竹田城跡のスケールと圧倒的感がすごすぎて言葉にならない
今週のあたまより、「あいたい兵庫」というグルメと観光を中心とした兵庫のキャンペーンで旅費を一部負担していただきまして、兵庫県は朝来市にある「竹田城跡」に行ってきました。すごいすごい、とは聞いていましたが、これは、本気で凄すぎる…いままでいろいろなところに行きましたが、衝撃度は突き抜けているかもしれません。
ということで、書きたいことは色々あるのですが、まずは主に写真で振り返ってみたいと思います。
朝来市ってどこよ?
今回うかがった朝来市はこちら。
京都、大阪、兵庫(の各駅)からちょうど同じくらいの距離なんですよね。ということで、乗り換えは意外なことに京都で行います。
京都からは「特急きのさき」にて。2時間弱くらいの旅です。だから東京からだと4時間ちょっとですね。
新型車両ということで、なかなか乗り心地の良い電車です。
こちらの電車で和田山駅まで行き、その後乗り換えて竹田駅へと向かいます。
ただし、竹田城が最も輝くのは早朝であります。そこで今回は和田山に宿をとり、そこから城跡を攻略することとしました。
今回宿泊をしたのは、戦前から続く伝統あるお宿、有斐軒(ゆうひけん)。
>有斐軒
おかみさんがとても楽しい宿です。インターネット回線が完備されていること、お風呂が24時間好きに入れることなどが特徴ですかね。シンプルな宿ですが、とても人間味がある感じで、僕はこういうところ好きだなあ。しかも城跡を撮影に来たと話していたら、早朝に現地まで車を出してもらえることに…もう完全にサービスですよね。できる日とできない日があるようですが、この手厚いおもてなしは本当に嬉しかったです。
朝5時半から攻める
こちらで有名なものといえば、あたり一体を埋め尽くす重厚な雲海です。山に囲まれた盆地であること、大きな川があること、などの地形的な特徴から雲海が生まれるのですが、これがまた凄まじい景色をつくってくれるわけですね。
で、そんな景色を拝むには、やはり早朝からの攻略が必須です。そこで宿を5時半に出発し、6時前現地到着を目指して送っていただきました。当日宿を出ると、天気はあいにくの雨。撮影スポットは2カ所あるわけですが、そのどちらに行くか悩んでいたところ、宿の方が「今日は竹田城跡に行くのが良さそうだね」と教えてくれたため、そちらに行くことに。結果としてこの選択が大成功となるわけですが、やはり地元の人は違うなと。僕だけだったら、当初の予定通り別の撮影スポット「立雲峡」に行っていたかもしれません。ほんと、助かりました。
駐車場に着くと…真っ暗
さて、こちらの史跡、車で上れるのは中腹まで。残りは2~30分徒歩で登ることとなります(2011現在の話です)。
* S100の高感度で撮影しているので明るく見えますが、実際は懐中電灯必須なレベルで真っ暗です。
で、登ります。登っていると雨がさらに強くなったりして、心が折れそうになります(笑
後からこれも宿の方に聞いたのですが、この地域では「弁当忘れても、傘忘れるな」というくらい、突然の雨が多く、傘はぜったいに持ち歩かなければいけないものであるのだとか。なるほどねえ。
では写真を一気にご覧いただきましょう。はっきりって、もう心は「無」です。
竹田城跡の絶景
絶句。
そうこうしていると、雨も上がり、晴れてきました。あっ、朝日が昇ってくると思ったその時…
わかりますか!?
なんと、虹です。虹がでました!雨上がりの空に朝日で虹が出たんです!こんなことはめったにないとのこと。これは…。この日は雨で多くの人が断念したと他の撮影に来た方が行っていましたが、本当にあきらめないで来て良かった!絶対に行った方が良いとすすめてくれた有斐軒さまさまです!
