まぁ、改めてってことで。
電通消費者研究センターが2007年から2008年の消費キーワードを
「ネタ共振消費~ネタでつながり、ネタではじける」と命名したようです。
昔から日本は「ネタ文化」といわれ、
2ちゃんねるが流行る理由や、
ジャーナリスティックなブログが少ない理由として挙げられていたので、
まあ、至極「いまさら」な命名なんですけどね。
ただ、この「ネタ共振消費」を起こしやすい誘引ポイントも紹介していて、
これは参考になります。
①気持ちよくだまされたいという心理を突く「トリッキーファクト」
②微妙にはずしてある「ずれカワ」
③かつて流行したものに新しさを加えた「物語転生」
④バーチャルな世界でも人のぬくもりを感じさせる「人肌バーチャル」
⑤前向きにやり直したい心理を応援する「懺悔リスタート」
上記が5大誘引ポイントとのこと。
ちょっとネーミング先行で、意味プーなやつがありますが、
「ずれカワ」なんかはわかりますね。
商品開発やプロモーション設計の際には、
こういったポイントを考えていくことが必要だとは思いますよ。
とはいえ、「ネタ」は重宝するのに、
いまいちエンタメ性が低い、わが国・日本。
こうした「ネタ文化」の背景には、
楽しみたい、という欲求ではなく、
みんなとつながっていたい、という寂しんぼ欲求な気がします。
情報元:http://www.dentsu.co.jp/news/release/2007/pdf/2007076-1128.pdf