昨日の通夜に続いて今日11時から府中の森市民聖苑で檀家さんの葬儀があり、住職として出仕。当山スタッフにクルマで送ってもらった。
葬儀参列者は60人ほどで、収骨までの精進落としに列した方は半分ほどいらした。
私の周りは近しい檀家さんたちだった。共通の知った名前が出てもわかる方ばかりだった。荼毘に付されてから約1時間半ほどだった。その間、外の石のベンチの寒い喫煙所で3人ほどでタバコを吸いながら話していた。30人ほどいる中で、喫煙者は3人ということは1割。税金(たばこ税)をたくさん払っているのに、あちこちで文句を言われると3人の中の一人が言われた。その方は90歳近いのだが、タバコは中学生の時から吸っていると笑っていた。高校の時は、先生が「おい、OO,たばこあるか」と先生が貰いに来たという。今では考えられない話で時代を感じる。
今日の葬儀の仏さまは、お酒は飲んだようだが、タバコは喫っていない。年齢的には私より一つ下で、中学からタバコを喫っているこの方よりもちろん若い。肺癌ではないが不幸にもほかの病気になってしまった。生老病死は思うようにならない基本にある。死は老少不定の言葉があるように、定めはない。
寿命って何だろうなと思う。