婚活の番組を見たりすると、女性たちがけなげに頑張っているのは分かるのですが、そういう女性を見た男性の9割以上は
「これじゃあアカンわ」
と思っています。
その「アカンさ」は、よく言われるような「相手の地位や年収を気にしすぎる」というものだけでなく「もっと根本的な問題」を抱えている気がするのですが
ただ、それをどうやって説明したらいいのか伝わるのか考えていたのですが
家の近所にお弁当屋さんがありまして
その弁当屋おばちゃんと話していたときに
「これだ!」
と思ったのでそのことを書かせていただきます。
僕はランニングの帰り道に弁当を買っているのですが
ある日、あまりお客さんがいないとき
「今日は風が強いのに大変ですね」
と話かけられて
「いつもどれくらい走るんですか」
と聞かれて
「5キロくらいですかね」
みたいな感じで答えたら
「5キロ!」
と驚いて
「……ってどれくらいですか? 私走らないもので。すみません」
という感じで言われて思わず笑ってしまい、
5キロがたいして長い距離じゃないこと、自分はそもそも身体を動かすことだけを目的に走っていることなど話したら「普段は何してるんですか?」と聞かれたので
「ライターです」
と答えたら
「ええ!?すごい!」
とまた驚いて、そしてその頃にはお弁当の準備が整っていたのでお弁当を渡してくれながら
「私、すごい人にお弁当売ってるんですね」
と言われておばちゃんとの会話は終わり、僕が熟女好きということを差し引いても(この人モテそうだな)と思ったのですが
このおばちゃんの会話をマニュアル化するのであれば
「相手に興味を持って、相手のことをホメる」
になると思うんですよ。
ただ、冒頭に書いた「アカン」女性たちは真面目なのでそのことをそのまま受け取って、ターゲットの男性を前にしたら「この人に興味を持って、相手をホメよう」と考える。
それがダメなのです。
これがもう「不自然」すぎるのです。
では、なぜそれを不自然と感じるのか。
それは、その女性の言葉が「思ったこと」を口にしているのではなく、裏側に「目的」を持った、「ある種のウソ」として発言されており、そこを男性にかぎとられてしまうわけです。
そしてそこでの目的とは「結婚」であり、結婚とは「自分の欲求」であり、つまりは会話で相手をコントロールしようとしていることであり、
それは、服屋で「これ似合いますよ」と言いまくってくる店員に対して気持ち悪く感じてしまうのと同じ原理が働きます。
そして、重要なのは
弁当屋のおばちゃんが「ホメてくれた」ことが大事なのではなく、
弁当屋のおばちゃんの会話が「きわめて自然だった」ということなのです。
だから「すごい」という言い方にも全然いやらしさがなかったわけです。
つまり
婚活している女性は
「ナチュラルでポジティブな会話」
を身につけなければならないのですが
そしてそのことを十分に分かっているのですが
それを身につけるためのマニュアルが、会話をどんどん「目的化」しており、つまりは「不自然」にしており、
彼女たちは本来身につけるべきものから遠ざけているのです。
たとえば
弁当屋のおばちゃんの会話が自然だったのも
●表情に愛嬌がある
●声のトーンが明るい
●周囲に人がいないときに話しかけてきている
●ウソを言わず本音で話している
●ベースにはポジティブな感情を持ち続けている
●会話に慣れているので言葉がよどみなく出ている
etc……
要素に分析するとたくさん存在していて、これらを「意識」しながら実行するということは不可能であり、それよりも会話は「運動」に近いので、訓練しながら身につけていくのが効率的だと思います。
ではどのような訓練が良いかというと
それはまさに弁当屋のおばちゃんが日々実践していることなのですが
「自分のポジションが通用しない場所でのコミュニケーションの機会を増やす」です。
多くの人たちが、自分の肩書の通用する場所や、すでにポジションの確立した場所でコミュニケーションを取っています。
