を誇らしく思います。

未来志向のＳＫＹＡＣＴＩＶレーシングカーです、

極限の空陸抵抗を目指せばこのようなスタイルに成るのでしょうか？、マツダの魂動デザイン魂を吹き込むとありました。

最後はお決まりの「ミュージアムショップ」です、

ざっくり見ましたが意外とデザインや色使いが他社よりは洒落て好いですね！。
令和２年に設立１００周年を迎えた企業の思いがぎゅっと詰まった博物館でした。

この後は、広島市街を走る路面電車を追って一日乗車券でスポット巡り ぶらぶら歩き旅ー５へ続きます