今週2/24に、東証からこんなお知らせがまわってきました。
「TDnetにおける財務諸表XBRL提出機能の決算短信(通期)対応延期について」
えぇ~っ、また延期ですかぁ~
んもぅ
しっかりしてちょーよっ
そもそも東証TDnetの財務諸表XBRLファイルの提出機能は、実稼動が遅れに遅れて、ようやく先般の第3四半期(3月期決算企業の場合)決算短信の提出の際に、金融庁のEDINETと同じ財務諸表XBRLファイルでOKという形で、スタートしたばかりです。
■XBRL対応 新TDnet e-Learning
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10194506261.html
それが、舌の根も乾かないうちに、というか、まだ十分XBRLファイルの提出に慣れていないうちから、通期の決算短信におけるXBRLファイルの提出機能を先送りするとは・・・。
まったくあきれかえってしまいます。
東証からのお知らせによると、今回の延期の理由は、2009年1月に金融庁からXBRLファイルのタクソノミ(更新版)が公表されており、これに関するTDnet側のシステム対応が必要となったため、と説明されています。
■金融庁 EDINETタクソノミの更新に伴う各種関連資料(案)の公表について
http://www.fsa.go.jp/search/20090126.html
はぁ~、何だかねぇ・・・。
以前から指摘していますが、もう少し、金融庁と東証とで連携をとっていただけないものでしょうか。
結局、振り回されるのは発行会社のほうで、資本市場に対する行政としても、画龍点睛を欠くことになると思うんですが。
で、東証のTDnetのほうはというと、来る4~5月の通期決算短信の公表に当たっては、昨年のとおり、財務諸表はPDFファイルで提出ということになるのだそうです(サマリー情報については、これまでどおりXBRL提出)。
サマリー情報というのは、決算短信の1~2ページ目の部分でして、これは東証が独自に求めているものですから、TDnetの中だけの世界なので、金融庁の意向は関係ありません。
そして、TDnetのXBRL財務諸表の提出機能については、2009年の夏頃にお知らせします、ということだそうです。
少しでもスムーズなTDnetの改訂を望みたいですね。
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