もしかしたら、日本人が、これだけ学歴や一流企業のブランドにこだわるのも
「会話における肩書」を手にいれたいからかもしれません。
その肩書を出せば一目置いてくれる、もっと言えば「ナメられない」印籠を持つことで
会話というのは非常に「楽」になります。
たとえばあなたが「総理大臣」だったら
パーティーに出席にして一言もしゃべらなかったとしてもみんな喜んでくれるでしょうし、
あなたがぽつりと
「このパーティ、いいね」
などと言おうものなら、みんな大喜びしてくれるでしょうし、なんなら
「酔った」
という3文字の発言だけでも
「酔った」⇒「っていうことはこのパーティーが楽しいから酔ったのだ」
という風に解釈され、やっぱり場を和ませることができてしまうのです。
しかし肩書が通用する場所では、同時に、自分のコミュニケーション能力は劣化していると考えていいでしょう。
ただ、
これを読んでいる女性のみなさんが弁当を売るわけにもいかないと思いますので
(ただ、フリーマーケットに参加したり、見知らぬ人に何かを直接売るような機会があればぜひ試していただきたいのですが)
誰でもできる方法として「アウェイのコミュニティーに入る」というのが良いと思います。
会社の違う部署でも、団体でも、何でもいいと思うんですけど、
人が集まるコミュニティーというのは、序列を作ってまとまっているので、新しい人が来ると警戒したり排除する人たちが現れます。
相当強い肩書を持っていない限り「好かれる」ために気遣う部分が多くなり、「自然で好かれるコミュニケーション」を訓練するためには格好の機会となります。
ただ、こう書いてみてふと思ったのが
婚活している女性のみなさんはそれが大事であることに、すでに心のどこかで気づいており
でも、単純に面倒だからしていないだけで
仮に、もしこのブログを読んで友人たちと
「そうなのよ、アウェイのコミュニティーって大事なのよ!」
と盛り上がったとしても
その盛り上がっている場所は
伊勢神宮行きの新幹線の中だったりするんですよね。
「これじゃあアカンわ」
と思っています。
その「アカンさ」は、よく言われるような「相手の地位や年収を気にしすぎる」というものだけでなく「もっと根本的な問題」を抱えている気がするのですが
ただ、それをどうやって説明したらいいのか伝わるのか考えていたのですが
家の近所にお弁当屋さんがありまして
その弁当屋おばちゃんと話していたときに
「これだ!」
と思ったのでそのことを書かせていただきます。
僕はランニングの帰り道に弁当を買っているのですが
ある日、あまりお客さんがいないとき
「今日は風が強いのに大変ですね」
と話かけられて
「いつもどれくらい走るんですか」
と聞かれて
「5キロくらいですかね」
みたいな感じで答えたら
「5キロ!」
と驚いて
「……ってどれくらいですか? 私走らないもので。すみません」
という感じで言われて思わず笑ってしまい、
5キロがたいして長い距離じゃないこと、自分はそもそも身体を動かすことだけを目的に走っていることなど話したら「普段は何してるんですか?」と聞かれたので
「ライターです」
と答えたら
「ええ!?すごい!」
とまた驚いて、そしてその頃にはお弁当の準備が整っていたのでお弁当を渡してくれながら
「私、すごい人にお弁当売ってるんですね」
と言われておばちゃんとの会話は終わり、僕が熟女好きということを差し引いても(この人モテそうだな)と思ったのですが
このおばちゃんの会話をマニュアル化するのであれば
「相手に興味を持って、相手のことをホメる」
になると思うんですよ。
ただ、冒頭に書いた「アカン」女性たちは真面目なのでそのことをそのまま受け取って、ターゲットの男性を前にしたら「この人に興味を持って、相手をホメよう」と考える。
それがダメなのです。
これがもう「不自然」すぎるのです。
では、なぜそれを不自然と感じるのか。
