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住宅ローンについて | 『未来への日記』

『未来への日記』

『人生の舞台をつくる。』
元住宅会社経営、現在は食品物販・デイサービス経営・民泊&不動産オーナーのブログ

 
このところの住宅ローン金利低下に刺激されてか、全国の住宅展示場では来場される方が増えているそうです。

同じ金額の借り入れをしても、利率が違うと総返済額は全く違います。

2,500万円 35年で借り入れた場合(元利均等分割返済)
利率1%の際の総返済額  29,639,780
利率2%の際の総返済額  34,782,404
なんとその差は5,142,624円となります。

借入は元金(この場合では2,500万円)+利息が総返済額。
従って、同じ金額を借りたつもりでも、利率が違えば返済額は変わります。

『土地や諸費用込みで総額3,500万円までにしておきたい』
このように、よく総額を基準に話をされる方がいらっしゃいます。
しかし今のような超低金利時では、『月々・ボーナスでいくら返すか』というところから借入金を決めた方がよさそうです。

ここでのポイントは2つ。
1.無理はしない
いくら低金利だからと言って、あまり無理をして借入をするのもおススメではありません。将来を考えた計画を練っていくのが良いでしょう。
一般的に安心できる借入金額の準は税込年収の25%まで。
2.低金利時は固定金利or段階金利

低金利はこのまま続かない可能性がありますので、将来金利上昇し家計が苦しくなるのを防ぐため、今の時点で固定金利または段階金利で借り入れ期間中の金利をfix(固定化)させておいた方が安心です。



上の図は過去の金利推移。
1990年には住宅ローンの変動金利が8.50%です。
いまでも『当面は住宅ローン金利は上がらないので、変動でいいんじゃないですか?金利が上がったら固定金利に切り替えればいいんです』という事を言う人もいますが、これは無責任に聞こえるところもあります。

金利上昇局面では、固定化させるタイミングも難しく、変更する際には費用が掛かるケースもあります。最初からよく考えた方が良いですね。