そして、今度は朝日が来ます。みんなで撮影場所をゆずりあったりして現場は良い雰囲気です。
きた…
雨も降ってきたwとんでもないです。ここは本当にとんでもない。
朝日で急激に表情をかえる山裾。
だんだんと全貌があきらかになってくる城跡。
朝日を楽しめる時間はほんとうに一瞬だけですが、こんなに感動したご来光ははじめてかもしれません。圧倒されすぎてポカーン、としてしまいましたね…。いちおう動画も上げておきます。
本来なら、こういった景色は相当高い山まで登らないとダメなのでしょう。しかし地形的な特徴のおかげで、老若男女を問わずこれる場所にも関わらず、こんな感動を味わえるのです。本当に凄い!
さて、日も昇りきったのであとは無心に撮り続けます。
これが絶景ポイントの天守閣。はしごを6段だけ上る必要があります。
これね。
さて、日が上がってからもここが絶景なのにはまったく変わりありません。
こんな巨大な石垣をどうやって山頂に!?
石垣の先は絶壁。そして絶景。立ち尽くすのもしかたありません。
本当に日本なのだろうか!?
ちなみに、当時のままだそうです。
あんなところにベンチが…。
近づきます。
日本で最も贅沢なベンチのひとつだと思います…。
このサクラの木がシーズンに見事な咲きっぷりとなるとか。
石垣充すぎる…。熊本城はスケールに圧倒されましたが、こちらは立地ですね…。山間に作る城ってちょっと、すごい。
紅葉がもうすこし進んでいたら最高でしたが、今年はまだまだでしたね。例年よりだいぶ遅いそうです。逆に言えば、まだ、これから見ごろが来るわけです。
帰る頃には見事な天気になりました。
おまけ・竹田駅への近道
気がつけばもう8時前!電車の時間を考えると、20分以内に下山しなければなりません。でも通常コースは40分以上みたほうが良さそうだし、どうしたら…そんな時には、足腰に自信のある方向けに近道があります。
こんな道を延々と。
地上との境にはこんな扉が。最初は閉まっているのかと思って絶望しかけましたが、開いてました。この道を通れば近道できます。
駅裏まで来るとこんな美しい街並みが。こちらは寺町通りというそうで、また別途ご紹介します。
途中線路をくぐれる場所があって、ここを通ると駅まで近道となっています。
ほらね。
ということで、竹田城跡を写真で振り返ってみました。様々な場所に行く時って、いろいろと想像を膨らませていくじゃないですか。その期待を300%くらいぶっちぎってくれたなんてのは、初めての経験かもしれません。なお、雲海をおがめるのは秋~冬にかけてだそうです。紅葉もこれからきそうですから、ぜひ、京都の紅葉と合わせてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに今回のレポートには続きがあります。これが「表」の竹田城だとしたら、そちらは「裏」の顔。そちらはまたあらためて。
(追記)
続きの記事ができました。
竹田城跡を立雲峡から眺めるという「裏」の楽しみ方がある【あいたい兵庫】 | [イベントレポート] のエアロプレイン
最後に
今回宿泊したのはこちら。
>有斐軒
今回使用した機材はこちら。
Canon デジタルカメラ PowerShot S100 ブラック PSS100(BK)
TAMRON SP AF17-50mm F2.8 Di II LD Aspherical [IF] デジタル専用 A16
Tokina Fish Eye 10~17mm F3.5~4.5 AT-X107DX C
えっ、この写真群の中にコンデジで撮影したものがあるの!?とか思われてしまいそうですが、ばっちり入っています。どれがコンデジで撮影したものかは、写真それぞれのリンク先へ飛んでいただくか、写真のうえにマウスカーソルを合わせて出てくるテキストを見ていただければ。びっくりしますよ。
ではでは。
あいたい兵庫の記事
> 竹田城跡のスケールと圧倒的感がすごすぎて言葉にならない 【あいたい兵庫】 | エアロプレイン – 雑学ブログメディア
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