それは、その女性の言葉が「思ったこと」を口にしているのではなく、裏側に「目的」を持った、「ある種のウソ」として発言されており、そこを男性にかぎとられてしまうわけです。
そしてそこでの目的とは「結婚」であり、結婚とは「自分の欲求」であり、つまりは会話で相手をコントロールしようとしていることであり、
それは、服屋で「これ似合いますよ」と言いまくってくる店員に対して気持ち悪く感じてしまうのと同じ原理が働きます。
そして、重要なのは
弁当屋のおばちゃんが「ホメてくれた」ことが大事なのではなく、
弁当屋のおばちゃんの会話が「きわめて自然だった」ということなのです。
だから「すごい」という言い方にも全然いやらしさがなかったわけです。
つまり
婚活している女性は
「ナチュラルでポジティブな会話」
を身につけなければならないのですが
そしてそのことを十分に分かっているのですが
それを身につけるためのマニュアルが、会話をどんどん「目的化」しており、つまりは「不自然」にしており、
彼女たちは本来身につけるべきものから遠ざけているのです。
たとえば
弁当屋のおばちゃんの会話が自然だったのも
●表情に愛嬌がある
●声のトーンが明るい
●周囲に人がいないときに話しかけてきている
●ウソを言わず本音で話している
●ベースにはポジティブな感情を持ち続けている
●会話に慣れているので言葉がよどみなく出ている
etc……
要素に分析するとたくさん存在していて、これらを「意識」しながら実行するということは不可能であり、それよりも会話は「運動」に近いので、訓練しながら身につけていくのが効率的だと思います。
ではどのような訓練が良いかというと
それはまさに弁当屋のおばちゃんが日々実践していることなのですが
「自分のポジションが通用しない場所でのコミュニケーションの機会を増やす」です。
多くの人たちが、自分の肩書の通用する場所や、すでにポジションの確立した場所でコミュニケーションを取っています。
もしかしたら、日本人が、これだけ学歴や一流企業のブランドにこだわるのも
「会話における肩書」を手にいれたいからかもしれません。
その肩書を出せば一目置いてくれる、もっと言えば「ナメられない」印籠を持つことで
会話というのは非常に「楽」になります。
たとえばあなたが「総理大臣」だったら
パーティーに出席にして一言もしゃべらなかったとしてもみんな喜んでくれるでしょうし、
あなたがぽつりと
「このパーティ、いいね」
などと言おうものなら、みんな大喜びしてくれるでしょうし、なんなら
「酔った」
という3文字の発言だけでも
「酔った」⇒「っていうことはこのパーティーが楽しいから酔ったのだ」
という風に解釈され、やっぱり場を和ませることができてしまうのです。
しかし肩書が通用する場所では、同時に、自分のコミュニケーション能力は劣化していると考えていいでしょう。
ただ、
これを読んでいる女性のみなさんが弁当を売るわけにもいかないと思いますので
(ただ、フリーマーケットに参加したり、見知らぬ人に何かを直接売るような機会があればぜひ試していただきたいのですが)
誰でもできる方法として「アウェイのコミュニティーに入る」というのが良いと思います。
会社の違う部署でも、団体でも、何でもいいと思うんですけど、
人が集まるコミュニティーというのは、序列を作ってまとまっているので、新しい人が来ると警戒したり排除する人たちが現れます。
相当強い肩書を持っていない限り「好かれる」ために気遣う部分が多くなり、「自然で好かれるコミュニケーション」を訓練するためには格好の機会となります。
ただ、こう書いてみてふと思ったのが
婚活している女性のみなさんはそれが大事であることに、すでに心のどこかで気づいており
でも、単純に面倒だからしていないだけで
仮に、もしこのブログを読んで友人たちと
「そうなのよ、アウェイのコミュニティーって大事なのよ!」
と盛り上がったとしても
その盛り上がっている場所は
伊勢神宮行きの新幹線の中だったりするんですよね。