伝統の「たたき網漁」始まる 青竹で湖面たたいて魚驚かす コイやフナが刺し網に 若狭町・三方湖
12/1(日) 11:55配信
FBC 福井放送
青竹で水面をたたいて魚を驚かせる=1日午前8時ごろ、若狭町・三方湖
三方五湖のひとつ若狭町の三方湖で1日、水面をたたいて魚を驚かせ、刺し網に追い込む伝統の「たたき網漁」が始まりました。
「たたき網漁」は水面を青竹でたたいて、湖の中に潜む魚を驚かせ、刺し網に追い込む伝統的な漁法で、鳥浜漁業協同組合の漁師が、6隻の船に分かれて共同で漁を行いました。
150メートルにわたって仕掛けられた刺し網には、早速体長50センチほどのコイやフナが掛かりました。
■漁師
「今年の初漁にしてはそこそこ獲れたので良かった。今年もたくさんコイやフナを獲って、観光客や地元の方に食べていただきたい」
「たたき網漁」は来年3月末まで続けられ、水揚げされたコイやフナは若狭町内の料理店などで味わうことができます。
個人の意見
自分も川魚をいただくようになって、厳寒期になって、臭みはなく、脂が乗り、身の締まってコリコリしている食感に「旬の魚は、こういうものか」と驚かされました。海産物の流通により、近年は食べなくなったと言われているコイ類ですが、実に美味しいものです。