こんにちは!
いつもブログをお読み頂き
ありがとうございます。
心理コンサルタントの横山ゆかです。
(内観のプロはこんな人)
「人に嫌な態度をとる自分を変えたい」
シリーズでお届けしています。
これまでの内容はこちら↓
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カウンセリングでは
・会社の人に仕事のミスを
少し強い口調で注意された。
本当は謝らないといけないし
ミスしたのは自分の責任なのにムスっとしてしまったり
注意してきた人を敵対視してしまう。
・恋人やパートナーからの
LINEが短文だったり、返信が遅い。
どうせ私はどうでもいい存在なんだと感じ
「なんでそんなにそっけないん!!」と怒ったり
「わたしなんてどうせXXだよ!」と
切れたり、嫌味を言ってしまい、険悪になる。
・お店の人の接客態度が悪かった。
自分の思った通りじゃなかった時。
「その態度感じ悪いんですけど」と文句を言ってしまう。
どんな人と出会っても関係が険悪になったり
お互いに嫌な想いをしたり
後味の悪い結末を迎えやすい...
こんなお話が多いです。
何を隠そう過去の私は
こんなことを繰り返していて
自分を情けなく感じていましたが
人に嫌な態度を取ってしまうと
新たな傷つき体験を生み
余計に自分が嫌いになってしまうし
そんな自分が怖くなり
自分を信じられなくなる。
本当はこっちの方が辛いかも知れません。
もう、人に嫌な態度をとる自分を
変えていきたいですよね。
そうするにはどうすればいいのでしょうか。
前回、前々回で机上のでは
・人への嫌な行動の本当の意味を考えてみる
・人に嫌な態度をとる時には
何かを悪く捉えているため
自分が傷ついていることを素直に認めらり
の2つについて書きましたが、
ところで、あなたは、
このような「よくない言動」を
自分が悪いからと自分の性格の問題とし
自分を責めてはいませんか?
人を傷つけるような嫌な態度をとってしまう。
その行為そのものは反省することが大切ですが
(この反省をしないと
私は悪くない!と開き直りになり
性格が悪くなってしまうので)
ただ自分が悪いと責めるのは、また別のお話。
このため、自分を責めて終わるのではなく
何が原因になっていて
同じことを繰り返さないようにするにはどうしたらいいか
振り返ってしっかり整理することを
忘れないで欲しいんです。
人の言動を悪くとり、嫌な態度をとってしまう
これは、このブログのテーマである
愛着障害の典型的な症状のひとつです。
心の根底に愛着障害を抱えているため
人の言動を悪くとりやすく
さらには思考、感情の整理をすることに
困難さを抱えている状態で
性格の問題とは異なります。
ここであなたにお聴きしたいのは
冷静にみて
あなたが問題だと思っている
人の言動を悪くとり、嫌な態度をとる
そのよくない言動、人との関わり方は
どうやって、身につけたのでしょう?
生まれた時から
そのような言動ではなかったはずです。
例えば、生まれた赤ちゃんや
1,2歳くらいのこどもが
おい、あたしは気分が悪いんだ、どうにかしろ。
すぐに応えてくれないなんて、使えない親だな!
(言葉が汚くてごめんなさい)
って言ったら怖いですよね。
どこでそんな態度、
覚えたんだよ?ってなりませんか?
まだあります。
あなたに子供がいたとして
その子が、幼稚園や学校から帰ってくるなり
あなたを「おい、くそばばあ」呼ばわりしてきたとします。
「どこでそんな言葉遣い、覚えたの!?」
ってびっくりしませんか。
きっと、お友達の影響を受けたんだろうな...
と察しがつきますよね。
そうなんです。
人の言動や起きた出来事を
悪く捉えやすいのは
例えば、普段から自分を否定しているから
人の言動も否定的に捉えやすいなど
愛着障害の影響が出ているのに加え
ものの言い方も、気持ちの伝え方
怒ったり、感情的になってしまうのは
最初なみな
身近にいる親や周囲の誰かをモデルにして学んでしまい
自分の中に取り入れたものを
修正できないまま
ここまで生きてきただけではないでしょうか?
だとしたら、これから「修正」していけば
人に嫌な態度をとる
=否定的な反応を改善していけるのです。
それを上手に整理できないまま
人の嫌な態度をとってしまうとき
それを自分の性格のせいにし
自己責任の問題としているため
余計に自分を否定して
苦しんでいる方は多いです。
でも、本当は違う。
そこには、
そうなってしまった前提が必ずあります。
人の言動を悪くとり、嫌な言動をとってしまうのも
自分の気持ちをうまく表現できないのも
親との関わりや親同士のやりとりを見て
身につけてしまったもの。
人との関わり方やものの言い方
そして、自分との関わり方を含め
「コミュニケーション」の基礎は
こどもの頃にできあがってしまうと言われています。
コミュニケーションは習慣の積み重ね。
習慣は、身を置いている環境や
関わる人で形成されます。
と、いうことは...??
自分の心を穏やかに保ち
周囲の人と良好な関係を築いていくには
すべてを自分のせいにするのではなく
人に嫌な態度を取ろうとしてるな...
と、気づいたら
その前提を探り
本当に性格の問題なのか...
疑問をもって考えてみることが最初の一歩です。
さらに、人の言動を悪くとり
嫌な態度をとることを繰り返しているのなら
そこには
自分の心の中で何が起きているのか
丁寧に整理できない。
「自分がわからない」という問題が隠れています。
このため、自分の心の中で何が起きているのか
振り返って整理する、内観力を高め
感情コントロール力を磨くことが重要で
それを新しい「習慣」としていくだけで
人に嫌な態度をとってしまう自分を改善していけます^^
自分のこころの姿勢や態度が変わると
周囲の人の態度が友好的に変わります。
そうすると、言い合いやケンカが多い
ジェットコースターのような関係ではなく
感情がいつも凪いでいる
居心地のよい関係へ発展していくのです。